2025年1月5日(日)スタートの第64作となるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」
「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎を演じるのは「横浜流星」さんです。そして、森下佳子さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。
“江戸の出版王”と呼ばれた「蔦屋重三郎」の波乱万丈の生涯を描く。人口100万を超えた江戸、貧しい家庭に生まれた蔦重は養子として育ち、貸本屋から書籍編集・出版業へと進出。
田沼意次の時代に「黄表紙」の大ヒットで文化の中心となり、喜多川歌麿や葛飾北斎など、後の巨匠たちを世に送り出す。笑いと涙、謎が交錯する物語を通じ、蔦重の自由と文化への情熱が時代を超えて描かれるエンターテインメントドラマ。
蔦屋重三郎が接触を試みる富本の二代目「富本豊前太夫(とみもと・ぶぜんだゆう)」を演じるのは、俳優「寛一郎(かんいちろう)」さんです。
最初に登場したときの名前は「富本豊志太夫<午之助>」ですが、後に「富本豊前太夫」を襲名します。あだ名は「馬面太夫」です。
【第11話】蔦重は富本の二代目“馬面太夫”こと「富本豊志太夫」に接触

「べらぼう」【第11話】、蔦重が流行している富本節を正本(浄瑠璃の正本)を出版しようと、接触を試みる富本の二代目が「富本豊志太夫<午之助>(とみもと・とよしだゆう<うまのすけ>)」です。別名“馬面太夫”です。
第11話(2025/03/16)あらすじ
『青楼美人合姿鏡』が高値で売れず頭を抱える蔦重(横浜流星)は、親父たちから俄祭りの目玉に浄瑠璃の人気太夫・富本豊志太夫/午之助(寛一郎)を招きたいと依頼される。りつ(安達祐実)たちと芝居小屋を訪れ、午之助に祭りの参加を求める。しかし過去吉原への出入り禁止を言い渡された午之助は、蔦重を門前払いする。そんな中、鳥山検校(市原隼人)が浄瑠璃の元締めだと知った蔦重は瀬以(小芝風花)のいる検校の屋敷を訪ねる
出典:NHK番組表

「べらぼう」は俳優「寛一郎」さんが演じる「富本豊志太夫」は江戸浄瑠璃の歌い手で、その美声は江戸中を魅了しました。
【第12話】より「富本豊前太夫(とみもと・ぶぜんだゆう)」を名乗ります。以下より、「富本豊前太夫」の史実を紹介します。
浄瑠璃の歌い手「富本豊前太夫」の史実とは?

「富本豊前太夫」は江戸時代に活躍した浄瑠璃(三味線伴奏で物語を語る伝統芸能)の語り手で、富本節の中心的存在です。
富本節は1748年に初代「富本豊前掾(とみもと・ぶぜんのじょう)」によって創始されました。
富本節の特徴
富本節(浄瑠璃の一派)は、義太夫節よりも柔らかく、端唄よりも洗練された語り口が特徴です。江戸の粋な文化を反映し、特に遊女や裕福な町人たちの間で楽しまれました。
馬面太夫(馬づら豊前)と呼ばれた2代目「富本豊前太夫」
「べらぼう」にも登場する2代目「富本豊前太夫」は、面長な顔立ちから「馬面太夫」または「馬づら豊前」と呼ばれました。その美声と卓越した語りの技術で人気を博し、富本節の全盛期を築きました。
富本節の衰退と現在
江戸時代後期になると清元節が台頭し、富本節は次第に衰退しました。しかし、一部の演奏家や研究者によってその伝統は現在も受け継がれています。
2代目「富本豊前太夫」は、江戸時代の音楽文化において重要な存在であり、彼らが関与した富本節は遊里文化や歌舞伎に大きな影響を与えました。
「寛一郎」プロフィール、父は佐藤浩市、祖父は三國連太郎
髙石あかり主演の朝ドラ『ばけばけ』に寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎が出演。松江の人々を演じるhttps://t.co/JrYUH8mhAA pic.twitter.com/G17Q80zE9u
— CINRA (@CINRANET) March 4, 2025
2代目「富本豊前太夫」を演じるのは、「寛一郎(かんいちろう)」さんです。
寛一郎さんの父親は「佐藤浩市」さん、祖父は「三國連太郎」さんの俳優一家の出身です。プロフィールは以下の通りです。
生年月日 | 1996年8月16日 |
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出身 | 東京都 |
2017年に映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で俳優デビュー。主な出演ドラマは「グランメゾン東京」、映画は「心が叫びたがっているんだ。」など。
NHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」に続く、「べらぼう」が2回目の出演です。
「鎌倉殿の13人」では源頼家(金子大地)の次男「公暁(こうぎょう)」を好演していたのが、記憶に新しいところです。

まとめ

NHK大河ドラマ「べらぼう」、蔦重が接触を試みる富本の二代目「富本豊前太夫」を演じるのは、「寛一郎」さんです。
他にも「べらぼう」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。


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