2023年4月3日放送スタートの第108作となるNHK連続テレビ小説「らんまん」
主人公の植物学者・槙野万太郎(まきのまんたろう)は「神木隆之介」さん、ヒロイン・寿恵子(すえこ)は「浜辺美波」さんが演じます。あらすじは、以下の通りです。
江戸時代末期の高知県、酒造業を営む商家に待望の男の子・槙野万太郎が誕生。虚弱な子どもだが、植物のことが大好き。両親を早くに亡くした万太郎は祖母・タキの手で育てられる。幕末から昭和にかけ、愛する植物のため「日本独自の植物図鑑を編纂する」夢へと邁進する。
詳細はこちら>>各週のあらすじ・見所
万太郎が生まれたのは、幕末の1862年(文久2年)です。江戸時代から、明治、大正、昭和とドラマ内で描かれていくと思います。
万太郎の年齢を、シーンごと、時代別に紹介していきます。
- 万太郎の誕生日・生年月日は1862年(文久2年)
- 万太郎の年齢表記は「数え年」ではなく「満年齢」?
- ヒロイン寿恵子と万太郎の年齢差は3歳
- 【シーン別】万太郎の年表・年齢・時代設定
- 【第1週】幼少期の5歳、1867年(慶応3年)江戸時代
- 【第2週】9歳になり名教館に通う、1871年(明治4年)
- 【第3週】18歳の万太郎(神木隆之介)が登場、1880年(明治13年)
- 【第3週】19歳の万太郎が上京、1881年(明治14年)
- 【第6週】20歳の万太郎は植物学研究のため再び上京、1882年(明治15年)
- 【第10週】21歳の万太郎が寿恵子と結婚、1882年(明治15年)
- 【第11週】万太郎21歳の春、寿恵子を連れて佐川へ里帰り、1883年(明治16年)
- 【第14週】万太郎22歳の秋(9月)寿恵子と新婚生活、1883年(明治16年)
- 【第15週】万太郎22歳の正月(1月)大窪と共同研究、1884年(明治17年)
- 【第16週】万太郎23歳の7月「日本植物誌図譜」第ニ集、1884年(明治17年)
- 【第16週】寿恵子が「園子」を出産、万太郎23歳の9月、1884年(明治17年)
- 【第17週】24歳の万太郎は東大・植物学教室を出禁、1885年(明治18年)12月
- 【第18週】24歳の万太郎、長女・園子が麻疹で亡くす、「峰屋」廃業、1886年(明治19年)春
- 【第19週】万太郎が25歳の時、次女・千歳が生まれる、1886年(明治19年)6月
- 【第20週】十徳長屋で植物学研究を続ける万太郎28歳、1890年(明治23年)夏頃
- 【第21週】万太郎が31歳の時、田邊教授が亡くなる、1893年(明治26年)8月
- 【第22週】31歳の万太郎は植物学教室の助手となる、1893年(明治26年)9月?
- 【第22週】34歳の万太郎は学術調査で台湾へ、1896年(明治29年)7月?
- 【第23週】寿恵子が渋谷へ、万太郎が35歳の時、末娘・千鶴が生まれる、1897年(明治30年)9月
- 【第24週】41歳の万太郎は南方熊楠と交流、1903年(明治36年)7月
- 【第25週】虎鉄と千歳が結婚、万太郎は49歳、1912年(明治45年)冬
- 【第25週】関東大震災が起こる、万太郎は61歳、1923年(大正12年)9月1日
- 【第26週】「大泉村」に移住、万太郎は65歳、1927年(昭和2年)夏
- 【最終話】「日本植物図鑑」完成、寿恵子との最後のシーン、万太郎は65歳、1928年(昭和3年)4月?
- 【第26週】藤平紀子が牧野家の遺品整理を手伝う、1958年(昭和33年)夏
- まとめ
万太郎の誕生日・生年月日は1862年(文久2年)
ついに。始まりました。これから半年間…皆様の日常にお邪魔いたします。
隆之介#らんまん pic.twitter.com/ginAugA4tH
— 神木隆之介 (@kamiki_official) April 2, 2023
「らんまん」第1話の冒頭は、槙野万太郎(神木隆之介)が植物採集するシーンから始まります。
その後、1867年(慶応3年)幼少期の5歳の万太郎(森優理斗)が、実家「峰屋」の中庭で植物を眺めるシーンに変わります。
「らんまん」が満年齢の設定としたら、主人公・槙野万太郎は1862年生まれとなります。
実在モデルの「牧野富太郎」さんの生年月日は1862年5月22日です。万太郎も実在モデルと同じ1862年生まれだと思います。また万太郎の、細かな誕生日・月日などは不明です。
モデルの植物学者「牧野富太郎」さんについては、以下でまとめています。
万太郎の年齢表記は「数え年」ではなく「満年齢」?
日本では昔から生まれた時を「1歳」とし、元日を迎える度に年齢を加算する「数え年」が一般的でした。現在では生まれた日を「0歳」とする「満年齢」で数えるのが普通です。
1873年(明治6年)からは満年齢を原則とする布告がされていますが、庶民の間に「満年齢」で年を数えるのが普及したのは、もっと後の時代です。
「らんまん」の時代であれば、ドラマ内でも「数え年」で表現するのが普通です。
ただし、万太郎が実在モデル「牧野富太郎」さんと同じ生まれ年と設定していると推測できるので、ドラマ内では分かりやすくするため「満年齢」を使用していると思います。
わざわざ実在モデルと、生まれ年を1年違いにする必要性はないと考えます。
※公式な発表はなく、あくまで推測なのでご了承下さい。
ヒロイン寿恵子と万太郎の年齢差は3歳
ヒロイン寿恵子(浜辺美波)のモデル・小澤壽衛さんと、万太郎のモデル・牧野富太郎さんは、実際には11歳の年齢差がありました。
1888年(明治21年)、牧野富太郎さん26歳、小澤壽衛さん15歳の時に結婚してます。
「らんまん」のドラマ内では、万太郎と寿恵子の年齢差は「3歳」程度の設定のようです。※あくまで推測です。
【シーン別】万太郎の年表・年齢・時代設定
ここからは高知佐田で生まれ、上京して東京根津に住む、万太郎の年表をシーンごとに紹介していきます。
※万太郎の生まれ年はわかりますが、月日の詳細まで発表されていません。モデル・牧野富太郎さんの1862年5月22日と仮定して年を加算します。
出来事 | 万太郎の年齢 | 西暦(和暦) |
生まれ年 | 0歳 | 1862年(文久2年)江戸時代 |
【第1週】幼少期 | 5歳 | 1867年(慶応3年)江戸時代 |
【第2週】名教館に通う | 9歳 | 1871年(明治4年) |
【第3週】成長した万太郎 | 18歳 | 1880年(明治13年) |
【第3週】万太郎が上京 | 19歳 | 1881年(明治14年)春 |
【第6週】万太郎が再上京 | 20歳 | 1882年(明治15年)春 |
【第10週】万太郎が結婚 | 21歳 | 1882年(明治15年) |
【第11週】佐川へ里帰り | 21歳 | 1883年(明治16年)3月 |
【第14週】新婚生活 | 22歳 | 1883年(明治16年)9月 |
【第15週】新種発表 | 22歳 | 1884年(明治17年)1月 |
【第16週】図譜、第2集 | 23歳 | 1884年(明治17年)7月 |
【第16週】園子が生まれる | 23歳 | 1884年(明治17年)9月 |
【第17週】植物学教室・出禁 | 24歳 | 1885年(明治18年)12月 |
【第18週】園子が亡くなる | 24歳 | 1886年(明治19年)春 |
【第19週】千歳が生まれる | 25歳 | 1886年(明治19年)6月 |
【第20週】長屋で研究続ける | 28歳 | 1890年(明治23年)夏 |
【第21週】田邊教授が亡くなる | 31歳 | 1893年(明治26年)8月 |
【第22週】万太郎、助手になる | 31歳 | 1893年(明治26年)9月? |
【第22週】万太郎、台湾へ | 34歳 | 1896年(明治29年)7月? |
【第23週】寿恵子、渋谷へ | 35歳 | 1897年(明治30年)9月 |
【第24週】南方熊楠と交流 | 41歳 | 1903年(明治36年)7月 |
【第25週】虎鉄と千歳が結婚 | 49歳 | 1912年(明治45年)冬 |
【第25週】関東大震災 | 61歳 | 1923年(大正12年)9月1日 |
【第26週】大泉村に移住 | 65歳 | 1927年(昭和2年)夏 |
【第26週】最終話 | 65歳 | 1928年(昭和3年)4月? |
【第26週】遺品・標本の整理 | すでに他界 | 1958年(昭和33年)夏 |
※年齢は「満年齢」「新暦」で計算
「らんまん」ドラマ内では季節の描写はありますが、明治何年なのかはハッキリ紹介されてない部分もあります。
年齢も万太郎のモデル・牧野富太郎さんの史実通りに進んでいない部分もあるため、季節や年代描写などを元にした推測もあります。
【第1週】幼少期の5歳、1867年(慶応3年)江戸時代
「らんまん」【第1週】は、1867年(慶応3年)江戸末期から物語が始まります。
高知佐田の造り酒屋「峰屋」に生まれた万太郎(森優理斗)は5歳になります。幕末ということもあり坂本龍馬(ディーン・フジオカ)に出会うシーンもあります。
【第2週】9歳になり名教館に通う、1871年(明治4年)
【第2週】1871年(明治4年)、明治時代に変わり9歳になった万太郎(小林優仁)は、学問所「名教館」で、学頭・池田蘭光(寺脇康文)と出会い勉強する楽しさを知ります。
【第3週】18歳の万太郎(神木隆之介)が登場、1880年(明治13年)
【第3週】1880年(明治13年)から、18歳に成長した万太郎が登場します。
この週より、主人公は子役から「神木隆之介」さんにバトンタッチします。(正確には第1話の冒頭シーン、第2週の第10話の最後にも登場)
【第3週】19歳の万太郎が上京、1881年(明治14年)
1881年(明治14年)の春、東京で開催される「内国勧業博覧会」に、峰屋のお酒「峰乃月」を出品するため万太郎が上京。
「内国勧業博覧会」は東京に行く口実で、植物学に夢中の万太郎は、憧れの植物学者、野田基善(田辺誠一)と里中芳生(いとうせいこう)に会いに行きます。
「内国勧業博覧会」の会場で、ヒロイン西村寿恵子(浜辺美波)と運命的な出会いを果たします。
【第6週】20歳の万太郎は植物学研究のため再び上京、1882年(明治15年)
【第6週】1882年(明治15年)の春、20歳になった万太郎は再び上京。植物学の研究のため、東京で竹雄(志尊淳)と生活を始めます。
紆余曲折あり、下宿先は根津にあるドクダミで覆われた「十徳長屋(クサ長屋)」に決まります。個性的な「十徳長屋」の住人を演じる役者は以下をチェックしてください。
【第10週】21歳の万太郎が寿恵子と結婚、1882年(明治15年)
【第6週】以降、ドラマ内で明確は年号などの発表はありません。
【第10週】万太郎が「植物学雑誌」創刊のため大畑印刷所の見習いとなり、「石板印刷の試し刷りをして2週間が経った8月」というナレーションがあります。
仮に万太郎が、実在モデルの牧野富太郎さんと同じ誕生月が5月と仮定すると、8月頃は21歳となります。
そして「植物学雑誌」を完成させた万太郎は、「大畑印刷所」の主人・大畑義平(奥田瑛二)と、妻・イチ(鶴田真由)に仲人を頼み、寿恵子に結婚を申し込みます。
「大畑印刷所」の家族や印刷工を演じる役者は以下でまとめています。
万太郎の実在モデル・牧野富太郎さんが、「植物学雑誌」を創刊したのは25歳(1887年)の年です。
「らんまん」はフィクションとして制作されたオリジナル作品のため、史実とは少し異なる進み方をしています。
【第11週】万太郎21歳の春、寿恵子を連れて佐川へ里帰り、1883年(明治16年)
万太郎が寿恵子が結婚を決め、半年後の「甑倒し(こしきだおし)」の日に、高知県佐川へ一緒に里帰りします。
万太郎の実家「峰屋」の酒造りが最後となり、暇になるのが「甑倒し」の時期です。「峰屋」では3月に行われます。「甑倒し」についての詳細は、以下をチェックしてください。
高知佐川へ初めて帰った頃の年齢は、万太郎は21歳、寿恵子は18歳になります。
【第14週】万太郎22歳の秋(9月)寿恵子と新婚生活、1883年(明治16年)
槙野タキ(松坂慶子)の法要(春頃)が終わると、東京・根津の「十徳長屋」で万太郎は寿恵子と新婚生活を始めます。
東京大学「植物学教室」に再び通い出すのが9月です。万太郎の誕生月が5月仮定すると、9月頃は22歳となります。
【第15週】万太郎22歳の正月(1月)大窪と共同研究、1884年(明治17年)
万太郎は、高知県で発見した植物(ヤマトグサ)の研究を、大窪昭三郎(今野浩喜)と始めます。
東京大学「植物学教室」で二人で研究している時に、除夜の鐘が聞こえてくる描写があります。万太郎22歳、1884年(明治17年)の正月頃になります。
万太郎が初めて植物に学名を付ける「ヤマトグサ」については、以下でまとめています。
【第16週】万太郎23歳の7月「日本植物誌図譜」第ニ集、1884年(明治17年)
新種植物の名付けの競い合いに苦しんでいた藤丸次郎(前原瑞樹)は東京大学を休学、万太郎の研究を手伝いを始めます。そして、万太郎は「日本植物誌図譜」第二集を出版します。
「寿恵子が妊娠7ヶ月」というナレーションもあるため万太郎の誕生月が5月仮定すると23歳、1884年(明治17年)の夏頃(7月)になります。
また、藤丸と同級生の波多野泰久(前原滉)が、「もうすぐ卒業」という会話もあるため、夏(7月)の時期だということも分かります。(※昔の日本は9月入学)
その後、「万太郎が旅立って(植物採集)3週間、歴は8月になりました」とナレーションが入るので、7月であることは間違いありません。
【第16週】寿恵子が「園子」を出産、万太郎23歳の9月、1884年(明治17年)
出産を控える寿恵子が「ススキ」を見て、「もうすぐお月見」と発言するシーンがあります。その後、産気づいた寿恵子は長女「園子」を出産します。
寿恵子が長女「園子」を出産したのは、万太郎23歳の9月頃になります。(※新暦だと仮定)
その後、万太郎は発見し「ムジナモ」の研究をしながら、「日本植物誌図譜」第三集も出版します。「ムジナモ」については、以下で詳細をまとめています。
【第17週】24歳の万太郎は東大・植物学教室を出禁、1885年(明治18年)12月
「伊藤博文が初代内閣総理大臣となり、森有礼が初代文部大臣に就任」というナレーションがあり、久しぶりに年代がハッキリわかりました。
伊藤博文が内閣総理大臣になったのは1885年(明治18年)12月です。万太郎は24歳になります。
この頃、万太郎は「植物学雑誌」で「ムジナモ」の論文を発表します。ところが、共著としなかったことに田邊教授(要潤)が激怒!万太郎に東京大学・植物学教室への出入り禁止を言い渡します。
万太郎が発見した「ムジナモ」は当初、どんな植物か分かりませんでした。万太郎に学名「Aldrovanda vesiculosa」だと教えたのは田邊教授でした。
この週から田邊教授の恩人・森有礼が登場します。実在人物の森有礼は「橋本さとし」さんが演じています。
【第18週】24歳の万太郎、長女・園子が麻疹で亡くす、「峰屋」廃業、1886年(明治19年)春
万太郎と寿恵子の長女・園子が2歳になる前に、麻疹(はしか)で亡くなります。ヒメスミレが咲く頃というナレーションがあるため、1886年(明治19年)春頃、万太郎は24歳です。
また同じ時期、万太郎の土佐の実家「峰屋」では腐造を出してしまい、多額の借金をかかえ廃業することになります。
「峰屋」の実在モデル「岸屋」については以下でまとめています。
【第19週】万太郎が25歳の時、次女・千歳が生まれる、1886年(明治19年)6月
1886年(明治19年)6月、万太郎と寿恵子の次女・千歳(ちとせ)が生まれます。万太郎は25歳になります。
その1ヶ月後にロシアに留学しようとしていた万太郎の元に、マキシモヴィッチ博士が亡くなった手紙が届きます。実在人物・マキシモヴィッチ博士については、以下でまとめています。
これから半年後、波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)と一緒に新種「ヤッコソウ」を発見、さらに新科「ヤッコソウ科」を創出します。1887年(明治20年)冬頃かと推測しています。
また、「ヤッコソウ」の詳細については以下でまとめています。
【第20週】十徳長屋で植物学研究を続ける万太郎28歳、1890年(明治23年)夏頃
万太郎と寿恵子の間には長男・百喜(ももき)が生まれます。さらに「十徳長屋」から倉木(大東駿介)の家族や、堀井(山脇辰哉)、及川(池田鉄洋)と宇佐見ゆう(山谷花純)が結婚して、引っ越していきます。
この後、「こうして3年が過ぎました」というナレーションが入り、そして波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)がスイカを持って十徳長屋にやって来ます。
【第20週】は推測になりますが、1890年(明治23年)夏頃かと思います。万太郎は28歳になります。
また、質屋の店主・中尾(小倉久寛)の新聞の投書(モノローグ)で、「明治の世になり23年生」といったセリフや、日本で初めての総選挙が行われたことが分かるため1890年(明治23年)とうことは確定しています。
【第21週】万太郎が31歳の時、田邊教授が亡くなる、1893年(明治26年)8月
【第21週】のはじめに、「明治26年8月」とナレーションがあります。万太郎は31歳です。
寿恵子(浜辺美波)が中尾質屋で、たまたま見かけた新聞により、田邊教授(要潤)が海で溺れて亡くなったことを知ります。
【第22週】31歳の万太郎は植物学教室の助手となる、1893年(明治26年)9月?
植物学教室の教授となった徳永政市(田中哲司)から、万太郎は助手として雇われます。【第22週】万太郎は、7年ぶりに植物学教室に戻ってくることに。
「明治26年」とナレーションがあり、1893年(明治26年)9月頃かと推測できます。万太郎は31歳になります。
【第22週】のサブタイトルは「オーギョーチ」です。万太郎が台湾で見つける新種の植物です。「オーギョーチ」に関しては、以下でまとめています。
【第22週】34歳の万太郎は学術調査で台湾へ、1896年(明治29年)7月?
【第22週】万太郎は、学術調査で台湾に出張に行きます。「明治29年」とナレーションがあるため、1896年(明治29年)7月頃かと推測できます。万太郎は34歳になります。
万太郎は台湾で、新種の植物「オーギョーチ」を発見します。「愛玉子(オーギョーチ)」の詳細は、以下でまとめています。
【第23週】寿恵子が渋谷へ、万太郎が35歳の時、末娘・千鶴が生まれる、1897年(明治30年)9月
【第23週】寿恵子は、家計を支えるため、万太郎の夢を叶えるため、そして新しい商売をするために渋谷に出かけます。
寿恵子が渋谷に初めて降り立つ時、「明治30年9月」とナレーションがありました。寿恵子は、ちょうどその前に三女・千鶴を産んでいます。万太郎は1897年(明治30年)9月だと35歳になります。
その後、万太郎(神木隆之介)と虎鉄(濱田龍臣)が、東北の植物採集旅行から「明治30年11月」に帰ってきます。
「明治31年春」に寿恵子が渋谷で「待合茶屋」を開店します。「待合茶屋」については、以下でまとめています。
【第24週】41歳の万太郎は南方熊楠と交流、1903年(明治36年)7月
【第24週】第117話(2023/09/12)、ナレーションで「竹雄と綾が屋台を始めて5年が経ちました」とあります。この回より、少し白髪交じりの万太郎となります。
また、和歌山県出身の博物学者「南方熊楠(みなかたくまぐす)」から、万太郎のもとに「開花したハチク」の標本が送られてきます。
ハチクの標本が包まれた紙に「36年7月3日」の日付が書かれており、1903年(明治36年)7月ということが分かります。万太郎は41歳になります。
南方熊楠と万太郎のモデル・牧野富太郎の交流、開花したハチクの詳細は、以下をチェックしてください。
【第25週】虎鉄と千歳が結婚、万太郎は49歳、1912年(明治45年)冬
【第25週】第122話(2023/09/19)、ナレーションで「明治という時代の終わり」とあり、虎鉄(濱田龍臣)と千歳(遠藤さくら)が結婚します。万太郎は49歳になります。
万太郎が東大・植物学教室に辞表を出したのは前年の1911年(明治44年)になるかと思います。
【第25週】関東大震災が起こる、万太郎は61歳、1923年(大正12年)9月1日
【第25週】第123話(2023/09/20)、関東大震災が起こる日、ナレーションで「大正12年9月1日空は厚い雲に覆われ、朝から蒸し暑い一日でした」とあります。
虎鉄と千歳の子供・虎太郎も誕生、万太郎は61歳になります。
【第26週】「大泉村」に移住、万太郎は65歳、1927年(昭和2年)夏
寿恵子は、渋谷の待合茶屋「山桃」を売却、万太郎の植物学研究と標本の保管ができるように、大泉村(現在の練馬区北西部)に移住します。
「昭和2年(1927年)夏」というテロップがあり、万太郎は65歳になります。
【最終話】「日本植物図鑑」完成、寿恵子との最後のシーン、万太郎は65歳、1928年(昭和3年)4月?
【最終話】万太郎がスエコザサを発見した後、「翌年4月、竹雄と綾が、沼津から上京してきました」とナレーションがあります。
万太郎が、スエコザサを発見したのは「昭和2年(1927年)」と推測できます。そのため「日本植物図鑑」完成させた、万太郎と寿恵子の最後のシーンは、1928年(昭和3年)4月頃かと思います。
万太郎の誕生日は、モデル・牧野富太郎さんと同じ5月と考えられるので、万太郎は65歳になります。
「日本植物図鑑」の最後のページ載せたのが、妻・寿恵子に感謝して献名した新種「スエコザサ(寿衛子笹)」です。「スエコザサ」については、以下でまとめています。
【第26週】藤平紀子が牧野家の遺品整理を手伝う、1958年(昭和33年)夏
【第26週】、最終週の序盤に、語りを担当していた「宮崎あおい」さんがサプライズ登場します。
「昭和33年(1958年)夏」のテロップがあり、大泉村にある【槙野家】に藤平紀子がアルバイトの募集でやってきます。
藤平紀子は、語りを担当していた「宮崎あおい」さんです。
すでに万太郎は他界しており、「藤平紀子」は晩年の千鶴(松坂慶子)からお願いされ、槙野万太郎が残した遺品や標本の整理することになります。
まとめ
NHK朝ドラ「らんまん」主人公・万太郎が生まれた1862年(文久2年)の江戸時代から、明治、大正、昭和まで時代と設定をまとめました。
出来事 | 万太郎の年齢 | 西暦(和暦) |
生まれ年 | 0歳 | 1862年(文久2年)江戸時代 |
【第1週】幼少期 | 5歳 | 1867年(慶応3年)江戸時代 |
【第2週】名教館に通う | 9歳 | 1871年(明治4年) |
【第3週】成長した万太郎 | 18歳 | 1880年(明治13年) |
【第3週】万太郎が上京 | 19歳 | 1881年(明治14年)春 |
【第6週】万太郎が再上京 | 20歳 | 1882年(明治15年)春 |
【第10週】万太郎が結婚 | 21歳 | 1882年(明治15年) |
【第11週】佐川へ里帰り | 21歳 | 1883年(明治16年)3月 |
【第14週】新婚生活 | 22歳 | 1883年(明治16年)9月 |
【第15週】新種発表 | 22歳 | 1884年(明治17年)1月 |
【第16週】図譜、第2集 | 23歳 | 1884年(明治17年)7月 |
【第16週】園子が生まれる | 23歳 | 1884年(明治17年)9月 |
【第17週】植物学教室・出禁 | 24歳 | 1885年(明治18年)12月 |
【第18週】園子が亡くなる | 24歳 | 1886年(明治19年)春 |
【第19週】千歳が生まれる | 25歳 | 1886年(明治19年)6月 |
【第20週】長屋で研究続ける | 28歳 | 1890年(明治23年)夏 |
【第21週】田邊教授が亡くなる | 31歳 | 1893年(明治26年)8月 |
【第22週】万太郎、助手になる | 31歳 | 1893年(明治26年)9月? |
【第22週】万太郎、台湾へ | 34歳 | 1896年(明治29年)7月? |
【第23週】寿恵子、渋谷へ | 35歳 | 1897年(明治30年)9月 |
【第24週】南方熊楠と交流 | 41歳 | 1903年(明治36年)7月 |
【第25週】虎鉄と千歳が結婚 | 49歳 | 1912年(明治45年)冬 |
【第25週】関東大震災 | 61歳 | 1923年(大正12年)9月1日 |
【第26週】大泉村に移住 | 65歳 | 1927年(昭和2年)夏 |
【第26週】最終話 | 65歳 | 1928年(昭和3年)4月? |
【第26週】遺品・標本の整理 | すでに他界 | 1958年(昭和33年)夏 |
※年齢は「満年齢」「新暦」で計算
「らんまん」ドラマ内では季節の描写はありますが、明治何年なのかはハッキリ紹介されてない部分もあります。
年齢も万太郎のモデル・牧野富太郎さんの史実通りに進んでいるわけではないため、季節や年代描写などを元にした推測になります。ご了承ください。
他にも「らんまん」のキャスト・子役一覧は、以下をチェックしてください。
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