「ブラッサム」木村保(金子大地)の実在モデルは藤村忠?宇野千代の2人目の夫との結婚と離婚
朝ドラ「ブラッサム」第8話から、金子大地さん演じる「木村保(きむら・たもつ)」が登場しています。
保は、珠(石橋静河)の実母ユリの妹・木村照子(山田真歩)の次男で、珠のいとこです。学業優秀で誠実、どこかユニークな一面を持つ青年として描かれます。
そして、保の実在モデルと考えられるのが、宇野千代(うの・ちよ)の従兄で、2人目の夫となった藤村忠(ふじむら・ただし)です。
木村保の役どころと、モデルと考えられる藤村忠と宇野千代の結婚から離婚までの史実、演じる金子大地さんのプロフィールをまとめて解説します。
※以下、史実に基づきますが、ネタバレがありますのでご注意ください※
朝ドラ「ブラッサム」木村保とは?珠のいとこ・照子の次男
ブラッサム:【登場人物紹介】主人公のいとこ・木村保 “初朝ドラ”金子大地が不思議なオーラを放つ青年に あすスタート
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— MANTANWEB/毎日キレイ (@mantanweb) September 27, 2026
朝ドラ「ブラッサム」で、金子大地さんが演じる珠のいとこ・木村保のキャラクターは以下の通りです。
木村保は、珠の叔母・木村照子の次男で、珠とはいとこ同士。学業優秀で、ユニークな一面を持つ青年。
泰然自若(たいぜんじじゃく:落ち着いていて物事に動じないさま)で、誠実な人柄もあいまって、不思議なオーラを放つ人物。
珠の実母・ユリや継母・リョウ、弟妹、木村家のいとこなど、葉野珠の家族構成と家系図は、以下の記事で解説しています。
照子の長男・木村享一は保の兄で、ドラマでは珠と享一の縁談が描かれています。享一のモデルと考えられる藤村亮一と、宇野千代が14歳で嫁いだ史実については、以下の記事で解説しています。
「ブラッサム」木村保を演じる「金子大地」プロフィール|「鎌倉殿の13人」源頼家役
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木村保を演じるのは、俳優の「金子大地(かねこ・だいち)」さんです。プロフィールは以下の通りです。
| 生年月日 | 1996年9月26日 |
|---|---|
| 出身地 | 北海道 |
2018年のドラマ「おっさんずラブ」の栗林歌麻呂役で注目を集め、2019年のNHKドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」では主人公・安藤純役を演じる。
映画では、主演作「猿楽町で会いましょう」のほか、カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した「ナミビアの砂漠」などに出演。
朝ドラへの出演は「ブラッサム」が初めてとなります。NHKでは、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で鎌倉幕府第2代将軍・源頼家役を演じています。
木村保の実在モデルは藤村忠?宇野千代の従兄で2人目の夫
木村保の実在モデルは、NHKから公式には発表されていません。ドラマは宇野千代をモデルにしながらも、大胆に再構成したフィクションとして描かれています。
ただし、人物設定と宇野千代の史実を重ねると、保のモデルとなった可能性が高いのが藤村忠です。藤村忠は、珠のモデル・宇野千代の従兄で、千代が14歳で嫁いだ藤村亮一の弟にあたります。
ドラマの保は「珠のいとこ」で「享一の弟」、そして「学業優秀な青年」。史実の藤村忠も、千代の従兄で亮一の弟、京都で学んだのち東京帝国大学(現在の東京大学)へ進んだ人物です。こうした共通点から、保は藤村忠をモチーフにした人物と考えられます。
葉野珠のモデル・宇野千代の生涯や結婚歴、代表作については、以下の記事で解説しています。
【史実】宇野千代と藤村忠の結婚から離婚まで
藤村忠は、宇野千代と京都・東京・札幌で暮らし、千代が小説家として世に出る時期をそばで過ごした人物です。
14歳で嫁いだ忠の兄・藤村亮一が最初の夫、のちに結婚した弟・忠が2人目の結婚相手となります。
故郷を離れた千代が頼った従兄・藤村忠
宇野千代は14歳のとき、父の命令で従兄の藤村亮一のもとへ嫁ぎました。しかし、結婚生活は10日ほどで終わり、実家へ戻っています。
1914年(大正3年)、千代は岩国高等女学校を卒業し、小学校の代用教員になりました。ところが同僚教師との恋愛をきっかけに職を離れ、1915年(大正4年)の秋、京城(けいじょう:現在の韓国・ソウル)へ渡ります。
翌1916年(大正5年)に帰国した千代が頼ったのが、京都で学生生活を送っていた従兄の藤村忠でした。
東京で忠と同居、燕楽軒で文学者と出会う
1917年(大正6年)、千代は東京へ移り、忠と同居します。忠は東京帝国大学の法学部へ進んでいます。
東京での暮らしは楽ではなく、千代は婦人記者や家庭教師、店員などの仕事を転々としました。その一つが、本郷三丁目の西洋料理店「燕楽軒(えんらくけん)」での給仕です。
働いたのは18日ほどでしたが、ここで千代は「中央公論」の編集者・瀧田樗陰(たきた・ちょいん)や、芥川龍之介、久米正雄、今東光(こん・とうこう)ら文学者と出会うことになります。
1919年に藤村忠と結婚、札幌で「脂粉の顔」が一等入選
1919年(大正8年)8月、21歳のときに、千代は藤村忠と結婚しました。
翌1920年(大正9年)、東京帝国大学を卒業した忠が北海道拓殖銀行に就職したため、夫婦は北海道・札幌へ移り住みます。
札幌で小説を書き始めた千代は、1921年(大正10年)1月、23歳のときに短編小説「脂粉の顔」が「時事新報」の懸賞小説で一等に入選。賞金は200円で、千代が小説家として歩み始める大きなきっかけとなりました。
この懸賞で二等に入ったのが、のちに千代の3人目の夫となる作家・尾崎士郎(おざき・しろう)です。
尾崎士郎との出会いと、1924年の協議離婚
1922年(大正11年)、千代の小説「墓を発く(はかをあばく)」が「中央公論」に掲載されることになります。千代はその原稿料を手に故郷の岩国へ帰省し、帰り道に立ち寄った東京で尾崎士郎と出会いました。
2人は惹かれ合い、千代は忠の待つ札幌へは戻らず、尾崎士郎との暮らしを始めます。1923年(大正12年)には東京・馬込(現在の東京都大田区)へ移り住みました。
そして1924年(大正13年)4月、26歳のときに藤村忠との協議離婚が成立します。それまで「藤村千代」の名で作品を発表していた千代は、この年に筆名を「宇野千代」に改めています。尾崎士郎とは、1926年(大正15年)に結婚しました。
忠との結婚生活は終わりましたが、京都、東京、札幌で忠と過ごした時期は、千代が多くの文学者と出会い、作家として第一歩を踏み出した大切な時代でもあったのです。
出典:宇野千代 公式ホームページ「宇野千代について」
出典:宇野千代顕彰会「宇野千代私製年譜」
出典:文京区公式サイト「宇野千代」
まとめ
朝ドラ「ブラッサム」で、金子大地さんが演じる「木村保」は、珠の叔母・照子の次男で、珠のいとこにあたる人物です。
モデルは公式に発表されていませんが、宇野千代の従兄で2人目の夫となった藤村忠をモチーフにした人物と考えられます。
他にも「ブラッサム」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。
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