2021年11月1日（月）スタートの第105作となるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」
それぞれの時代に合わせて、朝ドラとしては初となる祖母・母・娘のヒロイン3人が登場します。3人のヒロインは以下の通りです。
- 祖母・橘安子（たちばなやすこ）⇒上白石萌音
- 母・雉真るい（きじまるい）⇒深津絵里
- 娘・大月ひなた（おおつきひなた）⇒川栄李奈
カムカムエヴリバディは、「ラジオ英語講座」と共に生きた3世代のヒロインが紡ぐストーリーです。
3人のヒロイン、安子、るい、ひなたと三世代の女性たちが紡いでいく100年に渡るファミリーストーリーです。
安子（上白石萌音）の物語は日本でラジオ放送が始まった日1925（大正14）年から。るい（深津絵里）の物語は、昭和30年代の大阪。ひなた（川栄李奈）の物語は、昭和40年代の京都から始まります。
3人のそばにはいつも「ラジオ英語講座」があり、ラジオと共に生きた家族の物語です。
３代目ヒロイン”ひなた”は川栄李奈さんが演じています。時代劇好きの”ひなた”は京都の条映太秦映画村で働いています。
ひなたは何回も挫折していた英語の勉強を、母親・るい（深津絵里）と一緒にNHKラジオ英語講座で、もう一度勉強を始めます。
そんな”ひなた”が働く映画村に1999年7月、ハリウッドの映画製作チームが視察のために来日します。ハリウッド映画のタイトルは「サムライ・ベースボール」です。
その視察団の一人、日系人キャスティング・ディレクター「アニー・ヒラカワ」役を森山良子さんが演じています。
また、アニー・ヒラカワが渡米した初代ヒロイン・安子（上白石萌音）なのか？・・・など、SNS上でも話題になっています。アニー・ヒラカワの正体は何なのか？推測していました。
※アニー・ヒラカワは安子ということが判明しています。こちらの記事はドラマのストーリーが進む前の、考察記事です。
アニー・ヒラカワを演じる森山良子、「カムカムエヴリバディ」に縁
お母ちゃんに言えなかった気持ち、アニーさんには素直に伝えられました。不思議ですね。。
「あなたの人生、後悔のない道を」
人生の大先輩、アニーさんからひなたちゃんへの助言です。#川栄李奈 #森山良子 #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/zOK45zAUlw
— 朝ドラ｢カムカムエヴリバディ｣#カムカム (@asadora_bk_nhk) March 28, 2022
日系人キャスティングディレクター、アニー・ヒラカワを演じるのは「森山良子（もりやまりょうこ）」さんです。
ハリウッド映画の視察団として、カムカムエヴリバディの第101話からサプライズ登場しています。
森山良子さんのプロフィールは以下の通りです。
| 生年月日 | 1948年1月18日 |
|---|---|
| 出身 | 東京 |
森山良子（モリヤマ リョウコ） シンガー・ソングライター。1948年1月18日生まれ、東京都出身。ジャズ・トランペッター森山久を父に、ジャズ・シンガーのティーブ釜范を叔父に持ち、従兄はかまやつひろしという音楽一家に生まれ育つ。女性フォーク・シンガーの先駆者として、透明感のある歌声と歌唱力で他の追随を許さない活躍を続けている。
出典：オリコンニュース
森山良子さんは朝ドラ「カムカムエヴリバディ」には何かと縁があります。息子の森山直太朗さんは、主題歌の「アルデバラン」を作詞作曲を担当しています。
また、森山良子さんの父親・森山久さんはジャズトランペッターです。
2代目ヒロイン・るい（深津絵里）の時代には、ジャズトランペッターの大月錠一郎（オダギリジョー）の出会い、そしてジャズミュージシャンによるライブ演奏もドラマで描かれています。
そしてドラマ内で重要な曲となっているのルイ・アームストロングの「On the Sunny Side Of the Street」です。
森山良子さんの父親・森山久さんは、ルイ・アームストロングとも親交があったそうです。
2代目ヒロイン・るいの名前はルイ・アームストロングから、3代目ヒロイン・ひなたは「On the Sunny Side of the Street（日なたの道を）」の歌詞が由来となっています。
アニー・ヒラカワは安子？平川唯一さん親戚？進駐軍ロバート関連？
いろいろな憶測がSNS上でも流れていますが、アニー・ヒラカワの正体は一体誰なのか？一番気になるところです。
※第107話（2022/04/01）終了時点での考察になります。
話題になっているアニー・ヒラカワの正体は以下の通りです。
- 渡米した安子がアニー・ヒラカワ説
- 実在モデル・平川唯一さんの親戚説
- 進駐軍ロバート関連の人物
第102話では、ひなた（川栄李奈）とアニー・ヒラカワ（森山良子）との会話があります。その会話の中で、アニー・ヒラカワの正体について分かった部分は
- モモケンが演じる棗黍之丞が団子好きなのを知っている
- ひなたが英語を勉強した、NHKラジオ英語講座を知っている
- 日本のラジオ体操も知ってそう
- 日本に来るのは初めて
③に関しては「日本に来るのは初めてで知らない」とアニー・ヒラカワは言っていますが、なんだかラジオ体操も知っている雰囲気でした。
さらにストーリーが進むに連れて、以下のことも分かってきます。
- ひなたが差し入れした、回転焼きの”あんこ”に興味を持つ
- ひなたに”あんこ”のおまじないを聞くと激しく動揺
- アニーは日本語を話せる
カムカムエヴリバディの第23週では、アニー・ヒラカワは日本語を話せることも判明しています。(※詳しくは後述します）
渡米した安子がアニー・ヒラカワ説、年相応か？
日本に来るのが初めてという点だけ考えれば「アニー＝安子」という説はありえません。ただし、アニー・ヒラカワが”ひなた”に嘘を付いているということもありえます。
日本のラジオ体操も知っている雰囲気でした。安子の時代には、よくラジオ体操のシーンもよくありました。
ヒロイン・安子は大正14年（1925年）生まれです。カムカムエヴリバディの最終回がある第23週には、錠一郎（オダギリジョー）とるい（深津絵里）の、「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」が開催されます。
ライブは2003年12月のクリスマスの設定です。安子の年齢は78歳になります。
アニー・ヒラカワを演じるのは森山良子さんの実年齢は74歳です（※2022年時点）。そのため安子を演じるには年相応とも思います。
物語が進むに連れて、「アニー・ヒラカワ=安子」というのが、イチバン有力に感じています。
実在モデル・平川唯一さんの親戚説
アニー・ヒラカワは、”ひなた”にどうやって英語を勉強したのか聞き、”ひなた”は「毎朝、ラジオ英会話を聞いている」と答えます。
アニー・ヒラカワは、日本で毎朝流れている「NHKラジオ英語講座」の存在を知っていました。これから考えると「ヒラカワ＝平川」が結びつきます。
「カムカムエヴリバディ」のタイトルの由来となっていいるのが、NHKラジオ英語講座です。戦後に放送されたラジオ英語講座の人気講師・平川唯一さんが実在モデルです。
この点を考えると「アニー・ヒラカワ」は平川唯一さんの親戚関係なのかもしれません。
進駐軍ロバート関連
最後は安子を連れてアメリカに帰った進駐軍の将校ロバート・ローズウッド（村雨辰剛）の関連人物です。
ロバートは英語を勉強する安子に、以下のように語っています。
「きっとあなたをどこか、思いもよらない場所まで連れていってくれますよ」
アニー・ヒラカワさんのこの言葉、以前ロバートさんが安子に伝えた言葉よね。安子はその言葉通り、思いもよらない場所に行ってしまったのだろうか？そしてそこは安子にとっての「ひなたの道」だったのだろうか？#カムカム
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) March 24, 2022
「英語の勉強を、これからも続けてください」「きっとあなたをどこか、思いもよらない場所まで、連れて行ってくれますよ」
このセリフは奇しくもアニー・ヒラカワが、英語を勉強する”ひなた”に伝えた言葉と同じです。
ロバートと安子はアメリカで結婚したのか？一緒に住んでいるのか？、今の所わかっていません。
ただ、アニー・ヒラカワが同じセリフと言った点を考えると、もしかしたらロバート・ローズウッドに関係のある日系人なのかもしれません。
アニー・ヒラカワは日本語を話すことができる
※2022/03/30追記※
アニー・ヒラカワ（森山良子）は日本語を話すことができるが、NHKの番組表で分かりました。最終週（第23週）のあらすじに、以下の記述があります。
第109話（2022/04/05放送）
錠一郎（オダギリジョー）とるい（深津絵里）が控室で準備を進める中、ひなた（川栄李奈）は弟の桃太郎（青木柚）と一緒に、ラジオでアニー・ヒラカワ（森山良子）のインタビュー番組を聴くことに。磯村吟（浜村淳）からの質問に通訳を介して英語で答えていたアニーですが、途中から突然日本語を話し始め…
出典：NHK番組表
磯村吟（浜村淳）からの質問に英語で答えていると、アニー・ヒラカワが突然日本語でしゃべり始めます。
ハリウッド映画「サムライベースボール」の映画の番宣で、キャスティング・ディレクターの立場からインタビューを受けていたのかもしれません。
この出来事により、”ひなた”に「日本に来るのが初めて」と言ったアニーの言葉は嘘になるかもしれません。何にせよアニー・ヒラカワには隠し事あるということです。
日本語が話せることにより、アニー・ヒラカワは安子（上白石萌音）という説が、高くなったのは確かです。
アニー・ヒラカワの実在モデルは奈良橋陽子さん？
アニー・ヒラカワは、ハリウッド視察団のキャスティング・ディレクターとして来日します。ドラマ内のハリウッド映画のタイトルは「サムライベースボール」です。
この時期から推測すると、「サムライベースボール」の実在モデル「ラストサムライ」と推測されます。
ハリウッド大作「ラストサムライ」のキャスティング・ディレクターを実際に務めたのは「奈良橋陽子（ならはしようこ）」さんです。
奈良橋さんのプロフィールは以下の通りです。
| 生年月日 | 1947年6月17日 |
|---|---|
| 出身 | 千葉県市川市 |
日本の作詞家、演出家、実業家。1970年代後半に当時の夫、ジョニー野村とともにバンド「ゴダイゴ」のプロデュースと作詞を手がける。俳優の教育者としても別所哲也、藤田朋子、今井雅之、川平慈英を教え子として持ち、92年に俳優養成機関、アップスアカデミーを開校。また映画『太陽の帝国』『ラストサムライ』などのキャスティングも担当している。
出典：ザテレビジョン公式HP
アニー・ヒラカワは日系人という設定なので、奈良橋さんとは生い立ちとは違いますが、何かしら参考にしている点はあるかもしれません。
また、奈良橋陽子さんの娘・米倉リエナさんが、ハリウッドの視察団の一人・通訳のパトリシアとして出演しているところも、何かしら関係があると想定できます。
まとめ
3代目ヒロイン・大月ひなた（川栄李奈）が働く「条映太秦映画村」にハリウッドの映画製作チームが視察のために来日します。
その視察団の一人、日系人キャスティングディレクター「アニー・ヒラカワ」役を森山良子さんが演じています。
物語が進むに連れて「アニー・ヒラカワ=安子」というのが、イチバン有力だと考えています。
※アニー・ヒラカワは安子ということが判明しています。こちらの記事はドラマのストーリーが進む前の、考察記事です。
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