2024年4月1日(月)放送スタートの、第110作となるNHK連続テレビ小説「虎に翼」
ヒロイン・猪爪寅子は、「伊藤沙莉(いとう・さいり)」さんが演じます。「虎に翼」の来週のあらすじ、私の感想を含めた各週の見どころを紹介します。
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- 「虎に翼」どんな物語?大筋・全体のストーリー紹介
- 「虎に翼」次週のあらすじ、各週の見所・感想
- 第1週(2024/04/01~)「女賢しくて牛売り損なう?」あらすじ・感想
- 第2週(2024/04/08~)「女三人寄ればかしましい?」あらすじ・感想
- 第3週(2024/04/15~)「女は三界に家なし?」あらすじ・感想
- 第4週(2024/04/22~)「屈み女に反り男?」あらすじ・感想
- 第5週(2024/04/29~)「朝雨は女の腕まくり?」あらすじ・感想
- 第6週(2024/05/06~)「女の一念、岩をも通す?」あらすじ・感想
- 第7週(2024/05/13~)「女の心は猫の目?」あらすじ・感想
- 第8週(2024/05/20~)「女冥利に尽きる?」あらすじ・感想
- 第9週(2024/05/27~)「男は度胸、女は愛嬌?」あらすじ・感想
- 第10週(2024/06/03~)「女の知恵は鼻の先?」あらすじ・感想
- 第11週(2024/06/10~)「女子と小人は養い難し?」あらすじ・感想
- 第12週(2024/06/17~)「家に女房なきは火のない炉のごとし?」あらすじ・感想
- 第13週(2024/06/24~)「女房は掃きだめから拾え?」あらすじ・感想
- 第14週(2024/07/01~)「女房百日 馬二十日?」あらすじ・感想
- 第15週(2024/07/08~)「女房は山の神百石の位?」あらすじ・感想
- 第16週(2024/07/15~)「女やもめに花が咲く?」あらすじ・感想
- 第17週(2024/07/22~)「女の情に蛇が住む?」あらすじ・感想
- 第18週(2024/07/29~)「七人の子は生すとも女に心許すな?」あらすじ・感想
- 第19週(2024/08/05~)「悪女の賢者ぶり?」あらすじ・感想
- 第20週(2024/08/12~)「稼ぎ男に繰り女?」あらすじ・感想
- 第21週(2024/08/19~)「貞女は二夫に見えず?」あらすじ・感想
- 第22週(2024/08/26~)「女房に惚れてお家繁盛?」あらすじ・感想
- 第23週(2024/09/02~)「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」あらすじ・感想
- 第24週(2024/09/09~)「女三人あれば身代が潰れる?」あらすじ・感想
- 第25週(2024/09/16~)「女の知恵は後へまわる?」あらすじ・感想
- 最終週・第26週「虎に翼」(2024/09/23~)あらすじ・感想
- まとめ
「虎に翼」どんな物語?大筋・全体のストーリー紹介
ヒロイン・猪爪寅子(いのつめ・ともこ)の実在モデルは、日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった「三淵嘉子(みぶち・よしこ)」さんです。
女性法律家の先駆者「三淵嘉子」さんの人生を元に、フィクションとして描かれたオリジナルストーリーです。
「三淵嘉子」さんのプロフィール、史実などは以下でまとめています。
「虎に翼」の物語の大筋は以下の通りです。
寅子は戦前に日本初の女性弁護士となり、日本中から注目され憧れの的に。ところが、戦争へと突き進んでいく日本では法学を使える場は急速に消えてしまう。
戦後、寅子は裁判官になることを決意。寅子は困難な時代に道なき道を切り開き、弱者を救っていくリーガルエンターテインメント。
「虎に翼」次週のあらすじ、各週の見所・感想
「虎に翼」翌週のあらすじ、そして週の放送が終わった時点で見所・私の感想を紹介していきます。
第1週(2024/04/01~)「女賢しくて牛売り損なう?」あらすじ・感想
昭和6年。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は、父・直言(岡部たかし)と母・はる(石田ゆり子)に次々とお見合いをさせられる。女学校を出たら結婚し、子を産み、家庭を守るべし。そんな考えに納得できない寅子は、猪爪家の下宿人・優三(仲野太賀)が通う大学で、法律に出会う。明律大学女子部法科。教授・穂高(小林薫)の言葉から、女性が法律を学ぶ場所があると知った寅子は、母の反対をよそに、弁護士への道を歩み始める。女性初の弁護士、のちに裁判官となった女性とその仲間たちの物語がいよいよ始まります!
出典:NHK公式サイト
「虎に翼」【第1話】オープニング、川原に座る寅子(伊藤沙莉)が「日本国憲法」と書かれた新聞を読んで感極まるシーンから始まり、以下のナレーションがあります。
「昭和21年、公布された日本国憲法の第14条にこうあります。すべて国民は法の下に平等であって…」
※「日本国憲法」が公布されたのは「1946年11月3日」です。
日本が終戦を迎える昭和20年頃、身内の不幸も続いた寅子が戦後、裁判官になるために決意した場面です。
そして、時代はさかのぼり1931年(昭和6年)初夏、お見合いをする17歳の寅子の場面に戻ります。
最近の朝ドラには珍しく、ヒロインを演じる子役による幼少期が描かれませんでした。子役が登場しなかったのは、直近の朝ドラでは2021年「おかえりモネ」以来かと思います。
【第1週】の見どころは、まさに【第1話】のオープニングだと思います。これから寅子は戦前に初の女性弁護士となり、男女平等となった戦後は裁判官になります。
ヒロイン寅子の実在モデルは、女性法律家の先駆者「三淵嘉子」さんです。プロフィール、略歴については、以下をチェックしてください。
第2週(2024/04/08~)「女三人寄ればかしましい?」あらすじ・感想
昭和7年。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子(伊藤沙莉)は女子の憧れの的の華族令嬢・涼子(桜井ユキ)、最年長の梅子(平岩紙)、留学生の香淑(ハ・ヨンス)らと出会う。「女性に弁護士資格が認められる法改正はまもなく」という学長の言葉や、穂高(小林薫)との再会もあり、やる気に胸を膨らませる寅子に、山田よね(土居志央梨)は「ヘラヘラしてうっとうしい」と言い放つ。新聞が女子部の存在を面白おかしく取り上げる中、人一倍熱いよねの言動にひかれた寅子は、思わずよねを尾行。初めて本物の裁判を傍聴する。
出典:NHK公式サイト
寅子は法律の道を志し、「明律大学女子部法科」に入学します。
【第2週】の見どころは、寅子が男装の同級生・山田よね(土居志央梨)を尾行して、初めて裁判を傍聴するシーンです。
裁判は、「離婚の決着がつかない夫婦の間で、せめて形見の着物を返して欲しい」と妻が夫を訴えたものでした。妻には所有権がないことを知って憤る寅子でしたが、田中裁判長(栗原英雄)は最終的に、「妻に着物を返すことを認める」判決が下されます。
寅子は、裁判を通して「法律は盾のように人を守るためのもの」だと考えるようになります。
また、寅子が「明律大学」で出会った同級生、先輩、男子学生は以下でまとめています。
第3週(2024/04/15~)「女は三界に家なし?」あらすじ・感想
生徒数が減り、存続の危機に陥る明律大学女子部。宣伝のため2年生の寅子(伊藤沙莉)たちは3年生と合同で法廷劇を上演することになった。よね(土居志央梨)は涼子(桜井ユキ)が書いた法廷劇の脚本を「甘い」と批判し、寅子と言い合いになる。本番の日。女子部をからかう男子学生・小橋(名村辰)らの妨害があり、法廷劇は中止に追い込まれる。けがをしたよねを運んだ女子部一同は、よねが働きながら苦労して弁護士を目指していることを知る。かける言葉が見つからない寅子は、実際の事件を徹底的に調べようと提案する。
出典:NHK公式サイト
【第3週】の見どころは「山田よね」の生い立ち、なぜ男装しているのか?理由が明かされたことでしょう。
「明律大学女子部」の入学者を増やすため、寅子たちは「明律祭」で法廷劇を上演することに。
ところが、女子部を見下している客席の男子学生に野次が飛ばされ、寅子が激怒し、法廷劇は途中で中止。さらに「山田よね」は、男子学生・小橋浩之(名村辰)に金的蹴りでノックアクトさせます。
怪我をした「山田よね」を住み込みで働く上野のカフェー燈台に送り届けると、寅子たちは「山田よね」の生い立ちを知ることに…
「山田よね」は貧しい農家の生い立ちで、姉は15歳で身売り、よねも同じく売られそうになり、女を捨て短髪になり、姉を追って東京へ逃げます。
その後、姉の売上金が置屋にごまかされていたことが発覚。いかがわしい弁護士の男と交渉して大金を取り返してもらうが、置屋を追い出された姉は男を作って消えてしまう。
よねは「なめ腐った奴らを叩きのめすことができる力が欲しい」と、弁護士になることを決意したのでした。
また、法廷劇の演目は、実際の判例を元にした「毒饅頭殺人事件」です。
「毒饅頭殺人事件」のモチーフとなった大元の事件「チフス饅頭事件」については、以下で詳細をまとめています。
第4週(2024/04/22~)「屈み女に反り男?」あらすじ・感想
本科と呼ばれる法学部に進学した寅子(伊藤沙莉)たち。法改正が行われ、女子も正式に弁護士になるための試験を受けられるようになったことで、気合いが入っていた。本科では花岡悟(岩田剛典)らが待ち受けていたが、意外にも寅子たちに好意的。親睦を深めようと皆でハイキングに行くことになる。梅子(平岩紙)は息子・光三郎(石塚陸翔)を連れてきたが、小橋(名村辰)らが光三郎の前で梅子の夫にめかけがいることを話してしまう。梅子の事情が明らかになる一方、花岡は山道で崖から転落。見舞いに行った寅子は花岡の本当の姿を知る。
出典:NHK公式サイト
女子部を卒業した寅子は、「明律大学法学部」に進学します。そこで、花岡悟(岩田剛典)と轟太一(戸塚純貴)と出会い、男子学生と一緒に法律を学ぶことに。
【第4週】の見どころは、家族持ちの「大庭梅子(平岩紙)」が、子供がいるのに法律家を目指しているのが明かされたことです。
梅子の弁護士でもある夫・大庭徹男(飯田基裕)と離婚して、子どもの親権を取るため法律を学んでいることが判明します。
そして、【第4週】の後半では、猪爪家を巻き込む汚職事件「共亜事件」が起きます。
第5週(2024/04/29~)「朝雨は女の腕まくり?」あらすじ・感想
父・直言(岡部たかし)らが贈収賄の容疑で逮捕された「共亜事件」が世間の注目を集めたことで大学に行けずにいた寅子(伊藤沙莉)だったが、花岡(岩田剛典)の助けにより、再び大学に戻る。穂高(小林薫)が直言の弁護を引き受けてくれることになり安どする猪爪家の面々。しかし肝心の直言が自身の無実を認めようとしない。直言の言葉を信じられない寅子は花岡たちと共に予審の膨大な資料を書き写し、調書内容をひとつずつ確認し始める。なかなか成果が上がらない中、寅子は証拠になりうる「重要なもの」の存在に気付く。
出典:NHK公式サイト
【第5週】の見どころは、汚職事件「共亜事件」で、父・直言が逮捕されることです。
銀行の上司・高井(小須田康人)にも頼まれ、予審では検察の取り調べに屈し、直言はやっていもない贈賄の罪を自白します。(戦前の予審は脅迫や拷問が起こりやすかった)
直言の弁護士に寅子の恩師・穂高重親(小林薫)が担当となり、第1回公判で直言は一転、自白を強要されたと「無罪」を主張します。母・はる(石田ゆりこ)が書き続けていた母・手帳(日記)も証拠になるのでした。
一年半に及んだ「共亜事件」の裁判が結審する日、裁判官・桂場等一郎(松山ケンイチ)は「あたかも水中に月影を掬い(すくい)あげようとするかのごとし」の判決文を作成します。
事件は検察の「でっちあげ」で、犯罪の事実が存在しないと、直言は「無罪」を言い渡されます。
そして【第25話】、甘味処「竹もと」で、寅子は桂場に印象的なセリフを言います。
【法律は例えるなら、綺麗なお水が湧き出ている湧き場所、私達は変な色を混ぜられたり、汚されたりしないように守らなくてはいけない】
【第25話】が放送された2024/05/04は祝日「憲法記念日」であり、このセリフをあえて言わせる見事な脚本だったと思います。
寅子の父・直言が逮捕される「共亜事件」は、戦前、実際にあった汚職事件「帝人事件」がモデルとされます。
「帝人事件」は、戦前の日本の司法史における重要な事件の一つで、政治的な圧力に屈しない司法の姿勢を示した事例です。詳細は以下をチェックしてください。
第6週(2024/05/06~)「女の一念、岩をも通す?」あらすじ・感想
いよいよ高等試験に臨む寅子(伊藤沙莉)。よね(土居志央梨)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)、そして優三(仲野太賀)も狭き門に挑むが、結果はそろって不合格となる。女子部の合格者ゼロとなった明律大学は来年から女子部の募集を中止すると発表。女子部の面々は、あと一年だけ待ってくれと学校側に懇願するが、香淑、涼子、梅子はそれぞれの事情で受験を断念することに。翌年、皆の思いを背負った寅子はようやく合格を果たし、日本初の女性弁護士が誕生する。
出典:NHK公式サイト
第6週の見どころは高等試験(現在の司法試験)を受験する、寅子たち明律大学の女学生の生き様、そして、最後の寅子のスピーチです。
1回目の試験は全員不合格、2回目の試験勉強を進める中、朝鮮人留学生・崔香淑(ハ・ヨンス)は母国に帰り、家庭を持つ大庭梅子(平岩紙)は離婚を言い渡され、試験を受けることができなくなります。
そして2回目の試験で寅子を含む、先輩の久保田聡子(小林涼子)、中山千春(安藤輪子)の3人の女性が合格、日本初の女性弁護士が誕生します。
祝賀会で「日本で一番優秀なご婦人方だ」と言われた寅子は、志半ばで諦めた友や、学ぶことができなかった女性たちのことを思い
「男か女かで、ふるいにかけられない社会で、何かの一番になりたい」「そのために良き弁護士になるよう尽力します」「男女関係なく救い続けます」
・・・と心に誓うのでした。
第7週(2024/05/13~)「女の心は猫の目?」あらすじ・感想
優三(仲野太賀)は弁護士の道を諦め、直言(岡部たかし)の工場で働くことを決めて猪爪家を出る。一方の寅子(伊藤沙莉)は雲野(塚地武雅)の事務所で弁護士実務を学び始める。寅子の一年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。お祝いのための二人きりの食事の席で、寅子は花岡から故郷に帰ると告げられる。昭和15年、晴れて弁護士になった寅子だったが、女性だということを理由になかなか依頼をしてもらえない。悩んだ寅子は、社会的信用を得るために再びお見合いをしようと決意する。
出典:NHK公式サイト
第7週の見どころは、なんといっても寅子の恋愛模様です。
寅子と花岡悟(岩田剛典)はお互いに好意を持ち、花岡の「裁判官」合格のお祝いを二人っきりでしますが・・・
裁判官として地元の佐賀地裁へ赴任した花岡悟は、父親の紹介で知り合った「小高奈津子(古畑奈和)」と婚約することに。
「弁護士としての夢を追っている」寅子に対して、「弁護士をやめて結婚してくれ」と言えなかった花岡でした。
花岡にフラれた寅子は、弁護士として未婚の女性では信頼がないこともあり、父・直言と母・はるに結婚相手を探して欲しいと頼み込みます。
元・書生、佐田優三(仲野太賀)は、寅子が結婚相手を探している話を聞き、寅子にプロポーズ!寅子は好意を持っていなくても、結婚することによって社会的信頼が得られるため、優三と結婚します。
そして、寅子は初めて弁護士の依頼を受け、法廷に立つことに。結婚した優三と一緒に過ごす夜、優三は寅子に「前から好きだった」と思いを告げるのでした
寅子の恋愛・結婚相手については史実をもとに、以下でまとめています。
第8週(2024/05/20~)「女冥利に尽きる?」あらすじ・感想
結婚した寅子(伊藤沙莉)は手伝いとして働くよね(土居志央梨)とともに子の親権を義父と争う女性・両国満智(岡本玲)の依頼を引き受ける。弱い女性の味方になろうと奮闘する寅子だったが、満智のうそを見抜くことができず自分の甘さを痛感することに。そんな中、寅子は久保田(小林涼子)が弁護士を辞めることを知る。自身も子供を授かるが、無理をしすぎて倒れてしまう。限界を感じて弁護士を辞める決意をした寅子はやがて、娘・優未(ゆみ)を出産。幸せな暮らしを営んでいたが、優三(仲野太賀)の元に召集令状が届く。
出典:NHK公式サイト
第8週、寅子は優三と結婚、子供を妊娠します。弁護士の仕事、そして妊娠で体調もすぐれないまま明律大学の講演会の依頼を引き受けますが・・・公演直前に倒れることに。
自分を法律家への道へと導いた明律大学の教授で恩師・穂高重親(小林薫)からは、仕事を辞めるように言われた寅子は「なんじゃそりゃ」と、つぶやくのでした。
弁護士を夢見て辞めていった女学生たちの思いを背負い、一人戦い続けてきた寅子でしたが、周りからの圧力に負け、弁護士を辞めることに・・・
そして、雲野法律事務所に辞表を出し、女の子「優未(ゆみ)」を出産、優三との幸せな一時を送る寅子でしたが・・・ついに優三に赤紙が。寅子の手作りのお守りを持ち、優三は出征していくのでした。
第9週(2024/05/27~)「男は度胸、女は愛嬌?」あらすじ・感想
昭和20年。度重なる空襲から逃げるため、寅子(伊藤沙莉)と花江(森田望智)は子供たちを連れて疎開していた。やがて終戦。岡山にいた弟・直明(三山凌輝)と再会するも、働いて家族を助けると言う直明に納得できない寅子。そんな中、体調を崩していた直言(岡部たかし)がある重要な知らせを隠していたことが発覚。これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言は安らかに亡くなる。悲しむ寅子の目に飛び込んできたのは新聞の「日本国憲法」の文字。そこには、「すべての国民は法の下に平等」だと書かれていた。
出典:NHK公式サイト
「太平洋戦争」の戦局が悪化が悪化すると、寅子は多くの悲劇と別れに見舞われます。戦争によって寅子を襲う、数々の別れについては、以下でまとめています。
戦後、父・直言(岡部たかし)は体調を崩し、肺炎と栄養失調で危篤となります。そして、直言は寅子の夫・優三(仲野太賀)の死亡告知書が届いたことを、数ヶ月以上隠していて・・・
直言は寅子に隠していたことを謝り、家族にいろんなことを懺悔始める・・・という少しコミカルなシーンでした。その後、ナレーションで直言が亡くなったことが告げられます。
寅子は優三の最後を知る復員兵・小笠原(細川岳)から、優三に渡したお守りの形見を返されます。
優三の戦死という事実に向き合ってなかった寅子は、優三との思い出の川原で一人過ごします。そして【第1話】のオープニングシーンへ繋がることに。
寅子は新聞に書かれた新しい「日本国憲法」が公布されたことを知り、再び法律家としての道を歩み始めます。
寅子は戦前、女性がなれなかった「裁判官」を目指し、司法省・人事課長を務める桂場等一郎(松山ケンイチ)を訪ねます。
第10週(2024/06/03~)「女の知恵は鼻の先?」あらすじ・感想
昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館。人事課にいたのは桂場(松山ケンイチ)だった。久藤(沢村一樹)の後押しによって司法省で働くことになった寅子は民法の改正案を読み、かつて共に法律を学んだ仲間たちを思い出す。民法が改正されれば多くの人が混乱すると語る神保(木場勝己)に、寅子は花江(森田望智)を思い出し、強く反対意見を言えない。一方、穂高(小林薫)は法の道へ導いて不幸にしたと詫び、新しい仕事を紹介しようとするが、寅子はそれを断るのだった。
出典:NHK公式サイト
司法省・人事課長を務める桂場等一郎(松山ケンイチ)に、寅子は「裁判官」としての採用を願い出ます。
桂場等一郎は難色を示しますが、ライアンと呼ばれる判事「久藤頼安」の後押しもあり、まずは「裁判官」ではなく、民法改正を担当する「民法調査室」で働くことに。
「久藤頼安」から新しい民法の印象について答えると「謙虚だね」と言われるなど、ずっと「スンッ」(本心を悟られないように無になる様子)の状態だった寅子でしたが・・・
民法改正を担当するうちに「はて?」と、自分の意見を言うようになった寅子でした。ここから新たに「裁判官」を目指して、法曹界に携わる寅子の「裁判官編」が始まりました。
寅子を後押しする、ライアンと呼ばれる「久藤頼安」を演じるのは、「沢村一樹」さんです。
第11週(2024/06/10~)「女子と小人は養い難し?」あらすじ・感想
花岡(岩田剛典)が違法である闇市の食べものを一切拒否して栄養失調で亡くなったと聞き、衝撃を受ける寅子(伊藤沙莉)。戦地から戻った轟(戸塚純貴)はよね(土居志央梨)と再会し、苦しい胸の内を打ち明ける。翌年、GHQからの通達を受け、桂場(松山ケンイチ)らは家庭裁判所設立に向け動き出す。家庭裁判所設立準備室に異動することになった寅子は、残り2カ月で家事審判所と少年審判所を合併し、家庭裁判所を発足させなければならないのだが、話し合いは進展せず、上司の多岐川(滝藤賢一)からはやる気が感じられない。
出典:NHK公式サイト
花岡悟(岩田剛典)が、裁判官として違法の闇市の食べものを一切拒否、栄養失調で亡くなります。
寅子だけでなく法曹界は、この出来事にショックを受けます。花岡悟のエピソードは、実在の裁判官「山口良忠」さんの史実をモチーフにしています。詳細は以下をチェックしてください。
そして、寅子は「家庭裁判所設立準備室」に異動、チョビ髭の多岐川幸四郎(滝藤賢一)が、上司となります。寅子たちは「家庭裁判所設立」のために奔走、1949年1月1日に、なんとか設立にこぎつけます。
第11週は轟太一(戸塚純貴)が復員、男装の山田よね(土居志央梨)が生きていたり、朝鮮からの留学生、崔香淑(ハ・ヨンス)が汐見圭(平埜生成)の嫁として日本に戻ってきたりと、寅子の同級生の消息が判明した週でした。
また、「多岐川幸四郎」は、後に家庭裁判所の「裁判官」になる、寅子の人生に大きな影響を与える人物です。多岐川を演じるのは、「滝藤賢一」さんです。
第12週(2024/06/17~)「家に女房なきは火のない炉のごとし?」あらすじ・感想
昭和24年1月、全国に家庭裁判所が設立される。最高裁判所家庭局事務官、そして東京家庭裁判所判事補になった寅子(伊藤沙莉)は多岐川(滝藤賢一)とともに戦争孤児の問題に向き合う。視察に出かけた寅子は上野の街でスリの少年・道男(和田庵)を追い、よね(土居志央梨)と再会する。轟(戸塚純貴)とよねは焼け残ったカフェー「燈台」に弁護士事務所を開いていた。寅子ははる(石田ゆり子)の了承を得て、道男を猪爪家に居候させるが、花江(森田望智)にとった態度が誤解され、道男が家を飛び出してしまう。
出典:NHK公式サイト
昭和24年(1949年)1月、寅子などの努力により「家庭裁判所」がついに設立。
そして寅子は念願の「家庭裁判所判事補(裁判官)」になりますが、引き続き「家庭局」の仕事も兼務し、忙しい毎日を送ります。
その中で、戦災孤児でスリのリーダー・道男(和田庵)と出会います。道男はカフェー「燈台」に出入りしていて、寅子はよね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)に再会します。(よねは寅子に心を開かないまま)
一時期、道男は寅子の家で預かることになり、母・はるとの交流で改心していきますが、はるに悲劇が襲うことに・・・
また、戦災孤児の道男は、若手俳優「和田庵」さんが演じています。
第13週(2024/06/24~)「女房は掃きだめから拾え?」あらすじ・感想
人手不足のため「特例判事補」になった寅子(伊藤沙莉)は、仕事が増えて大忙し。多岐川(滝藤賢一)は家庭裁判所の存在を広く全国に知ってもらうため、「愛のコンサート」の開催を一方的に決定。その担当を寅子に指名したため、寅子はますます忙しくなる。そんな中、遺産相続の案件で家裁を訪れたのは、なんとあの梅子(平岩紙)だった。担当弁護士として轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)がつくことになり、相続問題に明るい兆しが見え始めるが―。
出典:NHK公式サイト
「特例判事補(裁判官)」の寅子は、家庭局の仕事も兼務して大忙し、多岐川(滝藤賢一)は「家庭裁判所」の存在を広く全国に知ってもらうため、「愛のコンサート」の開催を決定、寅子が出演歌手の交渉を行います。
一方、「特例判事補(裁判官)」として、遺産相続の案件で家裁を訪れたのは、明律大学の同級生、大庭梅子(平岩紙)だった・・・
担当弁護士に轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)がつき、相続問題も解決に向かい始めますが、梅子の三男・光三郎の裏切りが発覚して・・・
そして、寅子の「愛のコンサート」は、ライアンこと久藤頼安(沢村一樹)のツテを頼り、「愛のコンサート」には「ブギウギ」の登場人物、茨田りつ子(菊地凛子)が出演して大成功を収めます。
今週は前作の朝ドラ「ブギウギ」の出演キャラが登場するという、かなり驚きのできごとがありました。朝ドラの歴史上において、作品を超えて他の朝ドラに出演するのは初だと思います。
「愛のコンサート」については、以下で詳細をまとめています。
第14週(2024/07/01~)「女房百日 馬二十日?」あらすじ・感想
ひょんなことから有名人になった寅子(伊藤沙莉)はますます仕事に追われるように。家庭を花江(森田望智)に任せきりになっていることが気になるが、星朋彦(平田満)の本の改稿作業の手伝いを引き受けてしまう。長官室を訪ねた寅子は星の息子・航一(岡田将生)と出会う。一方、家裁では日本人の男性とフランス人の女性の離婚調停を担当。息子・栄二(中本ユリス)は窃盗事件を起こし、両親ともに栄二の親権を手放したがっていた。栄二の心を開くことができない中、寅子は穂高(小林薫)の退任記念の祝賀会に出席する。
出典:NHK公式サイト
星朋彦(平田満)の本の改稿作業を手伝ったときに出会ったのが、星朋彦(平田満)の息子・星航一です。
星航一は「岡田将生」さんが演じています。詳細は以下をチェックしてください。
そして今週の見どころは、寅子を女性弁護士、法曹会への道へ進むキッカケを作った恩師・穂高重親(小林薫)の師弟関係です。
寅子は最高裁判事を務めていた、恩師・穂高重親の退任記念の祝賀会に出席することに。
穂高からは戦前、妊娠した時に弁護士を辞めるように進言され、戦後は法律家ではなく家庭教師の職をすすめられ、寅子と穂高の関係はギクシャクしていました。
寅子は祝賀会で花束を渡す役でしたが、「私は大岩に落ちた一滴の雨だれにすぎなかった」などと語る穂高に激怒し、寅子は花束を渡さずに会場を出ていきます。
そして、寅子は穂高に対して「先生に『自分も雨垂れのひとしずく』なんて言ってほしくありません」と言い放ちます。
このシーンに関しては、寅子の激怒の意味がわからないなど、ツイッター上でも意見が分かれました。
関係はギクシャクしていましたが、寅子はずっと恩師・穂高先生を敬愛し、尊敬していたのでしょう。
「明律大学女子部を創設し、女性に法律家への道を作った穂高先生が成し遂げたことは凄いことである」と思っていたからこそ、「自分は大したことができなかった」と言ったことに対し、寅子の怒りの感情につながったのかと思います。
穂高重親(小林薫)の実在モデルは、女性法律家の育成に力を入れ、明治大学女子部を創設した「穂積重遠」さんです。
第15週(2024/07/08~)「女房は山の神百石の位?」あらすじ・感想
昭和26年。視察のためにアメリカに行っていた寅子(伊藤沙莉)が帰国する。雑誌の取材を受け、多岐川(滝藤賢一)とラジオにも出演。それぞれ「家庭裁判所の父」「家庭裁判所の母」などと呼ばれ、後輩も出来て順風満帆。そんな中、寅子は福田慶太(中村無何有)・瞳(美山加恋)の離婚調停を担当することに。妻が不貞行為をしたことで夫が離婚を申し立てたのだ。どうやら瞳は寅子が担当することで自分に有利な判断をしてもらえると考えているようだった。
出典:NHK公式サイト
寅子はアメリカへ視察に行くことに。モデルの「三淵嘉子」さんが実際に渡米した史実は、以下でまとめています。
第16週(2024/07/15~)「女やもめに花が咲く?」あらすじ・感想
桂場(松山ケンイチ)や多岐川(滝藤賢一)らに送り出され、新潟地家裁三条支部に赴任した寅子(伊藤沙莉)は支部の職員たち、地元の弁護士・杉田太郎(高橋克実)らから大歓迎を受ける。家では親子二人の生活が始まり、優未(竹澤咲子)との溝を埋めようと努力するものの、なかなかうまくはいかない。そんな中、山の境界線をめぐる現地調停で書記官の高瀬(望月歩)と申立人との間にトラブルが発生。高瀬には何か事情があるようで、寅子は断られる覚悟で高瀬にぶつかる。
出典:NHK公式サイト
寅子は戦後に「女性裁判官」となり、その後、判事補から判事に昇格し「新潟地家裁・三条市支部」に異動を命じられます。
寅子のモデル「三淵嘉子」さんが判事に昇格し、ドラマと同じ時期、昭和27年(1952年)に赴任したのは「名古屋地方裁判所」です。
「虎に翼」のドラマと史実では違う流れとなっていますが、「三淵嘉子」さんの「名古屋地方裁判所」への異動の史実は以下で詳細をまとめています。
第17週(2024/07/22~)「女の情に蛇が住む?」あらすじ・感想
新潟本庁で再会した寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)。航一に紹介された喫茶ライトハウスを経営していたのは涼子(桜井ユキ)と玉(羽瀬川なぎ)だった。14年ぶりの再会を喜ぶ中、本庁では寅子が初めて受け持つ刑事事件の裁判が始まる。それは、19歳の少年・元木(山時聡真)にかばんをひったくられた20歳の青年・水上(林裕太)が起こした暴行事件だった。一方、優未(竹澤咲子)と二人きりの生活に苦労する寅子の元に、花江(森田望智)からの援軍が届いていた。
出典:NHK公式サイト
寅子は、新潟地方裁判所の近くにある喫茶店「ライトハウス」を経営する、桜川涼子(桜井ユキ)と玉(羽瀬川なぎ)に再会します。
「虎に翼」【新潟編】に登場する主な登場人物、演じる役者は以下でまとめています。
第18週(2024/07/29~)「七人の子は生すとも女に心許すな?」あらすじ・感想
寅子(伊藤沙莉)と優未(竹澤咲子)の姿を見ていきなり号泣した杉田(高橋克実)。実は杉田は昭和20年の長岡空襲で娘と孫を失っていた。そんな中、ある放火事件が発生。火災があったスマートボール場の経営者である朝鮮人の金顕洙(許秀哲)が逮捕された。寅子は傍聴席に三条支部の事務員・小野(堺小春)が座っていることに気付く。小野にはかつて朝鮮人の恋人がいた。判決後、杉田の言葉をきっかけに、航一(岡田将生)は自らの過去を語り始める。
出典:NHK公式サイト
星航一(岡田将生)の戦時中の罪、秘密の過去については、以下で詳細をまとめています。
第19週(2024/08/05~)「悪女の賢者ぶり?」あらすじ・感想
航一(岡田将生)の過去の苦しみを知り、寄り添いたいと思う寅子(伊藤沙莉)だが、その感情をうまく整理できない。同じころ、新潟市内である事件が発生。森口(俵木藤汰)の娘・美佐江(片岡凜)がその事件に深く関わっているのではないかという疑惑が持ち上がる。寅子は美佐江に心を開いてもらおうと努めるが、対応は完全に失敗してしまう。一方、高瀬(望月歩)と小野(堺小春)が「友情結婚」を報告。自分の過去の結婚と重ねた寅子は慎重に考えた方がいいと二人に忠告する。
出典:NHK公式サイト
森口美佐江を演じるのは、女優「片岡凜」さんです。
片岡凜さんはツイッター(X)で、高校時代に「女優になって朝ドラに出ようと思っている」と伝えたら笑われた、というエピソードがバズって話題となりました。
第20週(2024/08/12~)「稼ぎ男に繰り女?」あらすじ・感想
昭和30年、東京に戻ることになった寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)。杉田(高橋克実)らに盛大に見送られた寅子は、登戸の猪爪家に戻ってくる。するとそこでは、結婚したら家を出るべきだという花江(森田望智)と結婚しても同居し続けたいと主張する直明(三山凌輝)が対立していた。頭を悩ませた寅子は航一に相談。猪爪家で家族会議が開かれることに。そんな中、寅子は東京地裁の判事として、「原爆裁判」を担当することになる。
出典:NHK公式サイト
昭和30年(1955年)から東京地裁へ転勤、民事裁判で「原爆裁判」を担当することになります。
「虎に翼」第20週から、物語後半の重要な山場として「原爆裁判」が描かれます。「原爆裁判」は寅子のモデル、三淵嘉子さんが実際に担当した裁判です。詳細は以下をチェックしてください。
第21週(2024/08/19~)「貞女は二夫に見えず?」あらすじ・感想
航一(岡田将生)からの提案に戸惑う寅子(伊藤沙莉)は自分の気持ちを整理しようと試みる。花江(森田望智)は、寅子の選択に任せるつもりだが、いまひとつ状況がわかっていない寅子の様子に不安を募らせる。星家を訪ねた寅子と優未(毎田暖乃)は、朋一(井上祐貴)、のどか(尾碕真花)、百合(余貴美子)と対面する。猪爪家では、直人(青山凌大)が司法試験、直治(今井悠貴)はサックス修行とそれぞれ将来の道を選び始めていた。
出典:NHK公式サイト
第22週(2024/08/26~)「女房に惚れてお家繁盛?」あらすじ・感想
昭和31年。星家で暮らしはじめた寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)だが、航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕真花)とはまだぎこちない雰囲気だ。百合(余貴美子)が家事全般をほぼ一人で引き受けていることに疑問を感じた寅子は、つい苦言を呈してしまう。一方、地裁では判事補・秋山(渡邉美穂)が予期せず妊娠したことを寅子に告げる。秋山の件をきっかけに女性法曹の労働環境を良くしたいと考えた寅子は「意見書」をまとめ、桂場(松山ケンイチ)に提出する。
出典:NHK公式サイト
第23週(2024/09/02~)「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」あらすじ・感想
昭和34年、直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が産まれ、ますますにぎやかになった猪爪家。星家では寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が認知症の症状が進行する百合(余貴美子)を支えていた。東京地裁では、「原爆裁判」の準備手続が終了。いよいよ口頭弁論が始まるという時に、弁護士の雲野(塚地武雅)が倒れてしまう。原告・吉田ミキ(入山法子)は出廷を決意するが―。一方、修業中の梅子(平岩紙)にも転機が訪れる。
出典:NHK公式サイト
第24週(2024/09/09~)「女三人あれば身代が潰れる?」あらすじ・感想
病を患い、治療に専念している多岐川(滝藤賢一)を寅子(伊藤沙莉)が見舞う。多岐川は「少年犯罪の厳罰化」を求める声が高まっていることを気にかけていた。昭和44年、学生運動が激化。事件に巻き込まれた香淑(ハ・ヨンス)の娘・薫(池田朱那)が逮捕される。一方、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)は、尊属殺人の罪に問われている美位子(石橋菜津美)の弁護を担当していた。穂高(小林薫)が少数意見を出した判決から時代は大きく変わったが、今度は―。
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未成年者も多く逮捕された「東大安田講堂事件」の史実については、以下でまとめています。
第25週(2024/09/16~)「女の知恵は後へまわる?」あらすじ・感想
補導委託先として大五郎(増田怜雄)を店に迎えた道男(和田庵)と梅子(平岩紙)は、桂場(松山ケンイチ)が最近顔を見せないことを気にしていた。一方、法制審議会少年部会の委員となった寅子(伊藤沙莉)は、はじめから法改正ありきで議論を進めようとする部会にいらだつ。そんな中、若手の仲間たちと熱心に勉強会を開いていた朋一(井上祐貴)に突然異動が言い渡される。予想外の人事に、それが桂場の意向によるものなのか、寅子は思い悩む。
出典:NHK公式サイト
最終週・第26週「虎に翼」(2024/09/23~)あらすじ・感想
少年法改正の問題と共に、新潟での大きな後悔と向き合うことになった寅子(伊藤沙莉)。調査官の音羽(円井わん)は寅子とは考えが違うが、お互いのやり方について率直に話せるようになる。一方、美位子(石橋菜津美)の事件を担当するよね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)は、いよいよ最高裁の大法廷に立つことに。そして、退官を迎えた桂場(松山ケンイチ)の挨拶をニュースで見守る寅子。寅子に残された「裁判官としての時間」も少なくなる中、少年法改正の議論はいまだに続いていた。
出典:NHK公式サイト
まとめ
「虎に翼」あらすじ・見どころを紹介しました。また、「虎に翼」の放送日時・再放送の日程は、以下でまとめています。
他にも「虎に翼」の登場人物・キャスト一覧は、以下をチェックしてください。
また、「虎に翼」を見逃した場合、動画配信サービス「NHKプラス」を利用すれば、過去1週間分の放送を視聴することが可能です。
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