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朝ドラ「あんぱん」柳井嵩(北村匠海)のモデル「やなせたかし」の生涯とは?

朝ドラ「あんぱん」柳井嵩(北村匠海)のモデル「やなせたかし」の生涯とは?

NHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶは、「今田美桜」さんが演じます。「あんぱん」のあらすじは、以下の通りです。

漫画家「やなせたかし」さんと妻「暢(のぶ)」さんをモデルとしたオリジナル作品。昭和初期、高知で明るく奔放な少女・朝田のぶと、父を亡くした少年・柳井嵩が出会う。

戦後、嵩と再会したのぶは夢を追い東京へ。彼女を追いかけた嵩と共に、六畳一間の貧しい生活を楽しみながら二人は結婚。どんな困難も笑いに変えた彼らの未来には、『アンパンマン』が誕生する希望の物語が続く。

 

朝ドラ「あんぱん」主人公・柳井嵩(北村匠海)のモデルは、アンパンマンの原作者「やなせたかし」さんです。

「あんぱん」の実在モデル「やなせたかし」さんの生涯を解説、また、柳井嵩を演じる「北村匠海」さんのプロフィールを紹介します。

 

「やなせたかし」アンパンマンの生みの親で朝ドラ「あんぱん」主人公のモデル

「やなせたかし」アンパンマンの生みの親で朝ドラ「あんぱん」主人公のモデル

朝ドラ「あんぱん」で北村匠海さんが演じる主人公・柳井嵩。そのモデルとなったのが、日本中の子どもたちに愛される「アンパンマン」の生みの親「やなせたかし」さんです。

実は「アンパンマン」が誕生したのは、「やなせたかし」さんが50代のとき。そこまでには、戦争・貧困・家族の死など、さまざまな苦難を乗り越えてきました。

 

高知で生まれ、弟と離れて暮らすことに

やなせたかしさん(本名:柳瀬崇)は1919年2月6日、東京府北豊島郡滝野川町(現・東京都北区)に生まれます。

父・清さんが​1924年(大正13年)に亡くなると、遺された家族は、父親の縁故を頼りに高知県に移住しました。

​弟・千尋は伯父である長岡郡医師会長の「柳瀬寛」さんに引き取られ、やなせさんも母の再婚に伴い、同じく伯父に引き取られて育てられます。

 

戦争体験と「正義」に対する疑問

やなせさんは東京高等工芸学校(現在の千葉大学工学部)を卒業後、東京田辺製薬(現:田辺三菱製薬)宣伝部の仕事に就きますが、すぐに太平洋戦争に召集され、中国戦線へ。

実際に戦場で「正義の名の下に人が殺されていく」現実を目の当たりにし、深い疑問を抱くようになります。

この戦争体験が、のちに「正義とは何か?」を問い続けるきっかけとなり、アンパンマンの“飢えた人にパンをあげるヒーロー”という形に結びついていきます。

 

小松暢さんとの運命の出会い

終戦後、やなせさんは故郷・高知に戻り、高知新聞社で編集の仕事を始めます。ここで出会ったのが、後に妻となる小松暢さんでした。

暢さんは大阪出身で、芯の強い女性。編集部の同僚として共に働くうちに、ふたりは惹かれ合います。その後、暢さんが先に東京で働くことになり、やなせさんは彼女を追いかけて1947年に結婚。この出会いが、やなせさんの人生の支柱となっていきます。

朝ドラ「あんぱん」では幼少期にのぶと嵩が出会っています。これは朝ドラ「あんぱん」の創作で、のぶと嵩が幼なじみなのはオリジナルの設定です。

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「あんぱん」幼少期の出会いはオリジナル、幼なじみ設定や朝田家・家族も創作?朝ドラ「あんぱん」で描かれるヒロイン・のぶと柳井嵩の幼少期の交流は、脚本家・中園ミホさんによるオリジナルの創作です。...

 

漫画家を目指すも「貧乏は嫌」だった

東京に出てすぐに「漫画家になりたい」と思ったやなせさん。しかし、「貧乏は嫌だった」と語るように、すぐには専業になる決断はせず、三越に就職。宣伝部でグラフィックデザインの仕事をしながら、夜は漫画を描くという日々を過ごします。

この頃から「漫画集団」に参加し、雑誌や社内報でナンセンス漫画や風刺画などを発表。1953年、三越の給料の3倍の収入を漫画で得たのを機に独立し、専業漫画家としてスタートします。

そんな中でも、暢さんは「私が食べさせるから、あなたは描いて」と、事務仕事や洋裁で家計を支えました。さらに、「正義って変わるけど、おなかのすいた人にパンをあげるのは、いつでも正しいことよ」と励ました言葉は、アンパンマンの原点にもなっています。

 

『手のひらを太陽に』の作詞者でもある

専業漫画家としてスタートしますが、時代は「ストーリー漫画」全盛。手塚治虫が牽引する漫画界の流れに乗れず、やなせさんの作品は次第に発表の場を失っていきます。

それでもやなせさんは多彩な才能を発揮し、1961年には『手のひらを太陽に』の作詞を担当。永六輔さんの紹介で作曲家・いずみたくさんと出会い、生まれたこの曲は、今では教科書にも載る童謡の定番曲となりました。

そして、1964年にはNHK教育テレビの「まんが学校」にレギュラー出演。親しみやすい語り口とやさしい絵で、子どもたちの人気を集めました

 

「アンパンマン」誕生と遅すぎる大ブレイク

「アンパンマン」誕生と遅すぎる大ブレイク

やなせさん「アンパンマン」を最初に絵本として発表したのは1973年、54歳の時です。それまで舞台美術、放送作家、ラジオドラマ、CM、作詞などもしていましたが、決定的な成功には至っていませんでした。

その後、1988年に始まったテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』が子どもたちの間で大ブームに。70歳近くにして初めての大ブレイクを果たします。

 

妻の死、そして描き続けた晩年

成功を手にした直後の1993年、妻の暢さんが75歳で他界。やなせさんは深い喪失感を抱えながらも、仕事を続けました。「アンパンマンは彼女と一緒に育てた子どものようなもの」と語り、生涯をかけて作品を守り続けました。

最晩年まで創作活動を続け、2013年10月、94歳で亡くなる直前までペンを握り続けていたといいます。

 

主人公・柳井嵩を演じる「北村匠海」プロフィール

主人公・柳井嵩は、「北村匠海(きたむら・たくみ)」さんが演じます。ダンスロックバンド「DISH//」のリーダーで、ボーカル&ギターを担当していることでも有名です。

「北村匠海」さんのプロフィールは以下の通りです。

生年月日1997年11月3日
出身東京都
趣味音楽鑑賞、映画鑑賞、カメラ、古着屋巡り
特技バスケ、水泳、ダンス

2008年に映画『DIVE!!』で俳優デビューし、2017年公開の映画『君の膵臓をたべたい』で主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演ドラマは『ナイト・ドクター』『名探偵ステイホームズ』『星降る夜に』など。

朝ドラ「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶを演じる「今田美桜」さんとは、過去に5度の共演経験があり、今作が6度目の共演作品になります。

「今田美桜」さんが演じるヒロイン・朝田のぶの実在モデル「小松暢」さんのプロフィールは、以下で詳細をまとめています。

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まとめ


朝ドラ「あんぱん」の実在モデル「やないたかし」さんの生涯、主人公・嵩を演じる「北村匠海」さんのプロフィールを紹介しました。

他にも「あんぱん」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

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朝ドラ【再放送/見逃し】動画を見る方法
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