2024年1月7日スタートのNHK大河ドラマ「光る君へ」
「光る君へ」の主人公・紫式部を演じるのは「吉高由里子」さんです。そして、大石静さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。
平安時代(10世紀後半)に、千年の時を超える恋愛長編小説「源氏物語」を書き上げた女性・紫式部/まひろ(吉高由里子)の物語。
紫式部/まひろは藤原道長(柄本佑)への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏(光る君)のストーリーを紡いでゆく。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を描く大河ドラマ。
【第42話】藤原道長が病に倒れ、まひろはお見舞いに宇治の別邸を訪れます。その後【第43話】から、まひろは光源氏が亡くなった後の「源氏物語」を、再び書き始めます。
「源氏物語」第3部はどんな内容なのか?分かりやすく紹介します。
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【第43話】まひろ(藤式部)は「源氏物語」を再び執筆
【第42話】、まひろ(吉高由里子)は「源氏物語」第41帖「幻」まで書き終え、夜が明けると「雲隠」の巻名のみを書き残します。
実家に戻ったまひろは、娘の藤原賢子(南沙良)に「『源氏の物語』は終わったの」と語ります。
「雲隠」は源氏物語の54帖の中で特殊な巻で巻名のみ存在し、本文がない帖です。光源氏の死を暗示していると解釈されています。
その後、百舌彦(本多力)に頼まれて、病に倒れた藤原道長(柄本佑)を見舞うため宇治の別邸を訪れることに。
二人は宇治で語り合い、新たに約束を交わします。そして、まひろは再び【第43話】から、光源氏が亡くなった後の「源氏物語」を書き始めます。
以下より、まひろが再び書き始めた「源氏物語」第3部の物語の内容・あらすじを紹介します。
「源氏物語」第3部「宇治十帖」あらすじ・内容を紹介
紫式部の「源氏物語」は約70年にもわたる光源氏とその家族、恋人たちの人生を描いた長大な物語で、大きく第1部から第3部に分けられます。
「源氏物語」第1部からの「あらすじ」は、以下の記事でまとめています。
「源氏物語」の最終章となる第3部は、光源氏の死後の世界を描いています。以下より、「源氏物語」第3部について紹介します。
「源氏物語」は全54帖から成り、第3部の14帖のうち、最後の10帖が「宇治十帖」と呼ばれます。
「源氏物語」第3部の主な登場人物
- 薫:女三の宮が生んだ光源氏の末子(実際は光源氏の親友の息子・柏木の子)
- 匂宮:明石の姫君の子で、光源氏の外孫、当代きっての貴公子
- 宇治八の宮の三姉妹:大君、中君、浮舟
「源氏物語」第3部 あらすじ
「源氏物語」第3部は光源氏の死後、約9年後から始まり、薫と匂宮を中心に展開されます。物語は宇治八の宮(光源氏の異母弟)の三姉妹との関わりを通じて、複雑な人間関係と心の葛藤を描いています。
「源氏物語」第3部 「あらすじ」は以下の通りです。
薫と宇治の姫君たち
薫は自身の出生の秘密に悩みながら、宇治八の宮の長女である大君に惹かれていきます。大君の気品と美しさに心を奪われますが、大君は出家志向が強く、薫の思いには応えられません。
匂宮の登場
匂宮は当初、中の君に好意を抱きますが、身分の違いなどから関係は進展しません。その後、匂宮は浮舟に強く心を引かれるようになります。
浮舟を巡る三角関係
薫も浮舟への思いを抱くようになり、薫と匂宮は共に浮舟への想いを抱えながら、複雑な三角関係に巻き込まれていきます。浮舟は両者の間で苦悩します。
浮舟の自殺未遂と出家
三角関係に悩んだ浮舟は宇治川に身を投げますが、横川の僧都によって救われ、その後出家します。
物語の結末
浮舟の出家後、薫は浮舟の行方を探し続けます。最終的に浮舟の所在を知るものの、薫は彼女に会うことができず、物語は薫の深い悲しみと無常感で幕を閉じます。
「源氏物語」第3部、物語のテーマ
「源氏物語」第3部は薫と匂宮、そして浮舟との悲恋を通じて、人間関係の複雑さや心の葛藤、さらには運命の儚さというテーマを深く掘り下げています。
最終的には、登場人物たちが抱える苦悩や選択が、彼ら自身や周囲の人々にどのような影響を与えるかが描かれました。
まとめ
NHK大河ドラマ「光る君へ」まひろは光源氏が亡くなった後の、「源氏物語」第3部を書き始めます。
まひろ(紫式部)が再び書き始めた「源氏物語」第3部は単なる恋愛物語ではなく、人間存在そのものへの深い洞察が含まれています。
他にも「光る君へ」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。
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