2021年5月17日スタートの第104作となるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」
ヒロイン・永浦百音(ながうらももね)を演じるのは「清原果耶(きよはらかや)」さんです。
「おかえりモネ」は宮城・登米で育ったヒロインが、気象予報士を目指して上京し、やがて故郷の島(亀島)へ戻り地域に貢献する姿を描くオリジナルストーリーです。
前作の朝ドラ「おちょやん」は、“おちょぼさん”がなまった大阪ことばでした。おかえりモネには「モネ」というヒロインの愛称が付いています。
朝ドラ第104作となる「おかえりモネ」のタイトルには、どんな意味、由来があるのでしょうか?考察していました。
「おかえりモネ」のモネはヒロイン・永浦百音(ながうらももね)の愛称・あだ名
まず簡単にわかるのがモネです。「おかえりモネ」のヒロインは清原果耶さんが演じる永浦百音(ながうらももね)の愛称・あだ名です。
朝ドラには元ネタとなる実在の人物がいることが多いですが、永浦百音の元ネタについては以下の記事をチェックしてください。
モネというあだ名、愛称が付いた由来
ヒロイン・永浦百音が「モネ」と呼ばれるようになった由来が、物語の佳境の第119話(最終回の一つ前)に、登米の山主・新田サヤカ(夏木マリ)から明かされます。
モネー、モネーって、お姉ちゃんにベッタリで。みーちゃんが『百音』と『お姉ちゃん』をくっつけちゃったから『モネ』になっちゃったんだよ
という、エピソードが語られます。
物語内で「モネ」と呼ばれるようになったのは、妹の未知が幼い頃、お姉ちゃんのことを呼ぶときに「モネ」と呼んだのがキッカケです。
画家「クロード・モネ」に関係がある?
「モネ」の由来について、脚本家・安達奈緒子さんがインタビューで以下のようの答えています。
「百音の愛称を『モネ』としたのは複合的な理由があります。妹の未知が呼んだことが端緒となりますが、画家のモネが持つ色彩豊かなイメージ、気仙沼のカキの養殖地の地名などにも由来があります。呼び名は関係性を表しますから、モネと呼ぶか、百音と呼ぶか、おまえと呼ぶか、あなたと呼ぶかでもいろいろと表現できる余地が生まれるので、そこは大事にしたいなと思っていました」
出典:Yahooニュース
物語の設定上では妹の未知が「モネ」と呼んだことがキッカケです。脚本家・安達奈緒子さんの中では、色彩豊かだった画家「クロード・モネ」や、カキの養殖地など複合的な由来があるようです。
ちなみに、この地名かは不明ですが、宮城県気仙沼市唐桑町には「舞根(もうね)湾」というカキの養殖地があります。
NHK朝ドラ「おかえりモネ」のタイトルに込められた意味
「おかえりモネ」は1995年生まれのヒロイン・永浦百音の物語です。
モネは東日本大震災が起こった2011年3月11日は、宮城県の実家・離島の亀島に、ある理由で島を離れていました。
震災時に「何も出来なかった」と感じたモネは内陸の町・登米(とめ)へと移り住みます。そして登米で青春を過ごす中で、気象予報士に憧れ、資格を取るために上京。民間の気象会社に就職し、天気予報にまつわるさまざまな経験を積み、故郷に戻って人々に貢献するストーリーです。
ムック本「おかえりモネPart1 NHKドラマ・ガイド」の、おかえりモネの脚本家「安達奈緒子」さんのインタビュー記事に、以下の記述があります。
ヒロインの百音は、3月11日に気仙沼にいませんでした。そのために、「妹や幼なじみたちと二度と同じ思いを共有できない」という寂しさと隔絶を感じてしまう。そして、何もできなかった、何かを取り戻したい、という思いから、人の役に立てることを模索します。
出典:おかえりモネPart1 NHKドラマ・ガイド P82
実家を離れたヒロイン・永浦百音が、故郷の亀島に戻ってくるので「おかえり」というタイトルが付いていると考察できます。
ちなみにドラマに出てくる離島の亀島は、存在しない架空の島です。モデルの島は「気仙沼大島」です。実際に「気仙沼大島」では大震災により島が孤立するなどしています。
ヒロイン・永浦百音が東日本大震災時に亀島を離れていたある理由は、ムック本「おかえりモネPart1 NHKドラマ・ガイド」のあらすじに記載があります。
百音が高校卒業後に地元・亀島を離れた理由【葛藤・トラウマ】
2011年3月11日。仙台へ合格発表を見にいった帰り、百音は耕治にジャズクラブに連れて行ってもらった。午後二時から始まったプロの演奏に、百音がくぎづけになっていたそのときー。
出典:おかえりモネPart1 NHKドラマ・ガイド P94
百音と父親・耕治は高校の合格発表を見に行くために、実家の離島・亀島を離れていました。
亀島のモデルとなっている「気仙沼大島」は震災後、フェリーなど本土との交通手段がなく孤立しており、米海軍の「トモダチ作戦」により物資の支援を受けています。
ドラマの中でも仙台に行っていた百音は、しばらくの間、孤立した離島の実家に帰れませんでした。
百音は東日本大震災の時に、地元・亀島で何も出来なかった葛藤・トラウマがあるようです。そして、震災をキッカケに大好きだった音楽もやめてしまいます。
「何もできなかった」葛藤から高校卒業後に亀島を離れ、気象予報士の夢を見つけ地元に帰ってきて貢献する百音を描くストーリーなので「おかえりモネ」というタイトルが付いているのではないでしょうか。
まとめ
「おかえりモネ」のモネはヒロイン・永浦百音(ながうらももね)の愛称です。
また「おかえり」というタイトルが付いているのは、東日本大震災の葛藤から実家・亀島を離れ、そして気象予報士として故郷の島へ戻り、地域に貢献する姿を描くストーリーだからと推測されます。
地元・亀島の永浦家を演じる役者は以下にまとめています。
亀島で育った百音の幼馴染を演じる役者は、以下をチェックしてください。
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