2025年度後期放送のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロイン・松野トキは、「髙石あかり」さんが演じます。ドラマのあらすじは、以下の通りです。

日本の怪談を世界に伝えた作家「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」と、その妻「小泉セツ」をモデルにしたオリジナル作品。

舞台は明治時代の松江。没落士族の娘・松野トキ(髙石あかり)は、外国人教師・ヘブン(トミー・バストウ)と出会い、心を通わせていく。

言葉も文化も異なるふたりは、怪談に込められた人々の想いを通じて、互いを支え合いながら、目には見えない“人の情”に寄り添って生きていく。

 

「ばけばけ」では、ヘブン(トミー・バストウ)が執筆した著書「日本滞在記」などが登場します。

その実在モデルである小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が生涯に残した主な作品を、来日前・来日後に分けて一覧で紹介します。

 

朝ドラ「ばけばけ」ヘブンのモデル・小泉八雲とは?

朝ドラ「ばけばけ」ヘブンのモデル・小泉八雲とは?

ヘブンのモデル「小泉八雲(こいずみ・やくも)」はギリシャ・レフカダ島生まれの作家で、本名はラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)です。

1890年(明治23年)に来日し、島根県松江で英語教師として勤務。松江では士族の娘・小泉セツと出会い、1891年(明治24年)に結婚します。その後、熊本・神戸・東京と移り住みながら、日本の文化・怪談・風習を英語で世界に発信し続けました。

小泉八雲の生涯・史実については、以下の記事で詳しく解説しています。

「ばけばけ」ヘブンのモデル小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とは?経歴・代表作・史実を解説
「ばけばけ」ヘブンのモデル小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とは?史実を解説NHK朝ドラ「ばけばけ」トミー・バストウが演じるレフカダ・ヘブンのモデル「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」の生涯、史実を解説します。...

 

小泉八雲の著書一覧|来日前に書いた本・代表作

小泉八雲の著書一覧|来日前に書いた本・代表作

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、日本に来る前からすでに作家・ジャーナリストとして活動しており、以下の著書を残しています。

出版年 作品名 原題
1884年 飛花落葉集 Stray Leaves from Strange Literature
1885年 ゴンボ・ゼーブ Gombo Zhèbes
1885年 クレオール料理 La Cuisine Creole: A Collection of Culinary Recipes
1887年 中国怪談集 Some Chinese Ghosts
1889年 チータ Chita: A Memory of Last Island
1890年 ユーマ Youma, the Story of a West-Indian Slave
1890年 仏領西インドの二年間 Two Years in the French West Indies

来日前の八雲は、アメリカ南部・ニューオーリンズでの取材活動やカリブ海での滞在経験をもとに、異国の文化・民話・怪談を題材にした作品を多く残しています。来日後の執筆スタイルの土台は、この時期にすでに培われていたと言えます。

 

小泉八雲の著書一覧|来日後に書いた本・代表作

1890年(明治23年)に来日してから、小泉八雲は日本の怪談や文化に魅せられ、数多くの作品を執筆しました。

来日後の短い年月のなかで、多くの著作を世に送り出しており、その旺盛な創作活動は現在も高く評価されています。

出版年 作品名 原題
1894年 知られぬ日本の面影 Glimpses of Unfamiliar Japan
1895年 東の国より Out of the East
1896年 Kokoro
1896年 A Living God A Living God
1897年 仏陀の国の落穂 Gleanings in Buddha-Fields
1898年 異国風物と回想 Exotics and Retrospectives
1899年 霊の日本にて In Ghostly Japan
1900年 Shadowings
1901年 日本雑録 A Japanese Miscellany
1902年 骨董 Kotto
1904年 怪談 Kwaidan
1904年 日本 一つの解明 Japan: An Attempt at Interpretation
1905年 天の河綺譚 その他 The Romance of the Milky Way and other studies and stories

特に「怪談(Kwaidan)」は、「耳なし芳一」「雪女」「むじな」など、日本の怪談・民話を英語で紹介した代表作です。

 

朝ドラ「ばけばけ」劇中に登場する小泉八雲の本

「ばけばけ」では、小泉八雲の著書をモデルにした作品が劇中に登場します。

  • 「日本滞在記」⇒「知られぬ日本の面影」(1894年)
  • 「東の国より」(1895年)

 

「日本滞在記」⇒「知られぬ日本の面影」(1894年)

「ばけばけ」【第76話】では、ヘブンが来日後に書き続けてきた「日本滞在記」がついに完成します。

この「日本滞在記」は、小泉八雲が1894年(明治27年)に出版した「知られぬ日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)」がモデルと推測されます。ドラマ内でもヘブンが書いた著書の表紙に「Glimpses of Unfamiliar Japan」の文字が確認できます。

松江や出雲地方での体験をもとにした全19編のエッセイ集で、明治時代の日本を世界に紹介した歴史的名著です。

「日本滞在記」の詳細については、以下の記事で解説しています。

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まとめ

ヘブンのモデル・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、来日前から作家・ジャーナリストとして活躍しており、来日後も多くの著書を残しました。

「ばけばけ」ではヘブンが、日本文化・怪談と向き合いながら著書を執筆していく姿が描かれます。

他にも「ばけばけ」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

「ばけばけ」キャスト&相関図まとめ、俳優・子役・スタッフ一覧
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大森拓也
放送作家、物書き、フリーライター歴20年以上です。放送作家としての仕事については、以下のブログに記載しています。
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