2024年1月7日スタートの第63作となるNHK大河ドラマ「光る君へ」
「光る君へ」の主人公・紫式部を演じるのは「吉高由里子」さんです。そして、大石静さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。
平安時代(10世紀後半)に、千年の時を超える恋愛長編小説「源氏物語」を書き上げた女性・紫式部/まひろ(吉高由里子)の物語。
紫式部/まひろは藤原道長(柄本佑)への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏(光る君)のストーリーを紡いでゆく。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を描く大河ドラマ。
藤原道長(柄本佑)は、藤原定子を一条天皇の皇后にしたまま、自分の娘・藤原彰子を中宮とする「一帝二后(いっていにこう)」という制度を実現させます。
道長が平安時代に実現した、「一帝二后」について紹介します。
「光る君へ」第28話【一帝二后】あらすじ
「光る君へ」第28話、藤原道長(柄本佑)は、一条天皇(塩野瑛久)に入内させた娘の彰子(見上愛)を中宮にし、定子(高畑充希)と后を二人にする「一帝二后」を実現します。
「光る君へ」第28話の「あらすじ」は以下の通りです。
【光る君へ】第28話「一帝二后」
年の暮れ、まひろ(吉高由里子)は道長(柄本佑)との子を出産。宣孝(佐々木蔵之介)は子を賢子と名付け、約束通り我が子として育て始める。一方、道長は入内させた娘の彰子(見上愛)を中宮にし、定子(高畑充希)と后を二人にする「一帝二后」を、国家安寧のためにもくろんでいた。詮子(吉田羊)や行成(渡辺大知)が一条天皇(塩野瑛久)の説得にあたるが、当の彰子が一条天皇の心を捉えられる気配はなく…
出典:NHK番組表
藤原道長が、平安時代に行った「一帝二后」の政策の史実について、以下より紹介します。
平安時代の藤原道長の政策「一帝二后」の史実を解説
平安時代の藤原道長は、摂関政治の頂点に立った人物です。道長が行った政策「一帝二后(いっていにこう)」について紹介します。
「一帝二后」政策の背景
藤原道長は、自らの一族が天皇と密接な関係を持つことで、権力を強固にすることを目指しました。このため、道長は娘たちを天皇に嫁がせる戦略を取ります。
「一帝二后」とは?
「一帝二后」とは、1人の天皇に2人の后(皇后と中宮)を持たせることを意味します。皇后、中宮の意味は以下の通りです。どちらも天皇の后(きさき)となります。
- 皇后:天皇の正妻
- 中宮:本来「皇后の住居」を意味する言葉で、そこから転じて皇后自身を指す
道長の兄・藤原道隆が、「中宮」を「皇后」と同じ意味として使用し始め、この考えを発展させた藤原道長が「一帝二后」を制度として実現させます。
「一帝二后」の史実
「光る君へ」でも描かれますが、一条天皇に皇后・藤原定子がいる中、藤原道長の娘・藤原彰子(ふじわらのあきこ/しょうし)は、一条天皇の中宮になります。これにより天皇に后が二人いる「一帝二后」となります。
藤原彰子は後に、後一条天皇の母としても影響力を持ちました。
「一帝二后」の影響
それ以前に「一帝二后」が存在しなかったわけではありませんが、明確に制度化され、権力闘争の戦略としてとられたのが藤原道長の時代でした。
「一帝二后」政策により、藤原道長は天皇家との血縁関係を強め、その結果、道長は摂政・関白として実権を握り続けました。これにより、藤原氏の繁栄と道長の権勢は絶頂期を迎えることとなります。
まとめ
NHK大河ドラマ「光る君へ」藤原道長は、「一帝二后」の制度を実現させます。
歴史的には「一帝二后」政策により、藤原道長は天皇家との血縁関係を強め、その結果、道長は摂政・関白として実権を握り続けます。
他にも「光る君へ」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。
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