NHK連続テレビ小説「さくら」は2002年4月1日にスタートして、9月28日まで全156話放送された朝ドラです。
朝ドラ66作目となる「さくら」のヒロイン・松下さくら役は「高野志穂(たかのしほ)」さんが演じています。
多くの朝ドラは、参考にしている実在人物がいます。最近の朝ドラでは「らんまん」では「牧野富太郎」さん、「ブギウギ」では「笠置シヅ子」さんが主人公の実在モデルです。
朝ドラ「さくら」のヒロイン・松下さくらの実在モデルはいるのか?そして元ネタ、原作はあるのか?・・・朝ドラ「さくら」について紹介していきます。
NHK朝ドラ「さくら」のあらすじ
最初に第66作「さくら」のあらすじを紹介します。あらすじは以下の通りです。
ハワイ生まれの底抜けに明るいヒロイン、日系四世の「エリザベス・さくら・松下(松下さくら)」。
さくらは、岐阜・飛騨高山の中学校で英語教師となり、日本の風習や考え方に戸惑いながら、数々のトラブルを乗り越え成長していく。姿かたちは日本人でも、考え方はアメリカ人のヒロインが、日本の文化の戸惑いながら人情に触れ、その素晴らしさを発見していく物語。
※2023年9月4日(月)からNHK総合で再放送スタートです。再放送の放送日程は以下をチェックしてください。
「さくら」は脚本家・田渕久美子さんのオリジナル作品?
「さくら」は脚本を「田渕久美子(たぶちくみこ)」さんが担当しています。
脚本家・田渕久美子さんは1959年生まれ島根県出身。科学アニメ「ミームいろいろ夢の旅」で脚本家デビュー。主は作品は「ニュースの女」「殴る女」など。大河ドラマは「篤姫」「江〜姫たちの戦国〜」の脚本も担当。
NHKの公式サイトでは、「さくら」は以下のようにクレジットされています。
【作・原作、脚本】
田渕久美子出典:NHK公式HP
作・原作は「田渕久美子」さんです。
上記のように記載があるため、朝ドラ「さくら」は脚本家・田渕久美子さんのオリジナルストーリーと推測しています。そのため朝ドラ「さくら」に原作・元ネタはないと思います。
ヒロイン「エリザベス・さくら・松下」の実在モデルはいる?
前述の通り、「さくら」は脚本家・田渕久美子さんのオリジナルストーリーと推測しています。
また、NHK公式サイトに「朝ドラ ヒロインのモデル」というタイトルで、ヒロインの実在モデルを紹介している記事があります。
例えば「まんぷく」なら食品会社創業者の妻がモデル、「ゲゲゲの女房」なら水木しげるの妻・武良布枝の半生がモデル・・・と紹介されています。
こちらに「さくら」のモデルの記述がないため、高野志穂さんが演じるヒロイン・松下さくら(エリザベス・さくら・松下)の実在モデルはいないと思われます。
ただし、取材したり、参考にしている人物はいるかもしれません。
例えば、朝ドラの名作「おしん」は脚本家・橋田壽賀子さんのオリジナル作品で、実在モデルはいません。ただし、取材した人物から「おしん」のヒロイン像を作り上げています。
小説「さくら」のノベライズはあり
朝ドラ「さくら」に原作とされる本ありませんが、ノベライズ化された小説は出版されています。
ノベライズとは田渕久美子さんの「さくら」の脚本をもとに、小説として本が出版されることです。
まとめ
NHK朝ドラ第66作「さくら」は脚本家・田渕久美子さんのオリジナルストーリーと推測しています。
また、松下さくら(高野志穂)の実在モデルも存在しないと思います。ただし、取材したり、参考にしている人物はいるかもしれません。
※朝ドラ「さくら」は2023年9月4日(月)からNHK総合で再放送スタート。放送日時は以下でまとめています。
そして、朝ドラ「さくら」は、動画配信サービス「NHKオンデマンド」では視聴できません。そのため、全156話を見るためにはNHKの再放送で「さくら」を視聴する方法しかありません。
「NHKオンデマンド」は月額990円(税込)で、PC・スマホなどからネットでN過去に放送された番組を視聴できる動画配信サービスです。過去の朝ドラも、多くの作品がラインナップされています。
「さくら」総集編のDVD・VHSが販売されていますが、現在は中古でのみ入手することができます。(※2024/02/22時点の情報)