ブギウギ PR

「ブギウギ」歌手引退宣言とは?スズ子のモデル・笠置シヅ子は俳優へ転身

「ブギウギ」歌手引退宣言とは?スズ子のモデル・笠置シヅ子は俳優へ転身

2023年10月2日放送スタート、第109作となるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」

ヒロイン・福来スズ子(花田鈴子)は、「趣里(しゅり)」さんが演じます。「ブギウギ」のあらすじは、以下の通りです。

大正の終わり、大阪・下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫な女の子。鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。生まれ故郷・香川への思い、大阪の華やかなステージ、そして夢を追いかけ東京へ・・・“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていくヒロインの物語。

 

スズ子のモデル「笠置シヅ子」さんは、1956年(昭和31年)年末の「第7回NHK紅白歌合戦」で大トリを務めます。

ところが、翌年の1957年早々に歌手を廃業して、女優業に専念すると宣言しています。「笠置シヅ子」さんが、歌手引退宣言した理由と史実を紹介します。

※以下、史実に基づきますが、ネタバレがあるのご注意ください※

 

 

「笠置シヅ子」は1957年早々に歌手廃業、女優専念を宣言

ブギウギ「笠置シヅ子」は1957年早々に歌手廃業、女優専念を宣言

1956年(昭和31年)12月31日に開催された「第7回NHK紅白歌合戦」の大トリは、「笠置シヅ子」さんの「ヘイヘイブギー」でした。

「ブギウギ」でも「オールスター男女歌合戦」として描かれる、「第7回NHK紅白歌合戦」については、以下でまとめています。

「ブギウギ」オールスター男女歌合戦とは?「紅白歌合戦」がモチーフ
「ブギウギ」オールスター男女歌合戦とは?「紅白歌合戦」がモチーフNHK朝ドラ「ブギウギ」1956年(昭和31年)年末の「オールスター男女歌合戦」でスズ子はトリを飾り「ヘイヘイブギー」を披露します。「オールスター男女歌合戦」は、1956年の年末に放送された「第7回NHK紅白歌合戦」をモチーフにしていると推測しています。...

 

紅白で大トリを飾ったにもかかわらず、「笠置シヅ子」さんは翌年の1957年早々に「歌手を廃業し、これからは女優業に専念したい」と宣言しています。

“ブギの女王”として君臨した「笠置シヅ子」さんの次は、戦後にデビューした「美空ひばり」さんなどがスター歌手として活躍していきます。

実在モデルが「美空ひばり」さんと噂もある、「ブギウギ」に登場する若手スター歌手が「水城アユミ」です。

「水城アユミ」を演じるのは、女優の「吉柳咲良」さんです。詳細は以下をチェックしてください。

「ブギウギ」美空ひばりがモデル?水城アユミは「吉柳咲良」が演じる
「ブギウギ」美空ひばりがモデル?水城アユミは「吉柳咲良」が演じるNHK朝ドラ「ブギウギ」若手スター歌手・水城アユミを演じるのは「吉柳咲良(きりゅう・さくら)」さんです。水城アユミ(みずき・あゆみ)の役どころ、実在モデルと噂される「美空ひばり」さんと「笠置シヅ子」さんの関係、演じる「吉柳咲良」さんのプロフィールを紹介します。...

 

「笠置シヅ子」が歌手廃業をした理由とは?

ブギウギ「笠置シヅ子」が歌手廃業をした理由とは?

昭和20年代後半には「ブギ」は下火となり、世界的に流行した「マンボ」が日本でもブームとなります。

笠置シヅ子さんも「マンボ」の曲をリリースしますが、大ヒットしたのは「美空ひばり」さんの「お祭りマンボ」などでした。

 

”ブギの女王”「笠置シヅ子」さんのブギのブームが終わっていたことも一つの要因かもしれませんが、「笠置シヅ子」さんは1957年に歌手廃業を宣言します。

また、年末に大トリを飾った1956年の「第7回紅白歌合戦」の前には、すでに歌手引退を決意していたそうです。

歌手廃業の理由を、「笠置シヅ子」さんはハッキリ語っており

「自分が最も輝いた時代をそのままに残したい。それを自分の手で汚すことはできない」

・・・ことが理由でした。

また、後年には「出産後の体型の変化や、太ってきて踊りづらくなった」ことなどを挙げています。

「笠置シヅ子」さんは自分の全盛期を汚すことなく、スター歌手というキャリアを捨てることを選びます。

女優「笠置シヅ子」として再スタートするにあたり、テレビ局や映画会社を自ら訪れ、スター歌手「笠置シヅ子」のギャラではなく、「新人女優として、ギャラを下げてください」と出演料を減らすことを自ら申し出たそうです。

 

また、「笠置シヅ子」さんが歌手としてのラストステージとなった主演舞台については、以下でまとめています。

「ブギウギ」スズ子最後のステージ、笠置シヅ子は1957年5月がラスト舞台
「ブギウギ」スズ子最後のステージ、笠置シヅ子は1957年5月がラスト舞台NHK朝ドラ「ブギウギ」趣里さん演じる「福来スズ子」のラストステージ、そして、スズ子のモデル「笠置シヅ子」さんの「歌って踊った」最後の主演舞台について解説します。...

 

笠置シヅ子の歌手廃業に「服部良一」は怒っていた?

笠置シヅ子さんの突然の「歌手廃業宣言」に対し、作曲家で師匠でもある「服部良一」さんは「驚いた」と手記に書いているだけで、他の資料はありません。

「ブギの女王・笠置シヅ子」の著者「砂古口早苗」さんによると、服部良一さんの長男・服部克久さんに会った時、「歌手廃業」に関して尋ねると、以下のように答えたそうです。

おやじさんは怒りましたよ。俺の作った歌を葬り去るつもりか、と。

引用:「ブギの女王・笠置シヅ子」著者・砂古口早苗

 

笠置シヅ子さんは、服部良一さんに相談せず「歌手引退」を決めたようです。

笠置シヅ子さんの「歌手廃業宣言」を聞いたとき、服部良一さんは表向きには何もコメントはしてませんが、歌い続けない笠置シヅ子さんに対して、本当は怒っていたのかもしれません。

参考文献:「ブギの女王・笠置シヅ子」など

 

歌手引退後は女優・タレント、CM出演などで活躍

女優としては、テレビドラマ「雨だれ母さん」などにレギュラー出演、特に「お母さん役」が定着しています。

他にもタレントとしてTBSの人気番組「家族そろって歌合戦」の審査員や、カネヨ石鹸の台所クレンザー「カネヨン」のCMなどに出演しています。

アラフォー世代なら、笠置シヅ子さんの「カネヨン」のCMは覚えている方もいるかもしれません

※「ブギウギ」は実話をエピソードにしている場合もありますが、フィクションとして制作されたオリジナル作品です。

 

まとめ

NHK朝ドラ「ブギウギ」スズ子のモデル「笠置シヅ子」さんは1957年、「歌手を廃業して女優業に専念する」と宣言しています。

「笠置シヅ子」さんが、歌手引退宣言した理由と史実を紹介しました。

羽鳥の実在モデル・服部良一さんも、実際に開催した「作曲二千曲記念ショー」の史実を紹介しました。

朝ドラ【再放送/見逃し】動画を見る方法
朝ドラ【再放送/見逃し】動画を見る方法

無料の「NHKプラス」なら、放送後1週間分の朝ドラが視聴可能です。ただし、過去1週間以上前の朝ドラを見るためには、有料の「NHKオンデマンド」の契約が必要です。

動画配信サービス「U-NEXT」経由なら「31日間無料トライアル」、初月1,000ポイントもらえるので、「NHKオンデマンド」のお試し視聴が可能です。「虎に翼」から過去作「ブギウギ」「らんまん」「カムカムエヴリバディ」「おしん」なども見放題です。

\ お試し視聴可能 /

※「U-NEXT」は2024/04/03時点の情報です。最新情報は「U-NEXT」公式サイトで、ご確認ください。

「U-NEXT」をオススメしている理由、注意点などは以下で解説しています。