2019年9月30日スタートのNHK連続テレビ小説「スカーレット」
これまでNHK朝ドラにはカタカナが付いたタイトルは、第63作「オードリー」、第91作「マッサン」などありますが、それぞれ登場人物の愛称がタイトルに付いていました。
101作目にも「スカーレット」というカタカナのタイトルが付きました。
果たして「スカーレット」のタイトルにはどんな意味、由来があるのでしょうか?
NHKのプロデューサー「内田ゆき」さんのインタビュー記事に、なぜ「スカーレット」というタイトルを付けたのか?具体的な理由がありました。
朝ドラ「スカーレット」のタイトルに込められた意味「陶芸作品に表れる理想の色」
「スカーレット」を辞書で調べると、以下の意味がありました。
スカーレット【scarlet】緋色。深紅色。
出典:goo辞書
スカーレットは英語で意味を表す緋色です。緋色とは、じゃっかん黄色みのある鮮やかな赤で、平安時代から用いられた伝統色です。
NHKのHPには、「スカーレット」のタイトルの意味は以下のように書かれています。
緋色(ひいろ)のこと。伝統的に炎の色とされ、黄色味のある鮮やかな赤。
緋=火に通じ、陶芸作品に表れる理想の色のひとつである。
主人公の生業(なりわい)である陶芸では、窯をたく炎が勝負。熱く燃えるような、情熱的な人生につながる。
戸田恵梨香さん演じるヒロインの”川原喜美子”は焼き物の里・信楽(しがらき)の女性陶芸家。
「スカーレット」は戦後間もない、男性ばかりの陶芸の世界に飛び込み、女性陶芸家の草分け的存在として成長していく物語です。
「スカーレット」のタイトルの意味は陶芸作品に表れる理想の色、そして喜美子のモノ作りの情熱の意味が込められているのでしょう。
プロデューサー「内田ゆき」インタビュー記事にもソースあり
「スカーレット」のプロデューサー「内田ゆき」さんのインタビューに以下の記事がありました。
燃える炎、ヒロインのひたむきさと情熱、それらを表現できる言葉を探していた時に出会ったのが炎を色を指す「スカーレット」。
炎には緋色という意味もあるのですが、緋色というのは黄色がかかった鮮やかな赤で、陶芸作品に表れる理想の色のひとつといわれています。
タイトルにはもうコレしかないという運命的な出会いでした。出典:女性セブン 2019年10月24日号 P12
プロデューサー「内田ゆき」さんのインタビューからも、主人公・川原喜美子の情熱の色と、陶芸の時に表れる理想の色という2つの意味が込められていることが分かります。
「カーネーション」繋がり?スカーレット・オハラからも?
こちらは明確なソースがありませんが、スカーレットとタイトルが付けられたのは、NHKの朝ドラ第85作「カーネーション」とも関連があるとも言われています。
「カーネーション」で尾野真千子さんが演じるヒロインの名前は「小原糸子(おはらいとこ)」です。
小原糸子の名前は『風と共に去りぬ』の主人公「スカーレット・オハラ」にちなんで名付けられたと噂されています。
くしくも朝ドラ「カーネーション」と「スカーレット」のプロデューサーは、「内田ゆき」さんと同じです。
激動の半生を生きぬいた「スカーレット・オハラ」と”川原喜美子”の人生にも重なる部分が多くあるようにも感じられます。
まとめ
朝ドラ「スカーレット」のタイトルの意味は、陶芸作品に表れる理想の色、そして喜美子のモノ作りの情熱の意味が込められています。
また明確なソースはありませんが、「スカーレット」というタイトル付いたのは、朝ドラ「カーネーション」の「小原糸子」、そして「スカーレット・オハラ」から取られた・・・という説もあります。
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