2025年1月5日(日)スタートの第64作となるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」

「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎を演じるのは「横浜流星」さんです。そして、森下佳子さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。

“江戸の出版王”と呼ばれた「蔦屋重三郎」の波乱万丈の生涯を描く。人口100万を超えた江戸、貧しい家庭に生まれた蔦重は養子として育ち、貸本屋から書籍編集・出版業へと進出。

田沼意次の時代に「黄表紙」の大ヒットで文化の中心となり、喜多川歌麿や葛飾北斎など、後の巨匠たちを世に送り出す。笑いと涙、謎が交錯する物語を通じ、蔦重の自由と文化への情熱が時代を超えて描かれるエンターテインメントドラマ。

 

「べらぼう」最終回【第48話】では、江戸の出版王・蔦屋重三郎の波乱万丈の人生に幕が下ろされます。その死後、耕書堂は一体誰の手にゆだねられたのでしょうか?

史実では蔦屋が創業した耕書堂は四代目まで続き、文久元年(1861年)まで存続したとされます。

「べらぼう」では蔦重の死後、誰が耕書堂を継ぐでしょうか?

明確な描写はありませんが、手代・みの吉(中川翼)が「ニ代目・蔦屋重三郎」として、耕書堂を引き継ぐと推測しています。

ドラマの描写と照らし合わせながら、「二代目・蔦屋重三郎」の史実を紹介します。

 

【べらぼう最終回】第48話のあらすじと耕書堂のその後は?

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最終回では、主人公・蔦屋重三郎(横浜流星)が病に倒れながらも、最後の瞬間まで出版の情熱を失わずに耕書堂を支え続ける姿が描かれました。

すでに脚気を患っていた蔦重は、身体が弱っていく中でも仲間たちと共に書物を世に送り出すことに尽力します。そして、ある夜、夢をみて…

「べらぼう」でも史実と同様に、蔦屋重三郎は脚気で命を落とすことになります。しかし、気になるのはその死後。蔦重が命をかけて育ててきた「耕書堂」は、誰が引き継ぐのか。そして、「蔦屋重三郎」という名跡はどう受け継がれるでしょうか。

あくまで推測ですが、耕書堂の若手手代・みの吉(中川翼)が耕書堂を引き継ぐと推測しています。

 

「べらぼう」耕書堂の手代「みの吉」蔦重の志を受け継ぐ描写

「べらぼう」耕書堂の手代「みの吉」蔦重の志を受け継ぐ描写

中川翼さんが演じる「みの吉」は、もともと”てい”が経営していた地本問屋「丸屋」の手代(番頭と丁稚と中間の使用人)でした。

幼いころから丸屋に奉公に出され、一人娘「てい(橋本愛)」が蔦重の妻となったのをきっかけに、耕書堂の手代として蔦重夫妻を支えるようになります。

物語全体を通して、みの吉は真面目で実直な性格で、ときには出版に関する重要なアイデアを口にする場面も見られます。その姿からは、蔦重の志を理解し、耕書堂の未来を真剣に考えていることがうかがえます。

 

史実では耕書堂の番頭「勇助」が蔦屋重三郎を継承|ニ代目の実在人物とは?

史実では耕書堂の番頭「勇助」が蔦屋重三郎を継承|ニ代目の実在人物とは?

実際に蔦屋重三郎の死後、耕書堂を継いで「二代目・蔦屋重三郎」になったのは、番頭(店主に次ぐ最高責任者)だった「勇助」という人物です。

勇助は初代・蔦重と縁戚関係にある伊賀屋勘右衛門の妻の従弟で、蔦屋家に婿養子として入り、番頭として働いていた人物とされています。

「二代目・蔦屋重三郎」は、山東京伝、曲亭馬琴、葛飾北斎らと関わりながら、江戸の出版文化を支えていくことになります。天保4年(1833年)に亡くなるまで、「二代目・蔦屋重三郎」として耕書堂を守り続けました。

ただし、出版文化の中心を担った初代ほどの器量はなく、初代のような“文化のプロデューサー”としての影響力までは引き継げなかったとされます。そのため、徐々に耕書堂は存在感を薄めていくことになります。

耕書堂はその後も四代目まで継承され、1772年に蔦屋重三郎が創業した「耕書堂」は、1861年(文久元年)まで存続したとされています。

「耕書堂」の名前の由来・歴史の詳細については、以下の記事で解説しています。

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中川翼プロフィール|大河「鎌倉殿の13人」に続く出演


みの吉を演じるのは、若手俳優「中川翼(なかがわ・つばさ)」さんです。プロフィールは以下の通りです。

生年月日2005年12月6日
出身神奈川県

4歳の時にモデルとして、2015年に俳優としてデビュー。2016年にはTBSドラマ「わたしを離さないで」で主人公・土井友彦(三浦春馬)の幼少期を演じる。主な出演映画は「光を追いかけて」「スパイスより愛を込めて。」など。

NHK大河ドラマは「おんな城主 直虎」「鎌倉殿の13人」に続く、「べらぼう」が3回目の出演になります。

2022年「鎌倉殿の13人」では、北条時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)の嫡男・北条政範を好演していたのが記憶に新しいところです。

「鎌倉殿の13人」時政の嫡男/りくの息子・北条政範を演じる「中川翼」
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まとめ

「べらぼう」最終回、耕書堂を託されたのは手代・みの吉(中川翼)と推測しています。史実で蔦屋を継いでニ代目・蔦屋重三郎となったのは耕書堂の番頭だった勇助です。

他にも「べらぼう」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。

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大森拓也
放送作家、物書き、フリーライター歴20年以上です。放送作家としての仕事については、以下のブログに記載しています。
大河ドラマ【再放送/見逃し】動画を見る方法
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