「風、薫る」中村倫也は何者?柳生藤次の正体・実在モデルは後藤新平?
「風、薫る」【第92話】から、中村倫也さんが演じる「柳生藤次(やぎゅう・とうじ)」が登場します。
柳生は、東京から新潟の坂塚村に来ていたところ赤痢に感染し、りん(見上愛)や直美(上坂樹里)の看護を受ける患者です。
柳生藤次の役どころと、実在モデルの可能性がある後藤新平(ごとう・しんぺい)、そして演じる中村倫也さんのプロフィールを紹介します。
「風、薫る」柳生藤次とは?中村倫也が演じる東京から来た赤痢患者
柳生藤次は、東京から新潟の坂塚村を訪れていた男性です。【第92話】、りんが黒川勝治(平埜生成)とともに避病院へ入ると、柳生も赤痢患者の一人として収容されていました。
東京から来た柳生は、村に赤痢を持ち込んだのではないかと疑われ、ほかの患者から離された状態で寝かされています。しかし、りんは周囲の偏見に左右されることなく、柳生を一人の患者として看護します。
柳生は、りんと直美が新潟で出会う患者であり、のちに二人の「大きな壁」となる人物です。
柳生を演じる中村倫也さんも、柳生は物語に「社会全体の利益」という視点をもたらす存在だとコメントしています。
※以下から「風、薫る」【第94話】のネタバレを含みます。
柳生藤次の正体は?赤痢を調査する内務省衛生局の役人
柳生藤次の正体は、感染症の発生状況を調べるために派遣された「内務省衛生局の役人」です。
明治時代の内務省衛生局は、現在の厚生労働省につながる行政機関で、伝染病の予防や検疫、公衆衛生制度などを担当していました。
柳生は、坂塚村で発生した赤痢を調査するために東京からやって来ましたが、自身も赤痢に感染し、避病院へ収容されます。
柳生が重視するのは、目の前にいる患者だけでなく、感染症から地域や社会全体を守ることです。
患者に寄り添う看護と、感染拡大を防ぐための行政。立場の違いから、柳生とりん・直美の考え方が衝突する可能性があります。
柳生藤次の実在モデルは後藤新平?大関和との関係
後藤新平(画像出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」)
柳生藤次の実在モデルは、NHKから公式に発表されていません。
「内務省衛生局の役人」「公衆衛生を重視する」「りんのモデル・大関和と関わる」という共通点から、医師・官僚の「後藤新平(ごとう・しんぺい)」が有力なモチーフとみられます。
ただし、後藤新平が新潟の農村で赤痢に感染し、大関和の看護を受けたという史実は、現時点では確認できません。柳生藤次は後藤新平そのものではなく、内務省衛生局での経歴や公衆衛生に対する考え方を取り入れた創作人物、あるいは複数の人物を組み合わせたキャラクターと考えられます。
後藤新平とは?内務省衛生局長を務めた医師・官僚
後藤新平は、1857年(安政4年)、現在の岩手県奥州市に生まれました。須賀川医学校を卒業後、1881年(明治14年)には、24歳という若さで愛知県病院長兼愛知医学校長に抜擢されます。1883年(明治16年)には内務省衛生局へ入りました。
その後、ドイツ留学を経て、1892年(明治25年)に内務省衛生局長へ就任しました。
医師としての知識を行政に生かし、感染症対策や検疫、公衆衛生制度の整備に取り組んだ人物です。
のちには台湾総督府民政長官、南満州鉄道初代総裁、内務大臣、外務大臣、東京市長などを歴任。1923年(大正12年)の関東大震災後には、帝都復興院総裁として東京の復興計画にも携わりました。
大関和と後藤新平の関係|看護婦制度の整備を訴えた
史実の後藤新平は、りんの実在モデル・大関和(おおぜき・ちか)とも関係があります。
大関和は、十分な教育を受けていない看護婦や、質の低い派出看護婦会が増えている状況を問題視していました。
そこで内務省へ何度も足を運び、当時、衛生局長を務めていた後藤新平に看護婦制度の整備を訴えたとされています。
1900年(明治33年)には、東京府令として日本初となる看護婦規則が制定されました。全国を対象とした内務省令の看護婦規則が制定されたのは、1915年(大正4年)のことです。
大関和が看護の現場から制度改革を求め、後藤新平が公衆衛生を担当する行政側にいたという関係は、りんと柳生の設定に重なります。
りんの実在モデル・大関和の生涯については、以下の記事で詳しく解説しています。
中村倫也プロフィール|妻は水卜麻美・朝ドラ出演4作目
22時より第7話。
吾妻の回想シーンでは、何十年振りだ?ってくらい久しぶりにピアスをつけてます。作中ではあんまり見えないだろうけども。#ドラマドリステ pic.twitter.com/PPD1ku8zGG— 中村倫也 (@senritsutareme) February 27, 2026
柳生藤次を演じるのは、俳優の「中村倫也(なかむら・ともや)」さんです。プロフィールは以下の通りです。
| 生年月日 | 1986年12月24日 |
|---|---|
| 出身地 | 東京都 |
中村倫也さんは2005年に俳優デビュー。映画やドラマ、舞台などで幅広い役柄を演じ、「カメレオン俳優」とも呼ばれています。
朝ドラへの出演は、「風のハルカ」「半分、青い。」「ブギウギ」に続き、「風、薫る」が4作目です。「ブギウギ」では、丸の内テレビの個性的なディレクター・沼袋勉役でサプライズ登場しました。
また、プライベートでは2023年3月、日本テレビの水卜麻美アナウンサーと結婚しました。水卜アナは朝の情報番組「ZIP!」の総合司会を務めています。
NHK総合の「風、薫る」は午前8時から、日本テレビの「ZIP!」は午前9時まで放送されるため、中村倫也さんが登場する場面では、夫婦が同じ時間帯の別番組に出演する“裏被り”となります。
まとめ
「風、薫る」で中村倫也さんが演じる柳生藤次は、【第92話】から登場する東京から来た赤痢患者です。
その正体は内務省衛生局の調査官で、赤痢の発生状況を調べるために新潟へ来ていました。
実在モデルは公式には発表されていませんが、内務省衛生局で感染症対策や公衆衛生に携わり、りんのモデル・大関和とも接点があった後藤新平が、有力な史実モチーフと考えられます。
他にも「風、薫る」のキャスト・スタッフ一覧は、以下の記事でまとめています。
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