らんまん

「らんまん」花/草/植物まとめ、サブタイトル(副題)の登場植物一覧

「らんまん」花/草/植物まとめ、サブタイトル(副題)の登場植物一覧

2023年4月3日放送スタートの第108作となるNHK連続テレビ小説「らんまん」

主人公の植物学者・槙野万太郎(まきのまんたろう)は「神木隆之介」さん、ヒロイン・寿恵子(すえこ)は「浜辺美波」さんが演じます。あらすじは、以下の通りです。

江戸時代末期の高知県、酒造業を営む商家に待望の男の子・槙野万太郎が誕生。虚弱な子どもだが、植物のことが大好き。両親を早くに亡くした万太郎は祖母・タキの手で育てられる。幕末から昭和にかけ、愛する植物のため「日本独自の植物図鑑を編纂する」夢へと邁進する。

詳細はこちら>>各週のあらすじ・見所

 

「らんまん」は植物に愛情を注いだ「槙野万太郎」のストーリーです。そのためドラマ内には、数々の印象的な花・植物が登場します。「らんまん」に登場する花・植物をまとめました。

 

目次
  1. 副題(サブタイトル)はすべて植物の名前
  2. ドラマ内の植物は本物やレプリカ(造花)を使用
  3. ドラマ内で登場した花・草・植物一覧
  4. まとめ

副題(サブタイトル)はすべて植物の名前

「らんまん」の週ごとのサブタイトル(副題)には、すべて植物の名前が付けられています。

「第1週バイカオウレン」のようにサブタイトルはドラマの中で描かれる植物の名前が付いています。実在モデル「牧野富太郎」さんが、実際に命名した植物も含まれます。

日本植物学の父「牧野富太郎」さんについては以下でまとめています。

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「らんまん」原作本/元ネタは?実在モデルは「牧野富太郎」植物学者NHK朝ドラ「らんまん」神木隆之介さん演じる主人公・槙野万太郎の実在モデルは植物学者「牧野富太郎」さんです。原作本はありませんが、長田育恵さんの脚本を元に、ノベライズ本が発売されています。...

 

現時点(2023/04/06)で分かっている、週ごとのサブタイトルは以下の通りです。

  • 第1週「バイカオウレン」
  • 第2週「キンセイラン」
  • 第3週「ジョウロウホトトギス」
  • 第4週「ササユリ」
  • 第5週「キツネノカミソリ」
  • 第6週「ドクダミ」
  • 第7週「ボタン」
  • 第8週「シロツメクサ」
  • 第9週「ヒルムシロ」
  • 第10週「ノアザミ」
  • 第11週「ユウガオ」
  • 第12週「マルバマンネングサ」
  • 第13週「ヤマザクラ」

 

ドラマ内の植物は本物やレプリカ(造花)を使用

万太郎がドラマ内で観察・採集する植物は「本物」や「レプリカ(造花)」を用意しています。


NHKドラマ・ガイド「らんまん Part1 P68」に植物担当の助監督・廻田博思さんのインタビューがありました。

ドラマ撮影時の季節に合えば本物を探す、季節が合わない植物の場合は「西尾製作所」にレプリカの制作を依頼するなどしています。

ドラマ内で登場する花・植物の品種は、市場では買えない山野草だったりと、本物を用意するのは、ものすごく大変なようです。

 

ドラマ内で登場した花・草・植物一覧

ここからは「らんまん」に登場した花・植物を紹介していきます。何回も登場する植物もありますが、基本的には初回登場時の話数を記載します。

※あくまで朝ドラ好きの私が、ドラマ内に登場した植物を調べて紹介しているものです。すべては把握しきれていない場合もありますので、ご了承ください。

「ヤマトグサ」第1話オープニング冒頭(2023/04/03)

【第1話】(2023/04/03)の冒頭シーンは、槙野万太郎(神木隆之介)が「おまん誰じゃ」と、植物採集をするシーンから始まります。

オープニングで登場した植物は「ヤマトグサ」です。実在モデルの「牧野富太郎」さんは、初めて命名した植物です。

1884年「牧野富太郎」が高知県で発見した植物です。1889年、牧野富太郎は大久保三郎と連名で新種の植物 「Theligonum japonicum Okubo et Makino(ヤマトグサ)」を発表、日本人として国内で初めて新種に学名を付けています。

「ヤマトグサ」は和名です。和名は日本を代表する意味が込められています。

 

「バイカオウレン」母・ヒサが好きな花、第3話(2023/04/05)

「峰屋」の親戚(分家3人組)に、「万太郎はいっそ生まれて来なければよかった」と陰口を叩かれた幼少期の万太郎(森優理斗)は家を飛び出し、裏山の神社に逃げ出します。

【第3話】(2023/04/05)、神社で「天狗」と名乗る坂本龍馬(ディーン・フジオカ)と出会い、龍馬の言葉に生きる希望をもいます。

心配した母・槙野ヒサ(広末涼子)が神社で万太郎を見つけます。母・ヒサは万太郎に「名前は知らないけど、一番好きな花」といったのが「バイカオウレン」です。

漢字では「梅花黄蓮」と書きます。「バイカオウレン」は第1週のサブタイトルにもなっています。

 

牧野富太郎が故郷の高知で、こよなく愛したのが「バイカオウレン」です。生家の裏山に咲いていたことから「博士の原風景」といわれます。

 

「オオバコ」竹雄が踏んでいた野草、第4話(2023/04/06)

【第4話】(2023/04/06)、裏山の神社に万太郎を探しに来た竹雄(井上涼太)が、足で踏んでいたのが「オオバコ」です。

 

「オオバコ」は道端などにも、よく生える野草です。

 

「セツブンソウ」万太郎が間違えた花、第5話(2023/04/07)

【第5話】(2023/04/07)、危篤の母・ヒサのために好きな花「バイカオウレン」を裏山に探しにいく万太郎。

万太郎は遭難しながらも持ち帰った花を母に渡す直前で、「バイカオウレン」ではないと気づきます。万太郎が間違えて持って帰った花は「セツブンソウ」です。

 

昔から節分のころに花が咲くため「セツブンソウ」といわれます。

万太郎が間違えるように「バイカオウレン」と似ています。花びらの中の紫が特徴でしょうか。

 

「ネジバナ」9歳に成長した万太郎が観察、第6話(2023/04/10)

「らんまん」は第2週に入り、9歳に成長した万太郎(小林優仁)が登場します。

9歳の万太郎が【第6話】(2023/04/10)、「峰屋」の裏にある神社で観察していた花が「ネジバナ」です。

 

別名「モジズリ」、15~40cmの花茎をまっすぐに伸ばし、らせん状に花を付けます。ねじれは左巻きも右巻きも両方あります。

 

「オウセキソウ」「ヘビイチゴ」池田蘭光に教えてもらう、第8話(2023/04/12)

第8話(2023/04/12)、学問所「名教館」に通うも、なかなか馴染めなかった万太郎が、学頭・池田蘭光(寺脇康文)に最初に教えてもらう植物が「オオバコ」「オウセキソウ」「ヘビイチゴ」です。

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2人は「名教館」の中庭を、ほふく前進をしながら植物を観察、万太郎は蘭光から植物の名前や特徴を教えてもらいます。

 

「オウセキソウ(鴨跖草)」は1年中、道端や畑に自生する草。別名「ツユクサ」。解熱・下痢止めなどに使われる。

 

 

道端や野原などの湿った草地に自生する。蛇がいそうな場所に生えているので「ヘビイチゴ」の名前になったという説も。とんねるずの「ガラガラヘビがやってくる」の歌詞にも登場しますね。毒はなく、ジャムなどにして食べることも可能。

「名前を知りたい」という万太郎に、蘭光は薬学書「本草綱目(ほんぞうこうもく)」の写しを手渡します。

 

「ナンバンギセル」「イヌトウキ」池田蘭光と仁淀川で野宿、第9話(2023/04/13)

第9話(2023/04/13)、「名教館」が廃止となる時、池田蘭光(寺脇康文)は万太郎(小林優仁)と、武家の学友・広瀬佑一郎(岩田琉生)を連れて仁淀川の河原で一泊します。

仁淀川に向かう途中、万太郎が見つけたのは「ナンバンギセル」です。

 

「ナンバンギセル」自身では光合成ができないため、他の植物の根に寄生することで、養分を取りながら生育する寄生植物。

 

仁淀川の河原で、万太郎が見つけたのは「イヌトウキ」です。

 

「イヌトウキ」は古来より、生薬として利用されることも

 

「キンセイラン」書物で知った希少植物に出会う、第10話(2023/04/14)

【第10話】(2023/04/14)、仁淀川で一泊した帰り道、万太郎(小林優仁)が出会うのが書物で知った希少な植物「キンセイラン」です。第2週のサブタイトルにもなっています。

「キンセイラン」は金色にも見える花の色で、万太郎は池田蘭光(寺脇康文)から「心が震える先に金色の道がある。その先を歩いていったらええ」と教えられるのでした。

 

キンセイラン(金精蘭)は初夏に黄緑色の花を咲かせるラン科の植物です。日本固有の花で、自然に生息している「キンセイラン」に出会うのは難しいとか。

 

「ジョウロウホトトギス」18歳の万太郎(神木隆之介)、第11話(2023/04/17)

【第11話】(2023/04/17)の冒頭、18歳に成長した万太郎(神木隆之介)が植物採集で、「触ってええか」「おまん、ワシを呼んでくれたのぉ」と話しながら出会う植物が「ジョウロウホトトギス」です。第3週のサブタイトルにもなっています。

万太郎は家に帰ってからも「こんな黄色い釣り鐘の花、ぜんぜん分からん」と、何の植物かわかりません。

 

ジョウロウホトトギス(上臈杜鵑草)は四国の太平洋側(高知県)に特産する種類です。釣り鐘形の黄色の長さ5cmほどの花を咲かせます。花の内側には赤紫色の斑点が多数あります。

【第14話】万太郎が憧れの植物学者、野田基善(田辺誠一)に会い、自身が書いた「ジョウロウホトトギス」の絵を見せます。野田からも「新種かもしれん」との返答がありました。

 

「榎の木」上京した万太郎が酔っ払って登る、第13話(2023/04/19)

【第13話】(2023/04/19)、万太郎は竹雄(志尊淳)と内国勧業博覧会に「峰乃月」を出品するため上京します。

下戸の万太郎がお酒を飲み酔っ払って登った、博覧会の中庭の大きな木が「榎(エノキ)の木」です。

ヒロイン西村寿恵子(浜辺美波)と出会い、万太郎が一目惚れする重要なシーンでした。

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「らんまん」万太郎の妻・ヒロイン西村寿恵子は「浜辺美波」が演じる、モデルは小澤寿衛子NHK朝ドラ「らんまん」主人公・槙野万太郎の妻「西村寿恵子(にしむらすえこ)」を演じるのは「浜辺美波(はまべみなみ)」さんです。西村寿恵子の役どころ、実在モデル、演じる「浜辺美波」さんのプロフィールを紹介します。...

 

「ギンバイソウ」「タマアジサイ」「ヤブデマリ」心の友・野田に会う、第14話、(2023/04/20)

【第14話】(2023/04/20)、万太郎が”心の友”として憧れる植物学者・野田基善(田辺誠一)を初めて対面します。

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出会った時に2人の話題となった標本が「ギンバイソウ」「タマアジサイ」「ヤブデマリ」です。

 

万太郎は、野田基善から日本ではまだ進んでいない「植物分類学」の大切さを教えられます。

 

「ヒモサボテン」植物学者・田中に会う、第14話(2023/04/20)

【第14話】(2023/04/20)万太郎が憧れる、もう一人の植物学者・田中芳男(いとうせいこう)を初めて対面します。

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田中芳男は、研究室に入ってくるなり「パリから届いた!」と「ヒモサボテン」の鉢植えを持ってきます。

 

「ササユリ」綾が失恋した峠で見つける、第18話(2023/04/26)

【第18話】(2023/04/26)、祖母・タキ(松坂慶子)から、万太郎との結婚を提案された姉の綾(佐久間由衣)が、恋する蔵人・幸吉(笠松将)に会い行きます。

ところが、幸吉は結婚していて奥さんと一緒にいるところを綾は目撃します。ショックを受けた綾が峠で転び、そこで見つけた花が「ササユリ」です。第4週のサブタイトルにもなっています。

ピンク色のユリを見た綾は「うまい酒を飲んだときみたい」とふと笑い、再び歩き始めます。

「ササユリ」は日本特産のユリです。地域によっては「ヤマユリ」と呼ぶことも。5月から7月にかけて、淡いピンク色の花を咲かせます。

 

「キツネノカミソリ」祖母タキに花の名前を教わる、第23話(2023/05/03)

【第23話】(2023/05/03)の冒頭、高知で逮捕された万太郎を祖母・タキが助け出し「峰屋」に帰る途中、早川逸馬(宮野真守)が来ていた着物と同じ色の、燃えるような「キツネノカミソリ」に出会います。

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「おまん、なんて名じゃ?」と万太郎は花の名前を知りませんが、タキが「キツネノカミソリ」だと答えます。第5週のサブタイトルにもなっています。

名前の由来は諸説あります。山の中で突然現れる炎のような花が「狐火」に似ている、オレンジ色の花がキツネに似ている、細長い葉がカミソリに似ているなどあります。

 

「タンポポ」新橋で2度目の上京の万太郎が発見、第26話(2023/05/08)第30話(2023/05/12)

【第26話】(2023/05/08)の冒頭、植物学の研究のため東京で生活することを決めた万太郎(神木隆之介)と井上竹雄(志尊淳)が、新橋に降り立ちます。

そこで万太郎は、雑踏の中に咲く「タンポポ」を見つけます。

万太郎が「佐川は白なのに黄色い、境目はどこじゃろう」と言っており、在来種の「カントウタンポポ」かと思います。

ドラマ最後の、らんまん植物図鑑でも「カントウタンポポ」が紹介されていました。

 

【第30話】(2023/05/12)、万太郎が菓子屋「白梅堂」の前で「タンポポ」に話しかけていると、寿恵子(浜辺美波)を再会を果たします。

【第31話】(2023/05/15)、万太郎が「十徳長屋」の子どもたちに、「タンポポ」の名前の由来などについて教えているがシーンもありました。

 

「キンチャクサボテン」田中芳男が研修室に持込む、第26話(2023/05/08)

【第26話】(2023/05/08)、2度目の上京を果たした万太郎は、植物学者・野田基善(田辺誠一)と田中芳男(いとうせいこう)と再会します。

田中芳男が研究室に持ってきたのが「キンチャクサボテン」です。

 

現在の通称はランポー玉、鸞鳳玉(らんぽうぎょく)と呼ばれるようです。

 

「ドクダミ」万太郎のトランクが盗まれる、第27話(2023/05/09)

【第27話】(2023/05/09)、上京した万太郎と竹雄が下宿先を探していると・・・大事な荷物が入ったトランクが盗まれます。

クサ長屋と呼ばれる「十徳長屋」の住人・倉木隼人(大東駿介)がトランクを盗みは中身を、燃やそうとしているところに万太郎が駆けつけます。

クサ長屋は日が当たらないため「ドクダミ」で覆われた長屋です。第6週のサブタイトルにもなっています。

 

葉はハート形で、湿った場所に生息、全体に特有の臭気がある。古くから生薬としては十の薬効があるため「十薬(じゅうやく)」と呼ばれます。クサ長屋も、本当の名前は「十徳長屋」です。

万太郎と竹雄が上京して下宿する「十徳長屋」の個性的な住人は、以下でまとめています。

「らんまん」十徳長屋(クサ長屋)の住民を演じる役者・子役一覧
「らんまん」十徳長屋(クサ長屋)の住民を演じる役者・子役一覧NHK朝ドラ「らんまん」万太郎が上京して住む根津「十徳長屋」には個性あふれる住人がいます。「十徳長屋」の住人・学生・大家などを演じる役者をまとめました。...

 

「牡丹」ヒロイン寿恵子が好きな花、第34話(2023/05/18)

【第34話】(2023/05/18)、東大の植物学教室に通う前、菓子屋「白梅堂」によった万太郎はヒロイン・寿恵子(浜辺美波)に質問します。

「寿恵子さんの好きな植物は?」

「牡丹(ボタン)です」と答える寿恵子。

腐女子・寿恵子は、江戸時代の読本「南総里見八犬伝」にハマっていて、登場人物の八犬士は、牡丹の形の痣を身体のどこかに持っています。「ボタン」は第7週のサブタイトルにもなっています。

「らんまん」腐女子・寿恵子がハマる「南総里見八犬伝」とは?「現八と信乃、尊い!」発言
「らんまん」腐女子・寿恵子がハマる「南総里見八犬伝」とは?「現八と信乃、尊い!」発言NHK朝ドラ「らんまん」ヒロイン西村寿恵子(浜辺美波)は、江戸時代の読本「南総里見八犬伝」にハマっていて、「現八と信乃、尊い!」と発言するシーンは、現在の腐女子の反応と一緒だと話題となりました。 ...

 

八犬士の一人・犬飼現八の頬には牡丹の痣があるため、「紅で自分の頬に牡丹の痣」を書こうとした寿恵子でしたが、牡丹の形がわかりませんでした。

 

【第35話】(2023/05/19)万太郎は、「ボタンの絵」を持って寿恵子の元に向かいます。

 

「キランソウ」洋食屋のホールスタッフの竹雄、第37話(2023/05/23)

【第37話】(2023/05/23)、洋食屋のホールスタッフとして働き始めた竹雄を見て、「キランソウ」に似ていると言って、万太郎は絵を書いて渡します。

「キランソウ」は別名「地獄の釜の蓋」とも呼ばれます。

 

「地獄の釜の蓋」の由来は、地面に張り付くように育つ姿から。薬草としての効能があり、医者がいらなく「地獄に行かない」という説もあります。

 

「シロツメクサ」落ち込む学生・藤丸次郎に渡す、第38話(2023/05/24)

【第38話】(2023/05/24)、英語が苦手で授業についていけず、落ち込む学生・藤丸次郎(前原瑞樹)のために、万太郎が植物採集をして手渡したのが「シロツメクサ」です。

「東京大学植物学教室」の教授、学生などは以下でまとめています。

「らんまん」東京大学植物学教室の教授・学生を演じる役者一覧
「らんまん」東京大学植物学教室の教授・学生を演じる役者一覧NHK朝ドラ「らんまん」万太郎が植物学研究のために出入りする「東京大学植物学教室」に所属する教授・学生を演じる役者をまとめました。...

 

植物学教室に馴染むために、万太郎は藤丸次郎が好きなウサギが食べる「シロツメクサ」を採ってきたのでした。「シロメツクサ」は第8週のサブタイトルにもなっています。

 

外国からの割れ物を輸入する時、「シロメツクサ」を詰め物にしていたから、この和名が付いています。別名は「クローバー」です。公園や広場に生えている四つ葉のクローバーでお馴染みです。

アラフォー以上の方には分かると思いますが、アニメ「あらいぐまラスカル」の主題歌の歌詞にも「シロツメクサの花が咲いたら」と、登場する植物です。

私は「らんまん」を見るまで、「シロツメクサ」が「クローバー」だとは知りませんでした・・・

 

「ヒルムシロ」長屋の住人・宇佐美ゆうが名前を答えた水草、第43話(2023/05/31)

【第43話】(2023/05/31)、万太郎は十徳長屋の住人・倉木隼人(大東駿介)と葛飾の池「小合溜井(こあいためい)」に生えていた水草を採集します。

長屋で万太郎が宴会をしていると、住人の一人・宇佐美ゆう(山谷花純)が帰ってきます。

「宇佐美ゆう」は、万太郎が名前が分からなかった水草を見て「ヒルムシロ(蛭蓆)」と答えます。「宇佐美ゆう」は、北陸・能登から東京に出てきた訳ありの女性です。

「ヒルムシロ」は第9週のサブタイトルにもなっています。

 

池や水田など浅いところに群生する浮葉性の水草。ヒル(蛭)のいる場所に繁殖していて、ヒルが葉の上に乗っていたことから「蛭蓆」と名付けられる。

 

「カタバミ」万太郎が長屋の女性に恋の相談、第45話(2023/06/02)

万太郎が恋するヒロイン・西村寿恵子(浜辺美波)に、恋のライバルとなる実業家・高藤雅修(伊礼彼方)が登場します。

「らんまん」万太郎の恋のライバル、実業家・高藤雅修は「伊礼彼方」が演じる
「らんまん」万太郎の恋のライバル、実業家・高藤雅修は「伊礼彼方」が演じるNHK朝ドラ「らんまん」万太郎の恋のライバル、実業家・高藤雅修(たかとうまさなり)を演じるのは「伊礼彼方(いれいかなた)」さんです。高藤雅修の役どころ、演じる「伊礼彼方」さんのプロフィールを紹介します。...

 

【第45話】(2023/06/02)、「十徳長屋」に咲いていたのが「カタバミ」です。

「カタバミ」が咲くそばで万太郎の恋の悩みを聞いてくれるのが、「十徳長屋」の女性陣、江口りん(安藤玉恵)、倉木えい(成海璃子)、宇佐見ゆう(山谷花純)でした。

 

家の庭や、道で普通に見られる多年草です。黄色い小さな5弁花を咲かせます。

宇佐見ゆう(山谷花純)が能登から上京してきた話、倉木えい(成海璃子)が倉木隼人(大東駿介)と夫婦になった話を聞いた万太郎は、勇気をもらいます。

 

「ノアザミ」カワイイけど棘がある、第49話(2023/06/08)

「植物学雑誌」を創刊するために、万太郎(神木隆之介)が大畑印刷所に通い始めて3週間が経ちます。大畑印刷所の人々は、以下でまとめています。

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「らんまん」大畑印刷所の家族、働く職人・従業員を演じる役者一覧NHK朝ドラ「らんまん」万太郎が「植物学雑誌」を創刊するため、見習いとして働く「大畑印刷所」主人・妻・娘・職人を演じる役者、キャストをまとめました。...

 

万太郎が、初夏の植物学教室の前で見つけたのが「ノアザミ」です。

「ノアザミ」に触ろうとした万太郎は、「こんなにかわいい花じゃけんど、おまんはトゲは痛いのう」と答えた後、すぐに寿恵子シーンに切り替わります。

「ノアザミ」のようにカワイイけどトゲがある、ヒロイン寿恵子(浜辺美波)の性格を暗示したシーンと想定します。また、「ノアザミ」の花言葉は「素直になれない恋」で、こちらの花言葉もかかっていると思います。

 

また、「ノアザミ」は第10週のサブタイトルにもなっています。

 

初夏から夏に咲く花。タンポポにも似た形で、花の色は紅紫色のものが多い。葉の縁には鋭いトゲがあるのが特徴。

 

 

 

※花・草・植物はドラマに登場しだい、順次更新中です!

 

まとめ

NHK朝ドラ「らんまん」に登場した花・植物をまとめました。また、週ごとのサブタイトル(副題)は、すべて植物の名前が付いています。

植物採集などの撮影シーンで使われているロケ地などは、以下をチェックしてください。

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他にも「らんまん」の登場人物・キャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

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