NHK連続テレビ小説「本日も晴天なり」は、1981年10月5日にスタートして1982年4月3日まで全153回放送された朝ドラです。
2022年9月19日(月)よりBSプレミアム(BS4K)で毎週(月)~(土)午前7時15分から再放送です。
※「本日も晴天なり」は2023年3月25日(土)に再放送が終了しています。
朝ドラ28作目となる「本日も晴天なり」のヒロイン・桂木元子役は原日出子さんが演じています。「本日も晴天なり」のあらすじは以下の通りです。
東京・人形町に生まれた桂木元子が、戦争中の人材不足でNHK放送局が募集した女子アナウンサーとして合格。入局を果たすが、1年で終戦となり失業。戦後はルポライター、そして作家への道を歩んでいく。NHKアナウンサーの戦中から戦後までを描く、昭和女性の奮闘記。
「本日も晴天なり」の実在モデルは近藤富枝(こんどうとみえ)さんです。そして、「本日も晴天なり」の原作は脚本家・小山内美江子さんです。
「本日も晴天なり」は近藤富枝さんの半生を参考に、脚本家・小山内美江子さんが原作者として、脚本を書いていると思います。
朝ドラ第28作「本日も晴天なり」の実在モデル・近藤富枝さん、そして原作について紹介していきます。
ヒロイン桂木元子の実在モデル「近藤富枝」
【百年ニュース】1922(大正11)年8月19日(土) 作家の近藤富枝が東日本橋の矢ノ倉で誕生。実家は袋物問屋。東洋高等女学校,東京女子大学と進み,1944(昭和19)NHKアナウンサーに。のち文筆活動に入り多くの作品を発表。1981(昭和56)NHK連続テレビ小説『本日も晴天なり』主人公桂木元子のモデルとなる。 pic.twitter.com/7PcaIe7m3U
— 吉塚康一💙💛/毎日が100周年/百年ニュース (@KoichiYoshizuka) August 18, 2022
「本日も晴天なり」は、元・NHKアナウンサーで戦後は作家として活躍した「近藤富枝(こんどうとみえ)」さんの半生がモデルとなっています。
近藤富枝さんのプロフィール
近藤富枝さんのプロフィールは、以下の通りです。
1922年8月19日東京日本橋に生まれる。東京女子大学を卒業後、戦中にNHK入局、女子アナウンサーとなる。終戦を機に退職し18年の主婦生活の後、婦人雑誌のルポライターして活動。作家としては最初の著作である「永井荷風文がたみ」を執筆。他にも「本郷菊富士ホテル」のノンフィクションや小説などを上梓。
近藤富枝さんの略歴、NHKアナウンサーからルポライターへ
- 1922年8月19日 東京府東京市日本橋の袋物問屋に生まれる
- 1942年 新劇団「芸術小劇場」の研究生になる
- 1943年 東京女子大学卒業
- 1944年 日本放送協会のアナウンサーとして1年余勤務
- 1946年 元軍人の近藤新治と結婚
- 1963年 「週刊朝日」のルポに『私の八月十五日』が特選を受賞、「主婦の友社」の専属ルポライターから文筆業に入る
- 1981年 NHK連続テレビ小説『本日も晴天なり』のモデルとなる
- 1986年 武蔵野女子大学で教鞭をとる
近藤富枝さんは、2016年7月24日に享年93歳で永眠しています。
近藤富枝さんの著書
- 文豪のきもの 河出書房新社 2019.12
- 伝えておきたい古きよききもののたしなみ 河出書房新社 2018.1
- 日本美術に見るきもの 河出書房新社 2017.6
- 92歳まだまだやりたいことばかり 河出書房新社 2015.1
- 馬込文学地図 中央公論新社 2014.6
- 大本営発表のマイク 河出書房新社 2013.8
- きもの名人 河出書房新社 2012.3
- 紫式部の恋 河出書房新社 2011.3
- きもので読む源氏物語 河出書房新社 2010.5
出典:Webcat Plus
ドラマ内「明るい窓に向かって」のモデル本は?
ドラマ内でヒロイン・元子はルポライターになった後、初めての本「明るい窓に向かって」を上梓します。本の装丁は夫・正道(鹿賀丈史)がデザインしたという設定です。
元子の実在モデル「近藤富枝」さんも多くの本を出版しています。
「近藤富枝」さんの著書は初めの時期、明治・大正の「文学者」や「着物・布」について出版物が多く、「明るい窓に向かって」のモデルとされるような本は分かりませんでした。
後半になると「近藤富枝」さんは多くのエッセイも残しています。以下よりチェックしてください。
「本日も晴天なり」原作は脚本家・小山内美江子
朝ドラ「本日も晴天なり」の脚本を手掛けるのは、「小山内美江子(おさないみえこ)」さんです。
「本日も晴天なり」の作・原作、脚本は「小山内美江子」さんがクレジットされています。
そのため、近藤富枝さんの半生を取材し、小山内美江子さんが原作者として「本日も晴天なり」の脚本を書き上げたと思います。
小山内美江子さんの代表作は「3年B組金八先生」です。NHKではNHK大河ドラマ「徳川家康」「翔ぶが如く」なども手掛けています。
朝ドラの脚本を手掛けるのは「マー姉ちゃん」に続いて、「本日も晴天なり」が2作目です。
小山内美江子さんが脚本を担当した「マー姉ちゃん」は、2021年9月27日(月)からBSプレミアム(BS4K)で再放送されていました。
まとめ
朝ドラ「本日も晴天なり」で、原日出子さん演じるヒロイン・桂木元子の実在モデルは元・NHKアナウンサーで作家の「近藤富枝」さんです。
原作としてクレジットされているのは脚本家「小山内美江子」さんです。
近藤富枝さんの半生を取材し、小山内美江子さんが原作者として、「本日も晴天なり」の脚本を書き上げたと思います。
また、「本日も晴天なり」というタイトルの意味・由来については以下でまとめています。
最後に「本日も晴天なり」はNHKオンデマンドの配信なし
「本日も晴天なり」は動画配信サービス「NHKオンデマンド」では視聴できません。(※2022/09/05時点の情報)
「NHKオンデマンド」は月額990円(税込)で、PC・スマホなどからネットでNHKの番組を視聴できる動画配信サービスです。
また、「本日も晴天なり」は古い作品なのでをビデオ・DVDのメディアでの販売などもありません。「本日も晴天なり」が見られるのは、現時点ではNHKの再放送だけです。
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