2023年10月2日放送スタートの、第109作となるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」
ヒロイン・福来スズ子(花田鈴子)は、「趣里(しゅり)」さんが演じます。「ブギウギ」来週のあらすじ、感想を含めた各週の見どころを紹介します。
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- 「ブギウギ」どんな物語?大筋・全体のストーリー紹介
- 「ブギウギ」次週のあらすじ、各週の見所・感想
- 第1週(2023/10/02~)「ワテ、歌うで!」あらすじ・感想
- 第2週(2023/10/09~)「笑う門には福来る」あらすじ・感想
- 第3週(2023/10/16~)「桃色争議や!」あらすじ・感想
- 第4週(2023/10/23~)「ワテ、香川に行くで!」あらすじ・感想
- 第5週(2023/10/30~)「ほんまの家族や」あらすじ・感想
- 第6週(2023/11/06~)「バドジズってなんや?」あらすじ・感想
- 第7週(2023/11/13~)「義理と恋とワテ」あらすじ・感想
- 第8週(2023/11/20~)「ワテのお母ちゃん」あらすじ・感想
- 第9週(2023/11/27~)「カカシみたいなワテ」あらすじ・感想
- 第10週(2023/12/04~)「大空の弟」あらすじ・感想
- 第11週(2023/12/11~)「ワテより十も下や」あらすじ・感想
- 第12週(2023/12/18~)「あなたのスズ子」あらすじ・感想
- 第13週(2023/12/25~)「今がいっちゃん幸せや」あらすじ・感想
- 第14週(2024/01/04~)「戦争とうた」あらすじ・感想
- 第15週(2024/01/08~)「ワテらはもう自由や」あらすじ・感想
- 第16週(2024/01/15~)「ワテはワテだす」あらすじ・感想
- 第17週(2024/01/22~)「ほんまに離れとうない」あらすじ・感想
- 第18週(2024/01/29~)「あんたと一緒に生きるで」あらすじ・感想
- 第19週(2024/02/05~)「東京ブギウギ」あらすじ・感想
- 第20週(2024/02/12~)「ワテかて必死や」あらすじ・感想
- 第21週(2024/02/19~)「あなたが笑えば、私も笑う」あらすじ・感想
- 第22週(2024/02/26~)「あ~しんど♪」あらすじ・感想
- 第23週(2024/03/04~)「マミーのマミーや」あらすじ・感想
- 第24週(2024/03/11~)「ものごっついええ子や」あらすじ・感想
- 第25週(2024/03/18~)「ズキズキするわ」あらすじ・感想
- 最終週/第26週(2024/03/25~)「世紀のうた 心のうた」あらすじ・感想
- まとめ
「ブギウギ」どんな物語?大筋・全体のストーリー紹介
ヒロイン・福来スズ子の実在モデルは、昭和の人気歌手「笠置シヅ子」さんです。
「ブギウギ」は”ブギの女王”と呼ばれた「笠置シヅ子」さんの激動の人生を元に、フィクションとして描かれたオリジナルストーリーです。
「笠置シヅ子」さんのプロフィール、史実などは以下でまとめています。
「ブギウギ」はヒロイン・福来スズ子(趣里)が、さまざまな人と出会い、”ブギの女王”と呼ばれるスター歌手への階段を登っていきます。
「ブギウギ」の主な舞台は、以下になります。
- スズ子が育った大阪・福島の銭湯「はな湯」
- スズ子が入団する大阪・道頓堀にある「梅丸少女歌劇団(USK)」
- スズ子が生まれた「香川」
- スズ子が上京して入団する「東京・梅丸楽劇団(UGD)」
- 羽鳥善一(草彅剛)とタッグを組み「東京ブギウギ」をリリース
・・・などなど
上記の舞台を中心に、ストーリーは進みます。物語の大筋は以下の通りです。
大正の終わり、大阪・下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫な女の子。鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。生まれ故郷・香川への思い、大阪の華やかなステージ、そして夢を追いかけ東京へ・・・“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていくヒロインの物語。
「ブギウギ」次週のあらすじ、各週の見所・感想
「ブギウギ」翌週のあらすじ、そして放送が終わった時点で見所・私の感想を紹介していきます。
また、「ブギウギ」はUSKレビューショーも見どころの一つなっています。「ブギウギ」では、歌劇音楽「甲斐正人」さん、舞台演出「荻田浩一」さんが担当しています。
第1週(2023/10/02~)「ワテ、歌うで!」あらすじ・感想
今から75年前、戦後の世の中に、人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与えた歌手・福来スズ子(趣里)。歌で日本中をズキズキワクワクさせた、笑いと涙の物語が始まる――。大正15年、大阪市福島にある銭湯の看板娘・花田鈴子(澤井梨丘)は歌うことが大好きな女の子。もうすぐ小学校も卒業。将来は銭湯を継ぐものばかりと思っていた鈴子だったが、歌と踊りを仕事にできる花咲音楽学校のことを知り、受験を決意する。
出典:NHK番組表
シングルマザーとして赤ん坊・愛子(アイ子)を育てながら、ブギの女王として「東京ブギウギ」を披露する福来スズ子の華やかなオープニングから始まります。
一緒にいるのは「茨田りつ子(菊地凛子)」、実在モデルはブルースの女王「淡谷のり子」さんです。
時代は1926年(大正15年)に戻り、幼少期の鈴子(澤井梨丘)が登場!実家は大阪の下町・福島で銭湯「はな湯」を営みます。
鈴子は歌って踊るのが大好きな女の子。「はな湯」の脱衣所でも、銭湯の客を前にして歌を披露します。
幼少期の鈴子演じる「澤井梨丘」さんは、本当に歌が上手な子役さんで、趣里さんにも似ていると話題でした。
小学校卒業後の進路に迷ったスズコは、「歌って踊ってる時がイチバン楽しい」と思い「花咲少女歌劇団」を受験しますが・・・残念ながら不合格。
落ち込む鈴子を父・音吉(柳葉敏郎)が「梅丸劇場」に連れて行き、梅丸少女歌劇団(USK)のレビューショーを観劇。
「サブイボが立った」鈴子は「USK」を入団試験を受けることを決意、ところが、1日試験を間違えていいて・・・
鈴子は母・ツヤ(水川あさみ)と一緒に、USKで熱い想いを直談して見事に歌を披露!林部長(橋本じゅん)からしゃべりの才能?と、歌の才能を認められ、「USK」に入団するのでした。
「ブギウギ」に登場する「歌劇団」と実在モデルについては、以下でまとめています。
第2週(2023/10/09~)「笑う門には福来る」あらすじ・感想
梅丸少女歌劇団に入団した鈴子(澤井梨丘)は、劇団の大トップの大和礼子(蒼井優)の憧れる憧れる。しかし、待っていたのは厳しい規律と稽古。あっという間に新人の同期は3人になってしまう。しかも、同期の仲もよくなくギスギスしている。そんなある日、劇団がついに念願の単独公演を行うことになる。鈴子たち新人にもデビューのチャンスが巡ってきたのだが、デビューできるのは同期3人のうち1人だけだと告げられる。
出典:NHK公式サイト
「梅丸少女歌劇団(USK)」の研究生となった鈴子(澤井梨丘)。先輩の男役トップスター・橘アオイ(翼和希)から厳しく指導され、1ヶ月後に残った同期は鈴子、白川幸子(小南希良梨)、桜庭辰美(木村湖音)の3人のみ。
研究生3人はUSKレビューの化粧や衣装、小道具の準備でてんやわんやのところ、白川幸子が橘アオイの小道具である羽を忘れてしまい・・・
連帯責任で研究生は、練習場の掃除をさせられ、白川幸子と桜庭辰美は激しく対立し、ケンカが絶えません。
レビュー本番が終わっても、練習を続ける娘役トップスター・大和礼子(蒼井優)から「あなたなどうして踊る?その先を考えなさい」と言われ、大和に憧れる鈴子でした。
朝ドラでは幼少期のヒロインが、人生の師となる人物に出会うのが、王道パターンでもあります。「ブギウギ」では、大和礼子になるでしょうか。
そしてついにUSKの単独公演が決まり・・・研究生3人は無事に「水の滴」役をもらうことができ、鈴子は芸名「福来スズ子」で舞台デビューを果たします。(3人も仲良し同期に)
第2週の最後、大人に成長したヒロインは、子役・澤井梨丘さんから、趣里さんにバトンタッチしています。
第3週(2023/10/16~)「桃色争議や!」あらすじ・感想
昭和8年、18歳になったスズ子(趣里)は劇団を脇役として支えていた。同期のリリー白川(清水くるみ)や後輩の秋山美月(伊原六花)らが人気となる一方で、スズ子は自分自身の才能や売りは何なのか迷っていた。そんな折、同じく芽が出ない同期の桜庭和希(片山友希)が、劇団を辞めると言い出す。大和礼子(蒼井優)は必死にみんなをまとめようとするのだが・・・。さらに、会社からは人員削減や賃金削減が通告されてしまう。
出典:NHK公式サイト
スズ子の同期・リリー白川(清水くるみ)や後輩・秋山美月(伊原六花)が「梅丸少女歌劇団(USK)」で人気となる一方で、スズ子は自分の個性に悩みながら葛藤中・・・
尊敬する大和礼子(蒼井優)が演出をする舞台が始まることになり、スズ子は張り切ります。
ところが、スズ子の同期・桜庭和希(片山友希)は「自分の才能の限界を感じ」辞めると言い出します。スズ子は「下手やけど、好きやねん。歌って踊るのが」と、大きなお世話で桜庭和希に寄り添い、退団を引き止めるのでした。
団員はまとまり、大和礼子の演出で練習に励んでいると、今度は梅丸本社から、USKの賃金削減・人員削減の通達が・・・
大和礼子は未来のUSKを守るために、ストライキに入るのでした。
実際に東京・松竹少女歌劇部(後・松竹歌劇団)と、大阪・松竹楽劇部(現・OSK日本歌劇団)で発生した団員によるストライキ「桃色争議」については、以下でまとめています。
第4週(2023/10/23~)「ワテ、香川に行くで!」あらすじ・感想
大和礼子(蒼井優)は、待遇改善を訴えて山寺にこもってストライキを始める。スズ子(趣里)たち多くの劇団員もそれに従った。会社と正面から対立し、「桃色争議」として世間に大きく取り上げられるが、その代償はとても大きなものだった・・・。
桃色争議から1年、スズ子は法事で本家がある香川へ行くことになる。久しぶりに会う香川の親戚たち、しかし、皆なにか様子がおかしい。そこで、スズ子はある衝撃の事実を知ることになる。
出典:NHK公式サイト
大和礼子(蒼井優)を筆頭に、山寺に立てこもって「桃色争議(ストライキ)」をするスズ子たち。世論は劇団員に味方し始めて、ついに梅丸・大熊社長(升毅)は、待遇改善を受け入れます。
ところが、ストライキの責任を取って、大和礼子(蒼井優)と橘アオイ(翼和希)は退団することに・・・
スズ子は「ストライキなんかせんほうがよかったわ、梅丸なんて、なくなってまえばええわ!」と泣き叫ぶのでした。
ストライキが終わり、新人の団員、そして桜庭和希(片山友希)などがUSKに戻り、大和礼子と橘アオイのUSK魂を乗せた「ラインダンス」に、客は歓喜するのでした。
さらに第4週の後半、スズ子は両親の故郷・香川へ里帰り、スズ子は自分の出生の秘密を知ることに・・・詳細は以下をチェックしてください。
第5週(2023/10/30~)「ほんまの家族や」あらすじ・感想
ツヤ(水川あさみ)と梅吉(柳葉敏郎)が本当の両親ではないと知ったスズ子(趣里)は、キヌ(中越典子)の元を訪ねる。そこで、スズ子は自分が生まれた時の状況を知るのだった・・・。
3年後、スズ子は歌が認められ、劇団の二本柱になっていた。しかし、スズ子は自分の歌にどこか物足りなさを感じていた。そんな時、会社から東京での挑戦を打診される。スズ子は東京へ行きたいとツヤに相談するのだが・・・。出典:NHK公式サイト
香川で自分の出生の秘密を知ったスズ子は、実母のキヌ(中越典子)の元を訪ね・・・
自分が生まれた時の状況から、キヌは仕方なくツヤに預けたことを知ります。さらにキヌの子守唄「れんげ摘もか」を聞き、スズ子はキヌが実母と確信するのでした。
そして香川から戻り3年後、USKではスズ子の歌と、秋山(伊原六花)のタップダンスの二本柱で、ますます人気の歌劇団となります。
鈴子は自分の歌にどこか物足りなさを感じていたところ、東京で結成される「梅丸楽劇団(UGD)」にスズ子と秋山がスカウトされます。
スズ子は「東京に行きたい」と家族に伝えると、ツヤはスズ子が自分の元からいなくなる不安から大反対・・・
さらに大和礼子(蒼井優)が亡くなり、スズ子は再度
「ワテ、やっぱり東京行きたい。大和さんみたいになりたいんです」
と、ツヤに自分の気持を伝えます
「行ってきなはれ、思いっきり歌って、踊ってきなはれ!」
と、スズ子を東京へ送り出すのでした。
第6週(2023/11/06~)「バドジズってなんや?」あらすじ・感想
東京にやってきたスズ子(趣里)と秋山(伊原六花)は、梅丸楽劇団の稽古に参加する。スズ子は作曲家・羽鳥善一(草彅剛)のレッスンを受けるが、ジャズの歌い方が分からず苦労する。演出家の松永(新納慎也)はそんなスズ子にあるアドバイスを授ける。一方、秋山もトップダンサーの中山(小栗基裕)ら男性に混じったレッスンにかなり体力を消耗していた。上京し、稽古に、そして恋に、もがいて迎える旗揚げ公演初日。幕が上がる。
出典:NHK公式サイト
昭和13年(1938年)、東京で結成される「梅丸楽劇団(UGD)」にスカウトされ、スズ子(趣里)と秋山(伊原六花)は上京します。
梅丸が用意した下宿には個性的な大家・小村チズ(ふせえり)、その夫で元・力士・小村吾郎(隈本晃俊)に迎えられます。
UGDではスズ子は、羽鳥善一(草彅剛)を初めて出会います。羽鳥善一はスズ子のために「ラッパと娘」を書き直し、「トゥリー、トゥー、ワンゼロ」レッスンが始まります。
「ラッパと娘」の出だしだけを500回やり直しする善一、「バドジズしてないねぇ」とスズ子に言うと
「バドジズって、どういうことでっか?」と理解できないスズ子でした。
善一はニコニコしながら、スズ子にダメ出しをする、何を考えているのか分からない「おっさん」!?
どうにもうこうにも出来なくなったスズ子は、羽鳥善一の家を訪れレッスンを受け「先生を殺したるっていうつもりで(歌う)」と、少しずつ「ラッパと娘」の歌い方を分かっていくのでした。
そして、UGDの旗揚げ公演「スウィング・タイム」の幕が開き、舞台上を動き回りながら「ラッパと娘」を歌い、観客の拍手喝采を受け、「スイングの女王」と新聞で称賛されるスズ子でした。
第6週のサブタイトルは、「バドジズってなんや?」です。聞き馴染みのない「バドジズ」の意味と「ラッパと娘」については、以下で解説しています。
第7週(2023/11/13~)「義理と恋とワテ」あらすじ・感想
東京に来て1年。スズ子(趣里)と秋山(伊原六花)は劇団の人気者になっていた。秋山はダンサーの中山(小栗基裕)と付き合っている。そして、スズ子も、恋心をいだいている松永(新納慎也)から内緒の話があると呼び出されるのだが・・・それがきっかけとなり、スズ子のために「センチメンタル・ダイナ」を作曲していた善一(草彅剛)も巻き込んだ大騒動へと発展する。仕事に、恋に、悩むスズ子たちの青春のセッション!
出典:NHK公式サイト
東京に来て1年が経ち、スズ子(趣里)は「スイングの女王」として、秋山(伊原六花)はタップダンスで「梅丸楽劇団(UGD)」で人気者に。
ある日、「別れのブルース」が好きなスズ子は、コロンコロンレコードで「茨田りつ子(菊地凛子)」と出会います。茨田りつ子は、スズ子に対しても毒舌で、第一印象は最悪なものに・・・
そして、恋心をいだいている松永(新納慎也)から呼び出されたスズ子は・・・「梅丸」のライバル会社「日宝」への移籍を勧められて!!
一度は「日宝」への移籍を承諾したスズ子でしたが、「梅丸に義理を欠いたこと」「羽鳥善一の曲を歌いたい」という気持ちで移籍を断るのでした。
UGDダンサーの中山(小栗基裕)に求婚されていた秋山(伊原六花)は、男役を続けるために中山と別れて大阪に帰り、覚悟を決めたスズ子は羽鳥善一の曲「センチメンタル・ダイナ」をUGDのステージで歌い上げるのでした。
【第7週】のエピソード、スズ子の「日宝移籍問題」については、史実を基に以下でまとめています。
第8週(2023/11/20~)「ワテのお母ちゃん」あらすじ・感想
第二次世界大戦が始まろうとしていた昭和14年。スズ子(趣里)は、派手さを控えるように言われ本来の力を出し切れていない。善一(草彅剛)は外国人の恩師が国外退去になり怒りを覚えている。弟の六郎(黒崎煌代)には赤紙が届き、出征することになった。みな、時代に翻弄されながら生きている。そんな中でも続けていた舞台公演の最中、スズ子のもとにある電報が届く。
出典:NHK公式サイト
昭和14年(1939年)9月、第二次世界大戦が始まる直前、UGDは演出家・竹田(野田晋市)により、愛国的な舞台となっていきます。
ちょうどその頃、スズ子の弟・六郎(黒崎煌代)には赤紙が来て、喜ぶ弟でしたが・・・東京のスズ子に挨拶に来て一緒にスズ子と寝る六郎は「死にとうない」と本音を語るのでした。
弟・六郎の出征を見送ったスズ子の元に、母・ツヤ(水川あさみ)が危篤となった旨の電報が届きます。
スズ子は大阪に帰らず、「お母ちゃん、ワテは歌手として、もっと大きなりたいんや」という決意を胸に、舞台で「センチメンタル・ダイナ」を熱唱します。
大阪に駆けつけたスズ子、桃を食べたツヤが一時的に回復するも、スズ子が思い出の曲「恋はやさし野辺の花よ」を歌い、ツヤは天に召されるのでした。
そして、銭湯「はな湯」にはゴンベエを「玉さん」と呼ぶ人物・三沢光子(本上まなみ)が訪ねてきて、2人は結婚して「はな湯」を引き継ぐことになります。「ゴンベエ」は何者なのか?詳細は以下でまとめています。
第9週(2023/11/27~)「カカシみたいなワテ」あらすじ・感想
スズ子(趣里)と梅吉(柳葉敏郎)が一緒に東京で暮らし始めて1年。梅吉は酒びたりになっていた。スズ子はそんな梅吉とぶつかることも多く、親子仲はどんどん悪くなってしまう。舞台でも、スズ子の歌が時局に合わないと警察に強制中止させられるなど、歌う楽しさは無く、客は減ってしまい、どうしたらいいのか迷ってしまう。そして、これまで公演を続けていた梅丸楽劇団にもついにその時が訪れる。
出典:NHK公式サイト
梅吉(柳葉敏郎)が上京、一緒に東京で暮らし始めて1年が経ちますが・・・梅吉は酒びたりの生活になり、スズ子とは険悪な状態に。
さらに日中戦争が泥沼化すると、「梅丸楽劇団(UGD)」のステージでは、スズ子は派手なパフォーマンスを禁じられ「三尺四方(90cm✕90cm)」の中で歌うことを命令されます。
スズ子は「敵性歌手」として、当局(警察など)から睨まれる存在に。スズ子のモデル「笠置シヅ子」さんが実際に制限されたパフォーマンスなどは、以下でまとめています。
ところが、歌って踊らずにいられなかったスズ子は命令を破り、警察に連行されます。しかたがなく、スズ子は翌日から立ちっぱなしで歌うのでした。
そのパフォーマンスを見ていた茨田りつ子(菊地凛子)は、「カカシが歌っているみたいだったわ」とスズ子を酷評、プライベートも歌手も八方塞がりになるスズ子でした。
そしてついに・・・客足が遠のいた梅丸楽劇団は解散することに。
失望するスズ子は戦時中でも歌い続ける「茨田りつ子」のパフォーマンスを見て、自らの劇団を立ち上げる決意をするのでした。
ススズ子が歌うために結成した「福来スズ子とその楽団」のメンバーと演じる役者、そして、スズ子のモデル「笠置シヅ子」さんが実際に結成した「笠置シヅ子とその楽団」の史実は以下でまとめています。
第10週(2023/12/04~)「大空の弟」あらすじ・感想
スズ子(趣里)は自身の楽団を旗揚げする。しかし、ジャズは敵性音楽だと言われ公演の機会は全く無かった。一方、りつ子(菊地凛子)も何度も警察に捕まり、自由に歌える場所は減っていた。ある日、スズ子と梅吉(柳葉敏郎)のもとに六郎(黒崎煌代)に関する知らせが入る。スズ子は動揺し、歌をうまく歌えなくなってしまった。そんな状況を見た善一(草彅剛)は、スズ子とりつ子の合同音楽会を開こうと提案する。
出典:NHK公式サイト
スズ子と梅吉(柳葉敏郎)の元には、六郎の戦死公報が届きます。梅吉は六郎が死んだとは信じられず、スズ子もショックでまともに歌えなくなります。
敵性歌手としてステージで歌えず、弟の戦死で歌えなくなってしまったスズ子のために羽鳥善一(草彅剛)は、茨田りつ子との合同コンサートを開催、戦死したスズ子の弟のために軍歌「大空の弟」を作曲します。
ステージでスズ子は弟のことを思いながら「大空の弟」を熱唱、次に「ラッパと娘」を披露し、会場は盛り上がるのでした。
(「大空の弟」を泣きながら歌う、スズ子のステージは圧巻でした・・・)
スズ子の歌を聞いた梅吉も六郎が亡くなったことを認め、生まれ故郷の香川のへ帰ることに。
そして、「福来スズ子とその楽団」は東京では取り締まりが厳しく、歌い続けるために地方巡業へ。羽鳥善一は、戦時中にも歌えるようにと南方歌謡「アイレ可愛や」を地方巡業の餞別としスズ子に贈るのでした。
出征したスズ子の弟・六郎のために羽鳥善一が作詞・作曲した「大空の弟」については、史実を基に以下でまとめています。
第11週(2023/12/11~)「ワテより十も下や」あらすじ・感想
昭和18年、スズ子(趣里)たちは順調に地方公演を続けていた。そんなある日、楽屋にスズ子の大ファンだという学生(水上恒司)が訪ねてくる。学生の行動にはじめは怪しむ一同だったが、村山興業の御曹司・村山愛助だとわかり、納得する。やがて、スズ子が東京に戻ると、愛助から何度も手紙が届くようになる。そして、ついにスズ子の下宿に愛助が訪ねてきた――。スズ子と愛助、二人の人生を大きく左右する運命の出会い!
出典:NHK公式サイト
東京では歌えないスズ子(趣里)たち「福来スズ子とそのメンバー」は、地方巡業を続けます。
「福来スズ子とその楽団」でジャズが歌えないスズ子のために、羽鳥善一(草彅剛)が戦時中でも歌える南方歌謡「アイレ可愛や」を作曲します。
南方歌謡とは何なのか?スズ子のモデル「笠置シヅ子」さんが戦時中、実際に歌った「アイレ可愛や」の史実などは、以下でまとめています。
ある日、巡業中の愛知の楽屋に、スズ子の大ファンという一人の青年・村山愛助(水上恒司)が訪ねて来て・・・スズ子と運命の出会い!!
村山愛助は、日本随一の演芸会社「村山興業」の御曹司です。「村山興業」のモデルは「吉本興行」です。村山愛助の実在モデルは、「村山興業」の後継ぎ「吉本頴右(よしもと・えいすけ)」さんです。
愛助は、何度もスズ子の下宿に手紙を書き、やがて下宿に訪れるようになり・・・スズ子も愛助の家を訪ねて、まんざらでもない様子。
やがて愛助は「恋人になってください!年の差なんか関係あらへん。僕は福来さんのことが好きです!」とド直球の告白。
十も年が違う(正確には9歳)、そして「村山興業」御曹司と歌手というハードルがある、二人の恋の行方は!?
第12週(2023/12/18~)「あなたのスズ子」あらすじ・感想
スズ子(趣里)は、愛助(水上恒司)に交際したいと思っていると伝え、戦時下の状況で交際しても良いのか悩む愛助の答えを待つことにする。一方、大阪では、愛助の母であり、村山興業の社長であるトミ(小雪)は二人の交際に反対していた・・・。そんなある日、スズ子たちは長野で公演を行っていた。しかし、マネージャーの五木の様子が何かおかしい。公演を終えて戻ってくると五木の姿はどこにも見えなくなっていた。
出典:NHK公式サイト
スズ子(趣里)も自分の思いを愛助(水上恒司)に伝え・・・ついに交際することになった二人!
巡業先からも手紙を書くスズ子は、愛助しか見えません。ところが、「福来スズ子とその楽団」のマネージャー五木(村上新悟)は、楽団のお金を盗んで失踪・・・
さらに、愛助の母親で村山興業の社長・村山トミ(小雪)が二人の交際に反対!スズ子はトミと直接会い、「愛助は村山興業の跡継ぎになる人間だす」と言われ、遠回しに「愛助と別れろ」という意味だと理解するのでした。
村山愛助(水上恒司)の母親で、村山興業の社長・村山トミを演じるのは「小雪」さんです。
第13週(2023/12/25~)「今がいっちゃん幸せや」あらすじ・感想
愛助(水上恒司)が喀血(かっけつ)して倒れた。持病の結核が悪化しているのだった。スズ子(趣里)は入院した愛助を必死に看病していた。そんなスズ子の献身的な姿を見た坂口(黒田有)はトミ(小雪)に二人の交際を認め、新しいマネージャーとして山下(近藤芳正)をつけてあげられないかと進言する…。一方、従軍していた善一(草彅剛)は、上海にて中国の音楽家たちと交流していた。そんな中、軍からある依頼を受ける。
出典:NHK公式サイト
愛助(水上恒司)の肺炎が再発、喀血(かっけつ)した愛助は入院することに。スズ子は感染の危険も顧みず、愛助を看病します。
献身的に看病するスズ子の様子を見ていた村山興業・東京支社長「坂口(黒田有)」は、三鷹に二人の家を用意。
さらに、愛助が紹介したスズ子の新マネージャー・山下達夫(近藤芳正)を付ける許しを得るため坂口が奮闘!坂口は男気を見せ、トミ(小雪)に直接、許可を得てくるのでした。
戦争で東京に空襲が続く中でも、スズ子と愛助は幸せな生活を送るのでした。
一方、羽鳥善一(草彅剛)は、陸軍報道班員として上海へ渡り、音楽活動を続けます。
羽鳥善一のモデル「服部良一」さんは戦前、実際に上海へ3回の渡航経験があり、上海でジャズやブギウギの土台を作り上げています。上海渡航の史実は、以下でまとめています。
第14週(2024/01/04~)「戦争とうた」あらすじ・感想
スズ子(趣里)は、巡業先で泊まった旅館で、夫が戦死したという女中と出会う。スズ子はその女中のために歌おうと決心する。上海の羽鳥善一(草彅剛)は、軍の依頼を利用して、李香蘭(昆夏美)らと自分のやりたい国際的な音楽会を開こうと画策する。鹿児島では、茨田りつ子(菊地凛子)が、若い特攻隊員への慰問に訪れていた。戦争のさなか、「大空の弟」「別れのブルース」「夜来香ラプソディ」、それぞれの歌が響きあう。
出典:NHK公式サイト
羽鳥善一(草彅剛)は上海で音楽会を、茨田りつ子(菊地凛子)は鹿児島、スズ子(趣里)は富山で慰問公演を行います。
戦時中に音楽の演奏が制限される中、それぞれの思いで音楽を紡ぐ3人でした。
羽鳥善一が上海で会う人気歌手が李香蘭(り・こうらん)です。李香蘭の実在モデル、演じる「昆夏美(こん・なつみ)」さんの詳細は、以下でまとめています。
第15週(2024/01/08~)「ワテらはもう自由や」あらすじ・感想
終戦を迎え、スズ子(趣里)はやっとのことで東京の自宅へ戻ってきた。物資がなく苦しい生活ではあるが、愛助(水上恒司)と平和な日々を送っていた。やがて、劇場も再開、スズ子はその記念公演に出演することとなる。同じく鹿児島から東京に戻ってきた茨田りつ子(菊地凛子)、上海から命からがら戻ってきた羽鳥善一(草彅剛)とも再会。本来の歌手・福来スズ子として、新たな一歩を踏み出し始める。
出典:NHK公式サイト
戦争が終わり、スズ子と愛助はつつましくも幸せな生活を送ります。
そして、ついに日帝劇場での公演も再開!茨田りつ子(菊地凛子)は、特攻隊の若者たちを思い「別れのブルース」を披露。
スズ子は戦時中は適性歌手として規制され苦しみましたが、「ラッパと娘」を舞台を駆け回り、感情を爆発させ歌います。茨田りつ子と、スズ子の戦後1回目のステージは圧巻でした。
「福来スズ子とその楽団」のメンバーは、徐々に忙しくなり、他のステージに呼ばれることも多くなります。メンバーたちのことを考え、スズ子は楽団を解散することに・・・好きな音楽で、それぞれの道へ進むことに。
第16週(2024/01/15~)「ワテはワテだす」あらすじ・感想
小林小夜(富田望生)が突然付き人をやめると言いスズ子(趣里)の元を出て行ってしまう。小夜がアメリカ兵と付き合っていることを知ったスズ子はとても心配するが…。一方、スズ子のもとには「喜劇王・タナケン」こと棚橋健二(生瀬勝久)から舞台に出ないかとのオファーが来る。これを仕組んだ羽鳥善一(草彅剛)の後押しもあり、スズ子は初めての女優業に挑んでいく。
出典:NHK公式サイト
小夜がスズ子の付き人をやめてから3ヶ月、スズ子に喜劇王・タナケン(生瀬勝久)の舞台へ、出演の依頼が来ます。
タナケンの喜劇「舞台よ!踊れ!」の練習に参加するスズ子でしたが、タナケンはまったく演技指導をしません。
一方、小夜は進駐軍・サム(ジャック・ケネディ)と結婚を決意、反対するスズ子でしたが・・・小夜とサムの気持ちを聞いたスズ子は、アメリカに行くことを認めます。
サムと小夜をアメリカに見送ったをスズ子は、ある決意をして舞台稽古に参加。スズ子は「東京弁」ではなく「大阪弁」で、そのままの自分で演技をすると・・・タナケンも「それが面白い」とスズ子の演技を受けとめるのでした。
喜劇「舞台よ!踊れ!」の幕が上がり、スズ子とタナケンの掛け合いに舞台は盛り上がり、羽鳥善一(草彅剛)の新曲「コペカチータ」を歌唱、スズ子は観客から拍手喝采を受けるのでした。
不思議なリズムの曲「コペカチータ」の史実や詳細は、以下でまとめています。
第17週(2024/01/22~)「ほんまに離れとうない」あらすじ・感想
スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)に対して、愛助の母であり、村山興業の社長である村山トミ(小雪)は、結婚するのであれば歌手をやめるか、歌手をやめないのであれば別れるようにと伝える。スズ子は、愛助と一緒になるのであれば歌手をやめても良いのではと考えるのだが…。一方、羽鳥善一(草彅剛)は、スズ子が歌手をやめることに大反対し、一緒に「ジャズカルメン」の舞台をやろうと誘う。そんな時、愛助が再びかっ血する。
出典:NHK公式サイト
村山興業の社長・村山トミ(小雪)の社長秘書・矢崎(三浦誠己)が訪ねて来て、愛助(水上恒司)と結婚するならスズ子(趣里)は「歌手をやめるように」と伝えます。
スズ子は歌手をやめようと考えると・・・羽鳥善一(草彅剛)と愛助は大反対!
羽鳥善一は、自分が企画したミュージカル「ジャズカルメン」の舞台をやろうと、スズ子を誘います。
愛助はふたたび母親・トミを説得しよう決意すると、結核が再発してかっ血・・・愛助は入院して、母親・トミのいる大阪に戻ることに。
ちょうどその頃、スズ子のお腹には愛助の子供を授かっていることが分かり、トミは大激怒。
愛助は、必ず結婚を認めさせ、子どもの父親になるとスズ子に伝え、スズ子は妊娠6ヶ月で「ジャズカルメン」の舞台に出演することに。
羽鳥善一が企画した舞台「ジャズカルメン」の詳細や史実については、以下でまとめています。
第18週(2024/01/29~)「あんたと一緒に生きるで」あらすじ・感想
妊娠6か月のスズ子(趣里)は、羽鳥善一(草彅剛)とともに「ジャズカルメン」の稽古を開始する。看護師の東(友近)にも支えられながら、順調に稽古を進め、いよいよ本番の日を迎える。一方、大阪の病院に入院している愛助(水上恒司)とは、しばらく会えないままでいた。手紙でしかお互いのことを知ることができない日々が続いていたのだが…愛助の結核の病状は刻々と悪化していた。そんな中、スズ子は出産を迎える。
出典:NHK公式サイト
看護師・東(友近)が付き添うことで、スズ子は妊娠6か月で舞台「ジャズカルメン」に出演します。愛助(水上恒司)は舞台を見たいと、上京を考えますが、日に日に衰弱していきます。
愛助と会えないまま、愛助の丹前を握りしめスズ子は出産・・・と同じ頃に愛助は結核が悪化し、亡くなってしまいます。
愛助が亡くなったことを聞いたスズ子は茫然自失、悲しみのどん底に・・・
「つらいことがあったら歌ってください」と愛助の最後の手紙を読んだスズ子は、やがて「あんたと一緒に生きるで!」と決意します。
スズ子が産んだ一人娘・愛子の詳細については、以下でまとめています。
第19週(2024/02/05~)「東京ブギウギ」あらすじ・感想
愛子が生まれて3か月、スズ子(趣里)は子育てに忙しい日々を過ごしていた。そんな折、トミ(小雪)がスズ子の家を訪ねてくる。愛子を引き取らせてほしいというのだ…。そんな中、スズ子は、愛子を育てていくために歌手に復帰しようと考え、羽鳥善一(草彅剛)に新曲を作ってほしいとお願いをする。人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与え、日本中をズキズキ・ワクワクさせた名曲「東京ブギウギ」がついに生まれる!
出典:NHK公式サイト
愛子が生まれて3か月、スズ子(趣里)の元に、愛助の母・トミ(小雪)が訪ねてきます。
「愛子を引き取らせてほしい」とトミは言いますが、スズ子は「自分で育てる」ときっぱり断ります。
そして、シングルマザーとして愛子を育てていくために「そろそろ歌わな」と決意を決め・・・スズ子は羽鳥善一(草彅剛)の家を訪ね、に新曲をお願いするのでした。
電車に乗って帰宅中の羽鳥善一は「東京ブギウギ」のメロディを思いつき、急いで電車を飛び降り、近くの喫茶店のナプキンに楽譜を書きます。
「東京ブギウギ」をレコーディング、そして舞台稽古と、スズ子は一人娘・愛子を育てながら大忙し。
楽屋で茨田りつ子(菊地凛子)が愛子のお世話をする中、スズ子はワンマンショーで「東京ブギウギ」を披露するのでした。
「ブギウギ」の第1話OPのシーンが再登場、”ブギの女王”「福来スズ子」が誕生した瞬間した圧巻のステージでした。
スズ子が立ち直り、戦後の日本人を勇気づけた大ヒット曲「東京ブギウギ」の誕生秘話、史実については以下でまとめています。
第20週(2024/02/12~)「ワテかて必死や」あらすじ・感想
「東京ブギウギ」は空前のヒットとなり、スズ子(趣里)は“ブギの女王”と呼ばれるようになる。その女王の新曲を羽鳥善一(草彅剛)に依頼しているが、忙しい善一の作曲はなかなか進まない。そんなある日、スズ子が記者の鮫島(みのすけ)から取材を受けたことがきっかけで、おミネ(田中麗奈)が怒って楽屋に乗り込んでくる。そして、スズ子は誤解を解くために、再びおミネに会いにガード下へ向かう。
出典:NHK公式サイト
“ブギの女王”と呼ばれ大スターとなったスズ子は、雑誌「真相婦人」の記者・鮫島(みのすけ)のインタビューを受けます。
ところが、その記事を読んだパンパンガールの親玉「ラクチョウのおミネ(田中麗奈)」が激怒して楽屋に乗り込んで来ます。
誤解を解くため、スズ子はおミネがいる場所を訪れますが・・・
さらに、スズ子は靴磨きの少年・達彦(蒼昴)の母親が幼馴染のタイ子(藤間爽子)だったことが分かり・・・
おミネ、タイ子に最初は拒絶されますが、スズ子とやがて打ち解け、最後は「羽鳥善一(草彅剛)」の新曲「ジャングル・ブギー」で圧巻のステージを見せます。
スズ子の歌は、おミネたち、タイ子親子に勇気を与えるのでした。
夜の女・ラクチョウのおミネを演じるのは「田中麗奈」さんです。
そして、「ジャングル・ブギー」の詳細、史実については以下でまとめています。
第21週(2024/02/19~)「あなたが笑えば、私も笑う」あらすじ・感想
スズ子(趣里)は、タナケン(生瀬勝久)と映画の撮影の仕事をすることになる。しかし、愛子はおてんばで撮影所で迷惑をかけ、ついにはけがをして撮影を止めることになってしまう。一方、りつ子(菊地凛子)は、自身の歌う歌に納得できないステージが続いていた。そんな折、スズ子とりつ子のもとに記者の鮫島(みのすけ)がやってくる。二人は鮫島の口車に乗せられ、対談を行うことになり、言い合いとなってしまう。
出典:NHK公式サイト
1949年(昭和24年)夏、スズ子の一人娘・愛子は2歳となり、いたずら放題。タナケン(生瀬勝久)主演の映画「タナケン福来のドタバタ夫婦喧嘩」に出演するスズ子は、愛子を撮影所に連れて行きますが・・・
愛子は転んで怪我をして、俳優やスタッフに迷惑をかけます。
一方、「真相婦人」の芸能記者・鮫島(みのすけ)に焚きつけられた茨田りつ子(菊池凛子)は「歌を捨てた、ブギは終わり」と言い、スズ子は茨田りつ子と対談、「真相婦人」の記事のネタにされてしまいます。
後にスズ子の歌への情熱を知った茨田りつ子は、スズ子に謝罪して、家事や愛子の世話をするスーパー家政婦・大野晶子(木野花)を紹介するのでした。
そして、羽鳥善一はブギの新曲「ヘイヘイブギー」を完成させます。恋する男女の曲ですが、スズ子は愛子と二人の歌だと思い、子守唄として愛子に聞かせるのでした。
「ヘイヘイブギー」の詳細、史実については以下でまとめています。
第22週(2024/02/26~)「あ~しんど♪」あらすじ・感想
大野(木野花)がスズ子(趣里)のもとにやってきて半年、愛子もすっかり懐いている。これまでヒット曲を飛ばして来たスズ子は、これまで以上のヒット曲を求められ、羽鳥善一(草彅剛)とともに悩んでいた。そんな時、村山トミ(小雪)が亡くなったとの連絡が入る。スズ子と愛子と山下(近藤芳正)は大阪へ行き、葬儀に参加する。東京に戻ったスズ子たちだったが、山下が急にマネージャーをやめたいと切り出す。
出典:NHK公式サイト
「東京ブギウギを超える次のヒット曲」と、コロンコロンレコード・佐原(夙川アトム)から急かされるスズ子は、羽鳥の家に行きます。
「ネギ」「ニンジン」と買い物を頼まれていたスズ子の様子を見ていた羽鳥は、新曲「買物ブギー」の曲を思いつきます。
一方、愛助の母・村山トミ(小雪)が亡くなったという知らせが、スズ子の元に。さらに山下達夫(近藤芳正)が、「自分たちの時代は終わった」とマネージャーを辞めると言い出します。
しぶしぶ納得したスズ子に、山下は甥っ子の次期マネージャー候補として「柴本タケシ(三浦獠太)」を連れて来ます。
「やる気」は見せる柴本タケシでしたが、ミスをしたり、居眠りをしたり・・・
ワンマンショー当日、遅刻をしたタケシに、スズ子は「舞台をよく見るよう」と言い、新曲「買物ブギー」歌い、会場を席巻します。歌手・福来スズ子の生き様を、柴本タケシに見せつけるのでした。
「買物ブギー」の詳細、史実については以下でまとめています。
第23週(2024/03/04~)「マミーのマミーや」あらすじ・感想
スズ子(趣里)にアメリカ公演の話が舞い込む。羽鳥善一(草彅剛)は前向きな一方、スズ子は娘の愛子と長期間にわたって離ればなれになることを心配する。愛子もアメリカに行かないでほしいとだだをこねる。スズ子は麻里(市川実和子)にどうすればいいのか相談すると…。1年後、スズ子のもとに電報が届く。がんを患っていた梅吉(柳葉敏郎)がもう長くないとの知らせだ。スズ子は愛子を連れて、香川へと向かう。
出典:NHK公式サイト
羽鳥善一(草彅剛)からアメリカ公演の話があると聞くスズ子。ところが、娘の愛子をアメリカに連れていけないため、なかなか前向きな返事ができません。
善一の妻・麻里(市川実和子)から、「私が貴方の母親だったら行ってきなさいって言うわ」と後押しされ、アメリカ行きを決断。スズ子と善一はアメリカで公演を行い、本場の音楽に触れるのでした。
そして、帰国から1年後、スズ子のもとに「父・梅吉(柳葉敏郎)が危篤」の電報が届きます。すぐに香川に戻ったスズ子は、最後の親子のひと時を過ごします。
梅吉の葬儀が終わった後は、生みの親・キヌ(中越典子)に会い、愛子には「マミーのマミーや」と伝えるスズ子でした。
スズ子のモデル・笠置シヅ子さんと、羽鳥のモデル・服部良一さんが実際に行ったアメリカツアーの史実は、以下でまとめています。
第24週(2024/03/11~)「ものごっついええ子や」あらすじ・感想
羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティーの日が近づいてくる。スズ子(趣里)と茨田りつ子(菊地凛子)は、歌を歌うだけではなく、余興もするようにお願いされる。そこで、スズ子が思いついた余興とは…!?一方、スズ子は子育てに悩んでいた。8歳になった愛子には友達も少なく、スズ子が甘やかし過ぎなのではとも言われてしまう。そんなある日、愛子を誘拐するという電話がかかってくる。
出典:NHK公式サイト
羽鳥善一(草彅剛)は、「作曲二千曲記念ビッグパーティー」を開催、スズ子(趣里)と茨田りつ子(菊地凛子)は、歌だけではなくサプライズでラインダンスを披露します。
スズ子のモデル・笠置シヅ子さん、茨田りつ子のモデル・淡谷のり子さんも、服部良一さんの「作曲二千曲記念ショー」でラインダンスを披露しています。
「作曲二千曲記念ショー」の史実については、以下でまとめています。
1955年(昭和30年)6月、スズ子と一人娘・愛子(子役/このか)は、「脅迫・誘拐事件」に巻き込まれます。
世田谷署の刑事・高橋(内藤剛志)の活躍により、近所に住む犯人・小田島大(水澤紳吾)が逮捕され、未遂に終わります。
ところが、小田島大の息子・一(はじめ)は愛子の唯一の友達で・・・スズ子は刑事・高橋に、愛子と一(井上一輝)が会えるように頼み、2人は楽しいひとときを過ごします。
この事件をキッカケに、スズ子と愛子、母娘のわだかまりが解けるのでした。
スズ子のモデル・笠置シヅ子さんと一人娘・ヱイ子さんが被害にあった「脅迫・誘拐未遂事件」の史実は、以下でまとめています。
第25週(2024/03/18~)「ズキズキするわ」あらすじ・感想
スズ子(趣里)に「第7回オールスター男女歌合戦」のオファーが届く。もちろん大トリだ。しかし、丸の内テレビのディレクターの沼袋勉は、トリ前に新進気鋭の人気若手歌手・水城アユミ(吉柳咲良)を歌わせたいと言う。スズ子は雑誌で「ブギは終わり、これからは水城アユミの時代」と書かれたばかりだった。しかも、アユミからスズ子の「ラッパと娘」を歌わせてもらえないかとお願いをされる。迷うスズ子が出した結論とは?
出典:NHK公式サイト
丸の内テレビに呼び出されたスズ子は、プロデューサー・代々木勇(遠山俊也)から、「第7回オールスター男女歌合戦」にトリでの出演を依頼されます。
また、「ブギウギ」終盤にディレクター・沼袋勉を演じる「中村倫也」さんがサプライズ登場しています。
そして、スズ子は、丸の内テレビで人気若手歌手・水城アユミ(吉柳咲良)と出会います。
実は水城アユミの両親は大和礼子(蒼井優)、股野義夫(森永悠希)ということが判明!水城アユミのマネージャーは父親・股野が務めていました。
股野からは娘の水城アユミにスズ子の持ち歌である「ラッパと娘」を歌わしてほしいとお願いされ・・・
羽鳥善一(草彅剛)に確認すると追い返され、茨田りつ子(菊地凛子)にボロカス言われたスズ子は、逆にだんだんと水城あゆみと一緒に歌うことに「ズキズキワクワク」してきます。
そして、スズ子は同じ舞台で新旧対決することを決意!
「オールスター男女歌合戦」で水城あゆみは「ラッパと娘」、そしてスズ子は愛子のため「ヘイヘイブギー」を大トリで見事に歌い上げるのでした。
「第7回オールスター男女歌合戦」は、「第7回NHK紅白歌合戦」をモチーフにしていると推測しています。
スズ子のモデル「笠置シヅ子」さんが大トリを務めた「第7回NHK紅白歌合戦」の史実については、以下でまとめています。
最終週/第26週(2024/03/25~)「世紀のうた 心のうた」あらすじ・感想
オールスター男女歌合戦を終えたスズ子(趣里)は、ある一つの決意を固める。歌手引退――。羽鳥善一(草彅剛)は猛反対し、引退するのであれば絶縁するとまで言う。りつ子(菊地凛子)や麻里(市川実和子)にも相談したスズ子は…。大阪の下町・福島の銭湯の看板娘から、USKに入り、ジャズ歌手へ。そして、戦争や最愛の人との別れを乗り越え“ブギの女王”に。義理と人情に満ちた福来スズ子の半生のドラマ「ブギウギ」最終週。
出典:NHK公式サイト
「オールスター男女歌合戦」で燃え尽きたスズ子は「歌手引退」を決めます。羽鳥善一(草彅剛)に報告すると、「絶縁する」とまで言われたスズ子・・・
再び二人は話し合い、羽鳥は「またまだ君と歌を作りたかった」、そしてスズ子は「ワテはいつまでも先生の最高の歌手でいたかった」本音で語り合います。
そして最終話、スズ子の「さよならコンサート」が開催!
懐かしい仲間が見守る中、羽鳥のピアノの伴奏でスズ子は「東京ブギウギ」を熱唱した、圧巻のラストステージでした。
スズ子のモデル「笠置シヅ子」さんが、歌手引退宣言した理由と史実は、以下でまとめています。
また、「福来スズ子」のラストステージ、そして「笠置シヅ子」さんの歌手としての最後の舞台については、以下をチェックしてください。
まとめ
「ブギウギ」あらすじ・見どころを紹介しました。「ブギウギ」の放送日時・再放送の日程は、以下でまとめています。
他にも「ブギウギ」の登場人物・キャスト一覧は、以下をチェックしてください。
また、「ブギウギ」を見逃した場合、動画配信サービス「NHKプラス」を利用すれば、過去1週間分の放送を視聴することが可能です。
「NHKプラス」は、NHK契約者なら無料でスマホ・PCから見られます。
ただし、1週間以上前の「ブギウギ」の放送回を見るなら、有料サービス「NHKオンデマンド」の契約が必要です。
「NHKオンデマンド」の契約は「U-NEXT」経由がお得です。「U-NEXT」なら31日間無料トライアル、会員登録するだけで1,000ポイントをもらえます。このポイントで「NHKオンデマンド」がお試し視聴可能です。
\ 「ブギウギ」を一気見 /
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「U-NEXT」で「NHKオンデマンド」の契約をオススメする理由の詳細は、以下をチェックしてください。