朝ドラ「ブラッサム」【第20話】から、東京・本郷にある書店「ぶくぶく堂」が登場しました。

「ぶくぶく堂」を営むのは、川島潤哉(かわしま・じゅんや)さん演じる店主・本田です。文学をこよなく愛する人物として描かれます。

「ぶくぶく堂」は実在する書店なのでしょうか?ドラマの舞台となる東京・本郷は、実際に明治時代から古書店が集まる街でした。

「ぶくぶく堂」の実在モデルや、本郷の書店の歴史、ヒロイン・葉野珠のモデルである宇野千代と本郷の関係を解説します。

 

「ぶくぶく堂」とは?本郷の書店・店主本田を演じる川島潤哉

「ぶくぶく堂」は、ヒロイン・珠が上京した東京・本郷にある書店で、店主の本田は文学をこよなく愛する人物です。

本田を演じるのは、俳優の「川島潤哉(かわしま・じゅんや)」さんです。プロフィールは以下の通りです。

生年月日 1979年5月12日
出身地 東京都
趣味・特技 日本舞踊(藤間流)、ベース演奏、バスケットボール

2005年から劇団コマツ企画に所属し、舞台を中心に活躍。映画「ロボジー」「サバイバルファミリー」「ドールハウス」など、矢口史靖監督の作品に多数出演。舞台では一人芝居「コテン」の作・演出も。

NHKでは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の中原親能役、「どうする家康」の片桐且元役など。

朝ドラでは「舞いあがれ!」のリュー北條役、「虎に翼」の反町忠男役など、「ブラッサム」が8作目の出演となります。

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「ぶくぶく堂」は実在する?モデルとなった書店はある?

朝ドラ「ブラッサム」に登場する「ぶくぶく堂」について、モデルとなった実在の書店は、現時点では公表されていません。

「ブラッサム」は、作家・宇野千代の生涯をモデルにした作品ですが、登場人物や団体名などを一部変更したフィクションとして描かれています。

「ぶくぶく堂」はドラマオリジナルの書店と考えられますが、特定の実在店舗が参考にされている可能性もあります。「ぶくぶく堂」がある本郷は、現在の東京都文京区本郷にあたります。

 

東京・本郷は明治時代から古書店が集まる街だった

現在の文京区にあたる地域では、1887年(明治20年)ごろから、本郷や小石川を中心に古書店が開業していきます。

1904年(明治37年)ごろには、本郷二丁目で古書業者による市(交換会)も開かれるようになりました。

本郷には東京帝国大学(現在の東京大学)があり、その周辺には学術書や古典籍などを専門に扱う書店が集まっていました。実際に、本郷には歴史ある古書店が今も残っています。

「ぶくぶく堂」のモデルというわけではありませんが、大正時代から本郷には以下の古書店があります。

 

本郷六丁目「棚澤書店」

本郷六丁目の「棚澤書店(たなざわしょてん)」は、1920年(大正9年)に東大農学部前で創業した古書店です。

1931年(昭和6年)から使われている現在の店舗は、明治中期に建てられた木造2階建て。2002年(平成14年)に国の登録有形文化財となりました。

 

本郷七丁目「琳琅閣書店」

本郷七丁目の「琳琅閣書店(りんろうかくしょてん)」は、1875年(明治8年)に東京・神田で創業した老舗です。1922年(大正11年)に上野から本郷へ移り、今も東京大学のそばで営業を続けています。

 

【史実】宇野千代も本郷で働き、多くの文学者と出会う

宇野千代(出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」)

「ブラッサム」のヒロイン・葉野珠のモデルは、実在の作家・宇野千代です。

宇野千代は1917年(大正6年)に上京し、本郷三丁目のレストラン「燕楽軒(えんらくけん)」で働いた時期があります。

そこで芥川龍之介や久米正雄ら、多くの文学者と出会いました。燕楽軒での宇野千代のエピソードについては、以下の記事で解説しています。

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さらに1922年(大正11年)、宇野千代はのちに夫となる作家・尾崎士郎(おざき・しろう)と、本郷の「菊富士ホテル」で暮らし始めます。

菊富士ホテルは本郷・菊坂の近くにあったホテルで、竹久夢二や谷崎潤一郎、宇野浩二、広津和郎など、多くの文人が滞在した場所。現在は跡地のみが残っています。

宇野千代が本郷の書店へ通っていたかどうかは、明らかになっていません。ただし、史実でも本郷は、宇野千代が文学者たちと出会い、作家として歩み始めたころに暮らした街です。

ヒロイン・葉野珠の実在モデル、宇野千代の生涯については、以下の記事で解説しています。

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【出典・参考資料】

 

まとめ

「ブラッサム」に登場する書店「ぶくぶく堂」は、東京・本郷にあり、川島潤哉さん演じる本田が店主を務めています。

「ぶくぶく堂」の実在モデルは明らかになっていませんが、本郷は明治時代から古書店が集まる街でした。

他にも「ブラッサム」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

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大森拓也
放送作家、物書き、フリーライター歴20年以上です。放送作家としての仕事については、以下のブログに記載しています。
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