NHKで毎年放送される「大河ドラマ」はおなじみの言葉ですが、そもそも「大河」とはどんな意味なのでしょうか?
「大きな川?」と疑問に思ったことがある方もいるかもしれません。「大河ドラマ」の「大河」という言葉の意味と、その背景について解説します。
NHK「大河ドラマ」とは?特徴を簡単に紹介

1963年から放送が始まったNHK大河ドラマは、次のような特徴を持っています。
- 1年間を通して放送される長編作品(全50話前後)
- 1963年から放送開始、当初は4月スタートだった
- カラー放送は第7作『天と地と』(1969年)から開始
- 実在の歴史上の人物や事件を中心に描く(複数回取り上げられる人物もある)
- 日本史の重要な時代背景が舞台(戦国時代から安土桃山時代、幕末から明治初期が多い)
- 豪華な俳優陣と大規模な制作
「大河ドラマ」の「大河」はどんな意味?大きな川?
「大河」という言葉は、漢字の通り「大きな川」を意味します。しかし、「大河ドラマ」における「大河」は比喩表現であり、「大きな流れを持つ物語」や「長期的かつ壮大なストーリー」を象徴しています。
つまり、歴史の流れを「大河=大きな川の流れ」に見立てているのです。数十年、時には数百年にわたる登場人物の人生や時代の変化を、一つの大きな川のようにじっくりと描いていく、それが「大河ドラマ」の特徴です。
また、「大河ドラマ」という名称がついたのは、「大河小説」が由来です。
「大河ドラマ」という名前の由来、フランスの作家ロマン・ロランの小説

NHK大河ドラマの1作目「花の生涯」は、1963年の放送当時「大型時代劇」という名称で放送されました。
「大河ドラマ」という表現が初めて使われたのは、1964年1月5日の読売新聞です。第2作「赤穂浪士」の放送直前に、「花の生涯」と「赤穂浪士」を「大河小説」になぞらえて「大河ドラマ」と表現したのが始まりとされています。
『大河小説』という言葉は、長い時間軸で人間の生涯や社会の変化を描く作品を指します。そのルーツのひとつとして、フランスの作家ロマン・ロランが自作『ジャン・クリストフ』を“大きな流れ=大河”に例えたことが挙げられます。
これが日本でも“壮大なスケールの小説”という意味で『大河小説』という表現として定着していきました。
その後、一般にも「大河ドラマ」という名称が定着し、1977年にはNHKでシリーズ15周年記念番組『大河ドラマの15年』が放送され、レコードや書籍にも「大河ドラマ」の名称が使われるようになりました。
やがてNHKでも「大河ドラマ」と表現されるようになり、正式にオープニングタイトルで「大河ドラマ」と表記されたのは、さらに後の2004年の第43作『新選組!』からです。
まとめ

「大河ドラマ」の「大河」とは、単なる「大きな川」ではなく、歴史という壮大な流れを描くドラマという意味で使われています。
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