2021年5月17日スタートの第104作となるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」
ヒロイン・永浦百音(ながうらももね)を演じるのは「清原果耶(きよはらかや)」さんです。
「おかえりモネ」は宮城・登米で育ったヒロインが、気象予報士を目指して上京し、やがて故郷の島(亀島)へ戻り地域に貢献する姿を描くオリジナルストーリーです。
高校卒業後に宮城県気仙沼市にある離島・亀島を離れ、宮城県登米の米麻町森林組合で働くヒロインの百音。「おかえりモネ」の第3週からは、下宿先の新田サヤカに促されてお盆は実家に帰ることになります。
ちなみにモネの地元・亀島はドラマ内の架空の島です。
「おかえりモネ」【第4週】では、百音が帰ったお盆の最終日に、永浦家は家族で「盆舟奉納(ぼんぶねほうのう)」を行います。「盆舟奉納」とはいったい何なのか?解説します。
東北地方で行われる「盆船流し」「盆船奉納」「盆舟送り」
お盆には地域によって様々な行事があります。全国的に良く知られているのはナスやきゅうりに割り箸が刺さった飾り物「精霊馬(しょうりょううま)」でしょうか。
「精霊馬」はお盆の時期に先祖を迎えて、送り出す乗り物のことです。
「精霊馬」と同様に「おかえりモネ」の舞台となっている東北地方などでは、お盆に先祖を送り出すために藁で作った船を、海や川に流す「盆船流し(ぼんぶねながし)」、「盆船奉納(ぼんぶねほうのう)」という行事があります。
桃浦地区で50年ぶりに復活した「盆舟おくり」に参加してきました。リボーン アート フェスと提携して、小林武史さんのピアノとシンセの生演奏もあり、ちょっと幻想的に始まったのですが、お札を括り、お供物を乗せて、沖へと引いて、一回りして帰って来ます。#リボーン アート フェスティバル 2019 pic.twitter.com/dmYYeqcgAh
— やぎちゃん (@0MNO7IWkWQWo8mg) August 21, 2019
お盆に先祖の霊を送る船「盆船」(精霊船)を寺に奉納すること。船にはお盆で供えた供物などを載せる。盆船は奉納の他に川などに流す場合もある。
出典:Weblio辞書
最近は川や海に流さず「盆船」はお寺に奉納したり、野焼きにされることが多いようです。
また、東北地方の各地で行われることが多いようですが、茨城県や福井県など全国でも「盆船」の行事があるようです。
ドラマ内では祖母・永浦雅代の初盆
「おかえりモネ」のドラマ内で描かる「盆舟奉納」のシーンは、祖母・永浦雅代が亡くなってからの初盆になります。
ちなみに祖母・永浦雅代演じるのは「竹下景子」さんです。祖母は牡蠣に生まれ変わって、「おかえりモネ」の語り・ナレーションを担当しています。
まとめ
「盆舟奉納」は主に東北地方で行われる送り盆(先祖を送り出す行事)の一つです。ヒロイン百音の実家は宮城県気仙沼市の離島なので「盆舟奉納」がシーンがありました。
また、モネの地元・気仙沼市亀島に住む、永浦家を演じる俳優は以下でまとめています。
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