2024年1月7日スタートの第63作となるNHK大河ドラマ「光る君へ」
「光る君へ」の主人公・紫式部を演じるのは「吉高由里子」さんです。そして、大石静さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。
平安時代(10世紀後半)に、千年の時を超える恋愛長編小説「源氏物語」を書き上げた女性・紫式部/まひろ(吉高由里子)の物語。
紫式部/まひろは藤原道長(柄本佑)への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏(光る君)のストーリーを紡いでゆく。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を描く大河ドラマ。
「光る君へ」の主人公・紫式部の本名や正確な生没年は不明です。
「紫式部」の名前の由来、大河ドラマで「まひろ」と呼ばれる理由などを紹介していきます。
「紫式部」「藤式部(とうの・しきぶ)」という名前の由来、本名ではなく通称
「紫式部(むらさき・しきぶ)」の本名や正確な生没年は不明です。「紫式部」は本名ではなく、呼び名です。
昔の日本では本名(実名)は、諱(忌み名)として、口に出すことをはばかれました。
相手を本名で呼ぶことは不吉であったり、特に目上の人を本名で呼ぶのは、この上なく無礼なことでした。そのため相手を呼ぶ時は、「幼名」「通称」「官職」を使います。
例えば過去の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、源頼朝はドラマ内で「佐殿(すけどの)」「鎌倉殿」呼ばれています。
「紫式部」と呼ばれる前は、「藤式部(とうの・しきぶ)」だったとされます。この名前は、1006年頃に一条天皇の皇后・彰子のもとに出仕して呼ばれるようになりました。
「藤式部」は父・藤原為時の官職が「式部省(朝廷の役所の一つ)」と、姓の「藤原」が由来とされます。
その後の呼び名は「紫式部」となり、「紫式部」の「紫」の名前は、「源氏物語」の登場人物「紫の上」に由来するとされます。
そのため、「紫式部」と呼ばれるようになったのは、「源氏物語」を完成した頃という説があります。
他にも「紫式部」という名前は、死後に付けられたという説もあります。「紫式部」の名前の由来には諸説ありますので、ご了承ください。
「光る君へ」の「まひろ」の名前の由来
「光る君へ」は、脚本家・大石静さんのオリジナルストーリーです。そのため「光る君へ」で、紫式部に付いた「まひろ」の名前は大河ドラマオリジナルです。
前述の通り、紫式部の本名や正確な生没年は不明です。
脚本家・大石静さんはインタビューで、「まひろ」という名前を付けた由来は、「1年間放送される大河ドラマで、耳に心地良い、主張が少なくてスルッと入ってくる名前を皆で考えた」と、答えています。
他にも「光る君へ」の制作統括・内田ゆきさんに話によると「心に燃えるものを秘めた個性的な主人公に『まひろ』という名前を付けた」と、語っています。
吉高由里子さんが演じる「まひろ」は、大河ドラマのために付けられたオリジナルの名前です。
まとめ
NHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部の名前の由来、大河ドラマで「まひろ」と呼ばれる理由を紹介しました。
他にも「光る君へ」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。
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