小泉セツ「思ひ出の記」とは?「ばけばけ」最終話の回想記の史実を解説
2025年度後期放送のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロイン・松野トキは、「髙石あかり」さんが演じます。ドラマのあらすじは、以下の通りです。
日本の怪談を世界に伝えた作家「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」と、その妻「小泉セツ」をモデルにしたオリジナル作品。
舞台は明治時代の松江。没落士族の娘・松野トキ(髙石あかり)は、外国人教師・ヘブン(トミー・バストウ)と出会い、心を通わせていく。
言葉も文化も異なるふたりは、怪談に込められた人々の想いを通じて、互いを支え合いながら、目には見えない“人の情”に寄り添って生きていく。
「ばけばけ」の最終話では、トキがヘブンとの思い出をつづった回想記を書く姿が描かれます。
これは、実在モデル・小泉セツが夫との思い出を語った追想記「思ひ出の記」がもとになっていると推測されます。
「ばけばけ」第125話(最終話)あらすじ|トキが回想記を語り始める
「ばけばけ」【第124話】では、イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)からトキへ、ヘブンのことを書くよう依頼されます。
そして、【第125話】の最終話で、トキはヘブンの思い出を錦織丈に語り始めます。NHK公式の最終話(第125話)のあらすじは、以下になります。
トキ(髙石あかり)は、司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)に見守られながら丈(杉田雷麟)にヘブン(トミー・バストウ)との思い出を語っていく――。連続テレビ小説「ばけばけ」。激動の明治の時代を生きた没落士族の娘・トキ。世界をさまよい日本に辿り着いた外国人の夫・ヘブン。怪談を愛し、国境を越えて結ばれた2人の物語。この世はうらめしい。けど、すばらしい。
出典:NHK番組表
史実でも、トキのモデルである小泉セツは八雲の死後、夫との思い出を語った追想記「思ひ出の記」を残しています。
小泉セツ「思ひ出の記」とは?口述筆記で生まれた追想記の史実
「思ひ出の記」は、「ばけばけ」のヒロイン・松野トキのモデルとなった小泉セツが、夫・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)との思い出を語った追想記です。
小泉八雲は1904年(明治37年)に54歳で亡くなりました。「思ひ出の記」は、その後にセツが語った夫との思い出をもとにまとめられた追想記です。筆記・編集に関わったのは、かつて八雲の身近にいた三成重敬で、セツの口述を文章化したものとされています。
ドラマでトキがヘブンとの思い出を「語る」形で回想していく展開は、この史実とも重なる部分があります。
「思ひ出の記」には、セツの目線から見たヘルンさん(小泉八雲)の日常の姿がいきいきと描かれています。
怪談を語るときの表情、食事の好み、子どもたちへの接し方、松江での暮らしなど、研究者による評伝とは違う、家庭の中での素顔が伝わってくるのが大きな魅力です。
さらにセツは、八雲の怪談再話にも原話を語る形で深く関わった人物で、そうしたセツだからこそ残せた追想記だといえます。
また、トキとヘブンの関係は、ドラマオリジナルではあるものの、小泉八雲とその妻・小泉セツをモデルにした史実がベースです。小泉八雲と小泉セツ、それぞれの生涯については以下の記事でまとめています。
まとめ
「ばけばけ」最終話でトキが語り始めた回想記は、実在する小泉セツの「思ひ出の記」がもとになっていると推測されます。
他にも「ばけばけ」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。
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