「らんまん」腐女子・寿恵子がハマる「南総里見八犬伝」とは？「現八と信乃、尊い！」発言

2023年4月3日放送スタートの第108作となるNHK連続テレビ小説「らんまん」

主人公の植物学者・槙野万太郎（まきのまんたろう）は「神木隆之介」さん、ヒロイン・寿恵子（すえこ）は「浜辺美波」さんが演じます。あらすじは、以下の通りです。

江戸時代末期の高知県、酒造業を営む商家に待望の男の子・槙野万太郎が誕生。虚弱な子どもだが、植物のことが大好き。両親を早くに亡くした万太郎は祖母・タキの手で育てられる。幕末から昭和にかけ、愛する植物のため「日本独自の植物図鑑を編纂する」夢へと邁進する。

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【第30話（2023/05/12）】、ヒロイン西村寿恵子（浜辺美波）は、江戸時代の読本「南総里見八犬伝」にハマっていて、「現八と信乃、尊い！」と発言するシーンが話題となりました。

「南総里見八犬伝（なんそうさとみはっけんでん）」は江戸時代後期の文豪・曲亭馬琴によって書かれた長編小説です。

「南総里見八犬伝」とは？曲亭馬琴の小説、全98巻・106冊の大作
「南総里見八犬伝」のあらすじ、八犬士とは？
「現八と信乃、尊い！」現代の腐女子、オタクと一緒？
まとめ

「南総里見八犬伝」とは？曲亭馬琴の小説、全98巻・106冊の大作

「南総里見八犬伝」は江戸時代の文豪・曲亭馬琴（滝沢馬琴）が28年の歳月をかけた長編小説です。江戸時代の戯作文芸の代表作であり、長編伝奇小説の古典の一つです。

1814年（文化11年）に最初の5冊が出版、最終巻の全106冊を出版したのは28年後の1842年（天保13年）です。

全98巻・106冊の大作となり、上下分冊にした巻があるため巻数と冊数が異なります。

南総里見八犬伝の表紙はほんとにかわいくてなあ…国会図書館のデジタル資料でも見られますよ（ﾆｯｺﾘ#朝ドラらんまん https://t.co/nV2r501WTL pic.twitter.com/3CEoT0YsH7

— 佐藤りえ (@sato_rie) May 12, 2023

江戸時代の読本は発行部数も少なく、高価だったので、貸本によって多くの人々に読まれました。

「南総里見八犬伝」のあらすじ、八犬士とは？

室町時代後期を舞台に、安房里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者（八犬士）を主人公とする長編伝奇小説である。共通して「犬」の字を含む名字を持つ八犬士は、それぞれに仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉（仁義八行の玉）を持ち、牡丹の形の痣が身体のどこかにある。関八州の各地で生まれた彼らは、それぞれに辛酸を嘗めながら、因縁に導かれて互いを知り、里見家の下に結集する。

出典：ウィキペディア

「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の文字のある数珠の玉を持った、八人の剣士（八犬士）が織りなす物語です。また、牡丹の形の痣を身体のどこかに持っています。

登場する八犬士は以下の通りです。

犬塚信乃戍孝（いぬづかしのもりたか）
犬川荘助義任（いぬかわそうすけよしとう）
犬山道節忠与（いぬやまどうせつただとも）
犬飼現八信道（いぬかいげんぱちのぶみち）
犬田小文吾悌順（いぬたこぶんごやすより）
犬江親兵衛仁（いぬえしんべえまさし）
犬坂毛野胤智（いぬさかけのたねとも）
犬村大角礼儀（いぬむらだいかくまさのり）

現在では「南総里見八犬伝」が現代版に訳されたり、「南総里見八犬伝」を基にした小説も多く出版されています。

アラフォー以上の方には分かるかと思いますが、1983年の角川映画「里見八犬伝」は、「南総里見八犬伝」を基に鎌田敏夫さんが書いた「新・里見八犬伝」が原作です。

角川映画「里見八犬伝」では、静姫役の「薬師丸ひろ子」と、八犬士の一人、犬江親兵衛役の「真田広之」と長いラブシーンには、ドギマギさせられました。

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「現八と信乃、尊い！」現代の腐女子、オタクと一緒？

【第30話（2023/05/12）】、「南総里見八犬伝」を読むヒロイン西村寿恵子（浜辺美波）が「現八と信乃、尊い！」と発言したシーンがあります。

「現八」と「信乃」は、それぞれ「南総里見八犬伝」に登場する八人の剣士（八犬士）の登場人物です。

#朝ドラらんまん #浜辺美波ちゃん演じる寿恵子さんのキャラ……。
『南総里見八犬伝』における、「孝」の犬士・犬塚信乃と、「信」の犬士・犬飼現八の「芳流閣の決闘」後のBL展開に萌え、「尊い！」と曰う……腐女子？
萌える！
尊い！
推せる！！
いいぞ、もっとやれ！！(笑)

— まこと＠らぶうね：C.o.C. (@Luvune) May 11, 2023