NHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶは、「今田美桜」さんが演じます。「あんぱん」のあらすじは、以下の通りです。
漫画家「やなせたかし」さんと妻「暢（のぶ）」さんをモデルとしたオリジナル作品。昭和初期、高知で明るく奔放な少女・朝田のぶと、父を亡くした少年・柳井嵩が出会う。
戦後、嵩と再会したのぶは夢を追い東京へ。彼女を追いかけた嵩と共に、六畳一間の貧しい生活を楽しみながら二人は結婚。どんな困難も笑いに変えた彼らの未来には、『アンパンマン』が誕生する希望の物語が続く。
朝ドラ「あんぱん」パン職人・屋村草吉（阿部サダヲ）は昭和初期、日本が軍国主義へと進んでいく中、たびたび戦争に反対する姿勢を見せます。
その裏には、草吉が経験した過去のトラウマに秘密があります。
※以下、ネタバレがありますのでご了承ください※
草吉の過去の秘密とは？第一次世界大戦の体験と「美村屋」時代
「あんぱん」第28話、原豪（細田佳央太）に赤紙（召集令状）が届きます。
屋村草吉（阿部サダヲ）は豪に対して「勇ましく戦おうなんて思うなよ」「逃げて逃げて逃げ回るんだ」「戦争なんて、いいヤツから死んでいくんだからな」と戦争に反対する描写がありました。
屋村草吉には今後、物語の中で明かされていく以下の過去の秘密があります。
- 第一次世界大戦でイギリス軍の日本人義勇兵として戦場に行った
- かつて銀座の「美村屋」でパン職人として働いていた
劇中に登場する銀座のパン屋「美村屋」の実在モデルについては、以下の記事で詳細をまとめています。
草吉が乾パンを焼かない理由とは？義勇兵としての戦争体験
朝ドラ「あんぱん」第9週、朝田パンに軍から「乾パン」の注文が入りますが、草吉はきっぱりと拒否します。
「乾パン」は水分がなくて非常に硬く、戦時中でも長期保存が可能な非常食です。
朝ドラ「あんぱん」の劇中では、草吉は第一次世界大戦に“イギリス軍の日本人義勇兵”として参加した過去が描かれています。
草吉が「乾パン」を焼きたくない理由とは、戦場での壮絶な記憶がよみがえるからです。
「乾パン」は、兵士たちにとって飢えをしのぐ命綱である一方で、死と隣り合わせの過酷な日々を象徴する食べ物でもありました。その硬さと乾いた味は、草吉にとって極限の恐怖と苦しみを思い出させる“戦争の味”だったと考えられます。
まとめ
朝ドラ「あんぱん」パン職人・屋村草吉（阿部サダヲ）が反戦的な理由、乾パンを焼かない理由を紹介しました。
他にも「あんぱん」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。
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