2023年10月2日放送スタートの、第109作となるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」
ヒロイン・福来スズ子(花田鈴子)は、「趣里(しゅり)」さんが演じます。「ブギウギ」のあらすじは、以下の通りです。
大正の終わり、大阪・下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫な女の子。鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。生まれ故郷・香川への思い、大阪の華やかなステージ、そして夢を追いかけ東京へ・・・“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていくヒロインの物語。
「ブギウギ」の主人公・福来スズ子の実在モデルは「ブギの女王」と呼ばれた「笠置シヅ子(かさぎしづこ)」さんです。
朝ドラ「ブギウギ」の実在モデル・笠置シヅ子さんのプロフィール、そして原作本はあるのか?・・・についても紹介していきます。
また、脚本を元にしたノベライズ小説「ブギウギ 上 (1)」は、2023年9月25日(月)発売です。
ヒロイン福来スズ子(花田鈴子)の実在モデルは「笠置シヅ子」
【コラム】
朝ドラ「ブギウギ」のモデル笠置シヅ子とは? 〈女王〉の人生から“東京ブギウギ”など代表曲、ドラマの注目ポイントまでhttps://t.co/WQveOuxNzi#ブギウギ #笠置シヅ子 #東京ブギウギ@kasagi_boogie @asadora_bk_nhk pic.twitter.com/OH2yMDYwHa— Mikiki タワーレコードの音楽ガイドメディア (@mikiki_tokyo_jp) September 12, 2023
ヒロイン・福来スズ子(趣里)の実在モデルは、戦後の大スターで「ブギの女王」と呼ばれた「笠置シヅ子(かさぎしづこ)」さんです。
「ブギウギ」は、笠置シヅ子さんの人生がモデルとなっています。
※朝ドラ「ブギウギ」はモデルの実話をエピソードにしている場合もありますが、フィクションとして制作されたオリジナル作品です。
笠置シヅ子(かさぎしづこ)のプロフィール
「笠置シヅ子」さんのプロフィールは、以下の通りです。
本名は亀井静子(かめいしずこ)。昭和2年、大阪・松竹楽劇部に入り「三笠静子」の芸名で初舞台。その後、芸名を「笠置シズ子」と改め、作曲家・服部良一と組みジャズ歌手として活動。戦時中のため、たびたびの公演中止を余儀なくされる。
戦後は「ブギの女王」として一世を風靡、躍動感のあるリズムの楽曲と派手なダンスパフォーマンスで革命的な存在となる。大ヒット曲は誰もが聞いたことがある名曲「東京ブギウギ」。後に歌手を廃業して女優へ、「笠置シヅ子」に改名する。
笠置シヅ子の略歴(1927-1985)
- 1914年(大正3年)8月25日 香川県大川郡相生村(現:東かがわ市)に生まれる
- 1927年(昭和2年)小学校を卒業後、大阪松竹楽劇部に入り「三笠静子」の芸名で初舞台
- 1934年(昭和9年)「恋のステップ」でレコードデビュー
- 1935年(昭和10年)「笠置シズ子」へ改名
- 1938年(昭和13年)作曲家・服部良一と出会う。服部とのコンビでジャズ歌手として活動
- 1947年(昭和22年)服部作曲の「東京ブギウギ」が大ヒット、「ブギの女王」と呼ばれる
- 1957年(昭和32年)歌手を廃業して女優へ、「笠置シヅ子」に改名
- 1985年(昭和60年)3月30日 永眠(70歳)
笠置シヅ子さんが入団した大阪・松竹楽劇部など、ドラマに登場する「歌劇団」と実在モデルは、以下でまとめています。
シングルマザーとして一人娘を育てる
「ブギウギ」第1話では、福来スズ子(趣里)は舞台に立ちながらも、シングルマザーとして子供を育てるシーンから始まりました。
モデル「笠置シヅ子」さんも、シングルマザーという言葉がなかった時代から、母親一人で娘を育てています。
「笠置シヅ子」は、戦時中、吉本興業創業者の息子で9歳下の早大生・吉本頴右(よしもとえいすけ)と出会います。恋愛関係となり妊娠するも、結婚することは叶いませんでした。
吉本頴右は1947年に23歳で病死。「笠置シヅ子」はシングルマザーとして一人娘・亀井ヱイ子を育てながら、1948年(昭和23年)に「東京ブギウギ」を大ヒットさせます。
「東京ブギウギ」の史実や詳細は、以下でまとめています。
笠置シヅ子の著書
笠置シヅ子さんが書いた唯一の自伝が、1948年に発売された「歌う自画像 : 私のブギウギ傳記」です。
2023年の朝ドラ放送に合わせて「笠置シヅ子自伝 歌う自画像 私のブギウギ伝記」が、復刻版として発売されています。
「ブギウギ」の原作本なし、原案本あり
NHKの公式HPに以下の記述があります。
実在の人物である笠置シヅ子(1914―1985)をモデルとしますが、激動の時代の渦中で、ひたむきに歌に踊りに向き合い続けたある歌手の波乱万丈の物語として大胆に再構成します。 登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます。原作はありません。
出典:NHK公式HP
上記の通り「ブギウギ」には原作本はありません。朝ドラ「ブギウギ」は笠置シヅ子さんの激動の人生を元に、脚本家・足立紳(あだちしん)さんが脚色した物語です。
のちに追加で「櫻井剛(さくらいつよし)」さんが、「ブギウギ」の脚本家として加わっています。
映画監督としても活躍する「足立紳」さんのプロフィールは、以下の通りです。
中学生男子の迸る性と青春のストーリー!映画「14の夜」、名古屋でも絶賛公開中です。足立紳監督のインタビューをぴあ中部版WEBに掲載中。年末年始はぜひ劇場へ! https://t.co/J2NPyEPq0I pic.twitter.com/QQpojKAynK
— ぴあ中部 (@pia_chubu) December 28, 2016
1973年鳥取県生まれ。2001年に村本天志監督の映画「MASK DE 41」で脚本家デビュー。2012年に「百円の恋」が第一回松田優作賞を受賞、15年に映画化され、第39回日本アカデミー賞最優秀脚本を受賞。2016年には「14の夜」で映画監督デビューを果たす。
ただし、朝ドラ「ブギウギ」には原作本はありませんが、参考にしている原案本があります。
それが、著者・砂古口早苗(さこぐちさなえ)さんが2010年に発表した「ブギの女王・笠置シヅ子―心ズキズキワクワクああしんど」です。
出版社からも『朝ドラ「ブギウギ」原案本が待望の文庫化!』と宣伝しているので、参考にしている書籍ということは間違いないかと思います。
朝ドラ「ブギウギ」の放送に合わせて、文庫本が発売されています。
「ブギウギ」ノベライズ小説がドラマに先駆け発売
「ブギウギ」には前述の通り、原作本はありません。ただし、足立紳さん、櫻井剛さんの脚本をもとにノベライズ化された小説は出版されています。
ノベライズとは足立紳さん、櫻井剛さんの「ブギウギ」の脚本をもとに、小説として本が出版されることです。
ノベライズ小説「ブギウギ 上 (1)」は、2023年9月25日(月)発売です。
まとめ
朝ドラ「ブギウギ」趣里さん演じるヒロイン・花田鈴子の実在モデルは、ブギの女王「笠置シヅ子」さんです。
原作はありませんが、原案本は著者・砂古口早苗さんの「ブギの女王・笠置シヅ子―心ズキズキワクワクああしんど」です。
足立紳さん、櫻井剛さんの「ブギウギ」の脚本を元にした、ノベライズ本があります。ノベライズ小説「ブギウギ 上 (1)」は、2023年9月25日(月)発売です。
他にも、「ブギウギ」の登場人物・キャスト・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。
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