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「ブギウギ」オールスター男女歌合戦とは?「紅白歌合戦」がモチーフ

「ブギウギ」オールスター男女歌合戦とは?「紅白歌合戦」がモチーフ

2023年10月2日放送スタート、第109作となるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」

ヒロイン・福来スズ子(花田鈴子)は、「趣里(しゅり)」さんが演じます。「ブギウギ」のあらすじは、以下の通りです。

大正の終わり、大阪・下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫な女の子。鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。生まれ故郷・香川への思い、大阪の華やかなステージ、そして夢を追いかけ東京へ・・・“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていくヒロインの物語。

 

1956年(昭和31年)、丸の内テレビに呼ばれたスズ子は、プロデューサーから「第7回オールスター男女歌合戦」への出演を依頼されます。

「第7回オールスター男女歌合戦」は、1956年の年末・大晦日に放送された「第7回NHK紅白歌合戦」をモチーフにしているかと思います。

「ブギウギ」でエピソードとして描かれる「オールスター男女歌合戦」と、スズ子のモデル・笠置シヅ子さんが出演した「第7回NHK紅白歌合戦」の史実を紹介します。

 

「ブギウギ」第25週から「第7回オールスター男女歌合戦」が描かれる

「ブギウギ」第25週から「オールスター男女歌合戦」が描かれる

朝ドラ「ブギウギ」では第25週から、「第7回オールスター男女歌合戦」が描かれます。

NHK番組表に、以下の「ブギウギ」のあらすじがあります。

第25週【第117話】2024/03/18あらすじ

東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いという記事が書かれてしまう。同時に、若手歌手の水城アユミ(吉柳咲良)が新たなスターとして台頭してきていた。そんな中、スズ子は丸の内テレビのプロデューサー・代々木(遠山俊也)から、年末の歌番組にトリで出てほしいとオファーを受ける。しかし、トリ前に水城アユミを持ってきてもいいかと聞かれる。

出典:NHK番組表

 

戦後”ブギの女王”として活躍していたスズ子の前に、若手スター歌手・水城アユミ(吉柳咲良)がライバルとして登場します。

実在モデルが「美空ひばり」さんと噂もある、若手スター歌手・水城アユミを演じるのは「吉柳咲良」さんです。

「ブギウギ」美空ひばりがモデル?水城アユミは「吉柳咲良」が演じる
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ドラマ内で、スズ子は年末の歌番組「オールスター男女歌合戦」にトリで出てほしいと、丸の内テレビのプロデューサー・代々木勇(遠山俊也)とディレクター・沼袋勉(中村倫也)からオファーを受けます。

そのため、「第7回オールスター男女歌合戦」は、1956年の年末に放送された「第7回NHK紅白歌合戦」をモチーフにしていると推測しています。回数も同じなので、「紅白歌合戦」で間違いないでしょう。

ここからは「笠置シヅ子」さんが大トリを務めた「第7回NHK紅白歌合戦」の史実について、紹介していきます。

 

※以下、史実に基づきますが、ネタバレがあるのご注意ください※

 

笠置シヅ子は「第7回NHK紅白歌合戦」で大トリを務める

「ブギウギ」笠置シヅ子は「第7回NHK紅白歌合戦」で大トリを務める

「第7回NHK紅白歌合戦」は、1956年(昭和31年)12月31日に、東京宝塚劇場で開催されます。大晦日の21時05分から23時30分まで、NHKで生放送されました。

 

「第7回NHK紅白歌合戦」とは?

「第7回NHK紅白歌合戦」の裏番組では、ラジオ東京(後のTBS)が「オールスター丹頂歌合戦」を放送予定でした。

そのため、「紅白歌合戦」の間で、歌手の引き抜き合戦となります。出演交渉の結果、バーターでの出演歌手が多くなり、この年から出場歌手が紅白各16組から各25組に急増します。

以降、「NHK紅白歌合戦」は、各25組前後の出場が一般的になりました。

 

笠置シヅ子は大トリで「ヘイヘイブギー」を披露

「第7回NHK紅白歌合戦」で、トリを務めたのは第4回(1953年)以来3年ぶりに出場となったスズ子のモデル「笠置シヅ子」さんと、「灰田勝彦」さんです。

大トリを務めたは「笠置シヅ子」さんは、「ヘイヘイブギー」を歌唱しています。「ヘイヘイブギー」の詳細は、以下をチェックしてください。

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「笠置シヅ子」さんは、翌年1957年に歌手引退んを宣言していて、これが最後の「紅白歌合戦」になります。

「笠置シヅ子」さんの「NHK紅白歌合戦」の出演は、1952年(昭和27年)の第2回が初出場で、「買物ブギー」を披露しています。第3回では「ホームラン・ブギ」、続く第4回は「東京ブギウギ」を歌っています。

 

翌年の大トリは「美空ひばり」で新旧交代を象徴

大トリを飾った「笠置シヅ子」さんは、翌年の1957年早々に「歌手を廃業し、これからは女優業に専念したい」と宣言します。

「笠置シヅ子」さんが歌手引退宣言をした1957年の年末には、弱冠20歳でいきなり大トリを「美空ひばり」さんが務めます。

56年から57年は「笠置シヅ子」さんから「美空ひばり」さんへ、スター歌手の新旧交代が象徴される「NHK紅白歌合戦」となります。

史実では「NHK紅白歌合戦」に、「笠置シヅ子」さんと「美空ひばり」さんが、同時に出場したことがありません。

朝ドラ「ブギウギ」では、水城アユミとスズ子が同時に出場して、水城アユミは「ラッパと娘」、スズ子は「ヘイヘイブギー」で新旧対決することになります。

 

また、「笠置シヅ子」さんの歌手廃業宣言の理由については、以下で詳細をまとめています。

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参考文献:「ブギの女王・笠置シヅ子」など

 

※「ブギウギ」は実話をエピソードにしている場合もありますが、フィクションとして制作されたオリジナル作品です。

 

まとめ

NHK朝ドラ「ブギウギ」1956年(昭和31年)年末の「オールスター男女歌合戦」で、スズ子はトリを飾り「ヘイヘイブギー」を披露します。

「オールスター男女歌合戦」は、1956年の年末に放送された「第7回NHK紅白歌合戦」をモチーフにしているかと思います。

笠置シヅ子さんが大トリで出場した、「第7回NHK紅白歌合戦」の史実を紹介しました。

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