2023年10月2日放送スタート、第109作となるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」
ヒロイン・福来スズ子（花田鈴子）は、「趣里（しゅり）」さんが演じます。「ブギウギ」のあらすじは、以下の通りです。
大正の終わり、大阪・下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫な女の子。鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。生まれ故郷・香川への思い、大阪の華やかなステージ、そして夢を追いかけ東京へ・・・“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていくヒロインの物語。
スズ子と一人娘・愛子は、ある事件に巻き込まれます。笠置シヅ子さんと、その娘・亀井ヱイ子さんに起こった史実をモチーフにしているかと思います。
笠置シヅ子の娘・亀井ヱイ子、脅迫・誘拐未遂事件とは？
笠置シヅ子さんと、その娘・亀井ヱイ子さんが被害にあった「脅迫・誘拐未遂事件」の史実を紹介します。
「東京ブギウギ」で戦後の大スターとなった「笠置シヅ子」さんは、1949年に著名人の高額納税者ランキングで、人気作家・吉川英治に次ぐ2位となります。
日本では、2005年まで高額納税者を公示していました。私もワイドショーなどのテレビ番組で、芸能人の名前が長者番付として、堂々と発表されていたのを覚えています。
「笠置シヅ子」さんは1950年、世田谷に306坪の土地を購入すると、使用人が居住する別邸も備えた豪邸を建築します。
昔は芸能人のプライバシーが保護されていなかった時代でもあり、芸能人の豪華な生活が雑誌などで報じられました。
住所などの個人情報も掲載されることもあり、芸能人が犯罪の標的とされた脅迫・誘拐事件が起こりました。
お金持ちとしての私生活や住所がわかっている「笠置シヅ子」さんも同様に、犯罪の標的となります。
1954年3月31日、笠置宅に「6万円を渡さないと娘を殺す」という脅迫状が届きます。（当時の庶民の１ヶ月の平均収入が約1万円程度）
その後も電話を含め9回脅迫されますが、笠置シヅ子さんのマネージャーが指定された場所でお金を渡そうとした瞬間、犯人は張り込んでいた刑事達に逮捕されます。
捕まった犯人は三十歳の無職の男で、結婚するための資金が必要だったと自供しています。
「笠置シヅ子」さんは、この事件をキッカケに一人娘・ヱイ子さんを芸能人の子供ではなく、平凡家庭の子供として育てていこうと決心したそうです。
参考文献：「ブギの女王・笠置シヅ子」「笠置シヅ子ブギウギ伝説」など
※「ブギウギ」は実話をエピソードにしている場合もありますが、フィクションとして制作されたオリジナル作品です。
「ブギウギ」で脅迫・誘拐未遂事件に関連する登場人物
「ブギウギ」で、一人娘・愛子の脅迫・誘拐未遂事件のエピソードは、第24週(2024/03/11～)に描かれます。
「誘拐未遂事件」に関連する「ブギウギ」の登場人物は、以下の通りです。それぞれの人物の詳細は、リンク先をチェックしてください。
- 愛子（子役/このか）…スズ子の一人娘
- 刑事・高橋（内藤剛志）…世田谷署のベテラン刑事
- 柴本タケシ（三浦獠太）…スズ子の新人マネージャー、山下達夫の甥
- 小田島大（水澤紳吾）…近所の男、スズ子に関わるとある事件を起こす
- 小田島一（井上一輝）…小田島大の息子、愛子と友達になる
刑事役でお馴染みの「内藤剛志」さんが出演、そして新しくマネージャーとなった柴本タケシ（三浦獠太）も、史実に基づくと活躍しそうです。
まとめ
NHK朝ドラ「ブギウギ」でもエピソードとして登場する、笠置シヅ子さんと、その娘・ヱイ子さんに起こった「脅迫・誘拐未遂事件」の史実を紹介しました。
他にも「ブギウギ」の登場人物・キャスト一覧は、以下をチェックしてください。
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