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「虎に翼」寅子は新潟へ異動、「三淵嘉子」史実では名古屋地方裁判所の判事

「虎に翼」寅子は新潟へ異動、「三淵嘉子」史実では名古屋地方裁判所の判事

2024年4月1日(月)放送スタートの、第110作となるNHK連続テレビ小説「虎に翼」

ヒロイン・猪爪寅子は、「伊藤沙莉(いとう・さいり)」さんが演じます。「虎に翼」のあらすじは、以下の通りです。

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となったヒロイン・猪爪寅子(いのつめ・ともこ)の物語。

寅子は戦前に日本初の女性弁護士となり、日本中から注目され憧れの的に。ところが、戦争へと突き進んでいく日本では法学を使える場は急速に消えてしまう。

戦後、寅子は裁判官になることを決意。寅子は困難な時代に道なき道を切り開き、弱者を救っていくリーガルエンターテインメント。

 

寅子は戦後に「女性裁判官」となり、その後、判事補から判事に昇格し「新潟地家裁・三条市支部」に異動を命じられます。

寅子のモデル「三淵嘉子」さんも実際に、「新潟家庭裁判所所長」として新潟に赴任してますが、「虎に翼」よりはずいぶんと後、昭和47年(1972年)の出来事です。

三淵嘉子さんが判事に昇格し、ドラマと同じ時期、昭和27年(1952年)に赴任したのは「名古屋地方裁判所」です。

「虎に翼」のドラマと史実では違う流れとなっていますが、「三淵嘉子」さんの「名古屋地方裁判所」への異動の史実を紹介します。

※この記事の内容は、当サイトが運営する「YouTube」で解説しています。動画でご覧になりたい方は、以下をご視聴ください。

 

「虎に翼」寅子は新潟県三条市の「家庭裁判所」に異動

「虎に翼」寅子は新潟県三条市の「家庭裁判所」に異動

寅子(伊藤沙莉)は、人事局長・桂場等一郎(松山ケンイチ)から新潟県・三條市(三条市)の「家庭裁判所」に、判事としての異動を命じられます。

【虎に翼】第76話(2024/07/15)

桂場(松山ケンイチ)や多岐川(滝藤賢一)らに送り出され、新潟地家裁三条支部に赴任した寅子(伊藤沙莉)は支部の職員たち、地元の弁護士・杉田太郎(高橋克実)らから大歓迎を受ける。困惑しながらも、新しい職場に一日でも早くなじもうと努力する寅子。一方で、娘・優未(竹澤咲子)との距離は縮まらない。

出典:NHK番組表

 

「虎に翼」の寅子は、新潟県三条市の「家庭裁判所」の判事として移動しますが史実とは異なり、モデル「三淵嘉子」さんはこの頃、「名古屋地方裁判所」に判事として異動しています。

 

「虎に翼」史実とはストーリー展開が異なる「三淵嘉子」は名古屋地方裁判所の判事として異動

「虎に翼」史実とはストーリー展開が異なる「三淵嘉子」は名古屋地方裁判所の判事として異動

「虎に翼」の寅子の実在モデルは、女性初の弁護士、女性判事となった「三淵嘉子」さんです。

「虎に翼」原作/元ネタは?ヒロイン寅子のモデル「三淵嘉子」女性法曹の先駆け
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ドラマ内で、寅子は判事として新潟県三条市の「家庭裁判所」に異動します。

ところが同じ時期の史実では、「三淵嘉子」さんは昭和27年(1952年)2月に判事に昇格、「名古屋地方裁判所」に女性初の判事として転勤しています。

当時の裁判官は、最初「判事補」に任命された後、10年で「判事」になります。三淵嘉子さんは戦後に「判事補」になりましたが、女性弁護士だった時代も10年に含まれ、昭和27年に「判事」となっています。

また、東京に勤務していた裁判官は、判事になるタイミングで地方へ転勤する決まりになっていました。

※概ね「虎に翼」ではモデル「三淵嘉子」さんの史実に沿って、物語が進んでいましたが、寅子の新潟赴任は、史実とは異なるオリジナルストーリーです。

 

「虎に翼」では新潟で優未との2人暮らしが始まる、史実でも名古屋で息子と暮らす

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「虎に翼」では、寅子の娘は「優未」です。寅子は新潟に移動すると、優優との二人暮らしが始まります。

これまでは、寅子が働いている時は花江(森田望智)に「優未」で世話をしてもらっていましたが、新潟では寅子と「優未(竹澤咲子)」の親子二人きりの生活になります。

また、三淵嘉子さんも「名古屋地方裁判所」勤務の時に、一人息子・芳武さんを連れていきます。史実では娘ではなく息子です。

三淵嘉子さんの家系図に関しては、以下でまとめています。

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三淵嘉子さんも、東京では実家の武藤家に子供を預かってもらっていましたが、名古屋では小学生の息子・芳武さんとの生活となります。

子供の身の回りの世話が必要だった三淵嘉子さんは、郁子さんという若いお手伝いさんを住み込みで雇い、六畳二間の官舎で3人暮らしを始めます。

 

「三淵嘉子」は再婚相手「三淵乾太郎」と名古屋で動物園デート

「三淵嘉子」は再婚相手「三淵乾太郎」と名古屋で動物園デート

名古屋へ異動となった「三淵嘉子」さんの息子・芳武さんには、こんな思い出があります。

ある男性と母・三淵嘉子さん、そして自分(芳武)の三人で、名古屋の動物園に出かけたことがあるそうです。

その男性が後に母・三淵嘉子さんの再婚相手になる「三淵乾太郎」さんだったのでは?と、芳武さんは回想しています。

 

そして、芳武さんの記憶によれば、「三淵乾太郎」さんとの交際は、名古屋時代から始まっています。

また、裁判官「三淵乾太郎」さんがモデルとされる「虎に翼」の登場人物は、岡田将生さんが演じる「星航一」です。

虎に翼「岡田将生」は星航一を演じる、モデルは寅子の再婚相手
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参考文献:清水聡 編著「三淵嘉子と家庭裁判所」

 

※上記の史実のエピソードが、ドラマ内でどこまで使われるかは不明です。

※「虎に翼」は実話をエピソードにしている場合もありますが、フィクションとして制作されたオリジナル作品です。

 

まとめ

NHK朝ドラ「虎に翼」寅子は戦後「女性裁判官」となり、その後、判事補から判事に昇格し「新潟地家裁・三条市支部」に異動を命じられます。

史実では、モデル「三淵嘉子」さんが判事に昇格し、ドラマと同じ時期の昭和27年(1952年)に赴任したのは「名古屋地方裁判所」です。

他にも「虎に翼」の登場人物・キャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

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朝ドラ【再放送/見逃し】動画を見る方法
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