「ブラッサム」珠の結婚・恋愛相手まとめ|恋多き宇野千代の恋愛遍歴と比較
朝ドラ「ブラッサム」のヒロイン・葉野珠(石橋静河)は、物語の中で結婚や恋愛を経験していきます。
珠の実在モデルである作家・宇野千代(うの・ちよ)は、「恋多き作家」としても知られる人物。生涯で4人の男性と結婚したとされ、洋画家・東郷青児とも同棲生活を送っています。
「ブラッサム」に登場する珠の結婚・恋愛相手と、宇野千代の史実を比較して解説します。
※史実に基づきますが、ネタバレが含まれますのでご注意ください※
「ブラッサム」珠の結婚・恋愛相手一覧|宇野千代の史実と比較
「ブラッサム」に登場する珠の結婚・恋愛相手と、実在モデルと考えられる人物は以下の通りです。
| 登場人物(役者) | 史実の人物 | 史実ではどうなった? |
|---|---|---|
| 木村享一(小堀正博) | 藤村亮一 | 14歳で嫁ぐも、約10日で実家へ戻る |
| 島村辰彦(工藤阿須加) | 初恋相手の教師 | 代用教員時代の初恋相手。恋文事件が原因で教職を追われ、のちに失恋 |
| 木村保(金子大地) | 藤村忠 | 1919年に結婚、1924年に離婚 |
| 左良太(北野秀気) | 今東光 | レストランで出会い、親しく交流した文学仲間 |
| 西尾一路(染谷将太) | 尾崎士郎 | 1920年代に結婚、1930年に離婚 |
| 梶矢基一郎(佐藤緋美) | 梶井基次郎 | 親しく交流し、恋愛関係を噂されるも、千代本人は恋愛感情を否定 |
| 夏井銀児(錦戸亮) | 東郷青児 | 1930年から同棲生活を送り、1934年に別れる |
| 未発表 | 北原武夫 | 1939年に結婚、1964年に離婚 |
※登場人物と史実の人物の対応は、NHKが公式に発表したものではなく、人物設定と宇野千代の生涯を比較したものです。
また、史実でも今東光や梶井基次郎については、結婚・恋愛相手と断定できないため、親しい交流があった人物として掲載しています。
「ブラッサム」登場人物のモデルは?宇野千代をめぐる男性たちの史実
宇野千代の恋愛遍歴は、明治・大正・昭和にわたります。藤村亮一、藤村忠、尾崎士郎、北原武夫の4人と結婚し、洋画家・東郷青児とも同棲生活を送りました。今東光や梶井基次郎といった作家とも、親しく交流しています。
「ブラッサム」には、こうした人物がモデルと考えられる登場人物がいます。ただし、ドラマで史実と同じ恋愛や結婚が描かれるとは限りません。
木村享一(小堀正博)|史実は藤村亮一、約10日で実家へ戻る
木村享一(小堀正博)は、珠の叔母・木村照子(山田真歩)の長男で、珠のいとこです。
第2週では、父・清治(渡部篤郎)が決めた縁談で結婚しますが、嫁入りから3日もたたずに実家へ戻りました。
史実の宇野千代も14歳のときに従兄の藤村亮一へ嫁ぎましたが、約10日で実家へ戻っています。
木村享一の実在モデルとされる藤村亮一の史実については、以下の記事で詳しく解説しています。
島村辰彦(工藤阿須加)|史実は初恋相手の男性教師
島村辰彦(工藤阿須加)は、広島の師範学校を卒業して地元・岩国に戻り、珠が働く尋常小学校の同僚教師となる人物です。
第3週「化粧と、初恋」では、珠が島村に惹かれていく様子が描かれています。
史実の宇野千代も、代用教員時代に男性教師に恋をしました。しかし、生徒に恋文を届けさせたことなどが問題となり、教職を追われています。
島村辰彦の実在モデルと考えられる男性教師や、宇野千代の恋文事件については、以下の記事で詳しく解説しています。
木村保(金子大地)|史実は藤村忠、1919年に結婚
木村保(金子大地)は、木村享一の弟で、珠のいとこです。
モデルと考えられる藤村忠(ふじむら・ただし)も、宇野千代が最初に嫁いだ藤村亮一の弟にあたります。
史実では、千代は1919年(大正8年)に藤村忠と結婚したとされています。その後、小説家・尾崎士郎と親しくなり、1924年(大正13年)に離婚しました。
木村保の実在モデルとされる藤村忠の結婚・離婚の史実については、以下の記事で詳しく解説しています。
左良太(北野秀気)|史実は今東光?親しい文学仲間
左良太(北野秀気)は、大阪出身の文学好きの青年で、珠との出会いをきっかけに作家を志す人物です。
モデルの候補と考えられるのが、小説家・今東光(こん・とうこう)です。
史実では、宇野千代が東京・本郷の西洋料理店「燕楽軒(えんらくけん)」で働いていた頃に知り合い、親しく交流しました。
ただし、2人が恋人同士だったと断定できる史料は確認できていません。
西尾一路(染谷将太)|史実は尾崎士郎、結婚後に離婚
尾崎士郎(出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」)
西尾一路(染谷将太)は、新進気鋭の若き小説家。珠と同じ出版社に出入りする中で知り合い、珠の才能を早くから認める人物です。
モデルと考えられるのは、小説「人生劇場」などで知られる作家・尾崎士郎(おざき・しろう)です。
史実では、宇野千代は1922年(大正11年)ごろに尾崎士郎と出会い、同棲生活を開始。その後、藤村忠と離婚して尾崎と結婚しました。
しかし、1930年(昭和5年)には尾崎士郎とも正式に離婚しています。
梶矢基一郎(佐藤緋美)|史実は梶井基次郎、恋愛関係を噂される
梶井基次郎(出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」)
梶矢基一郎(佐藤緋美)は、唯一無二の表現力を持つ若き天才作家です。
モデルと考えられるのは、小説「檸檬(れもん)」で知られる梶井基次郎(かじい・もとじろう)です。
史実では、宇野千代は1927年(昭和2年)の夏、伊豆の湯ヶ島(現在の静岡県伊豆市)で梶井と知り合い、親しく交流しました。
2人は恋愛関係を噂されましたが、千代自身は梶井への恋愛感情を否定し、とても好きで尊敬していたと振り返っています。
夏井銀児(錦戸亮)|史実は東郷青児、1930年から同棲
夏井銀児(錦戸亮)は、常識に縛られない生き方で世間の注目を集める洋画家です。
モデルと考えられるのは、洋画家・東郷青児(とうごう・せいじ)です。
史実では、宇野千代は1930年(昭和5年)に東郷青児と同棲生活を始め、1934年(昭和9年)に別れています。
千代の代表作「色ざんげ」は、東郷青児から聞いた恋愛体験などをもとに執筆した小説です。
後年の結婚相手|史実は北原武夫、1939年に結婚して1964年に離婚
宇野千代の後年の結婚相手となったのが、小説家・北原武夫(きたはら・たけお)です。
史実では、1939年(昭和14年)に千代と北原武夫が結婚。2人は雑誌「スタイル」の編集や経営にも携わりました。
しかし、1964年(昭和39年)に離婚しています。
現時点では、「ブラッサム」で北原武夫をモデルとする登場人物やキャストは発表されていません。
まとめ
朝ドラ「ブラッサム」で描かれる葉野珠の結婚や恋愛には、実在モデル・宇野千代の人生と共通する部分があります。
恋多き作家として知られる宇野千代は、藤村亮一、藤村忠、尾崎士郎、北原武夫との結婚を経験し、東郷青児とも同棲生活を送りました。
ただし、「ブラッサム」は宇野千代の生涯をもとにしたフィクションのため、史実と同じ展開になるとは限りません。
宇野千代の生涯や結婚歴、代表作については、以下の記事で詳しく解説しています。
他にも「ブラッサム」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。
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