NHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶは、「今田美桜」さんが演じます。「あんぱん」のあらすじは、以下の通りです。
漫画家「やなせたかし」さんと妻「暢(のぶ)」さんをモデルにしたオリジナル作品。昭和初期、高知で明るく奔放な少女・朝田のぶと、父を亡くした少年・柳井嵩が出会う。
戦後、嵩と再会したのぶは夢を追い東京へ。彼女を追いかけた嵩と共に、六畳一間の貧しい生活を楽しみながら二人は結婚。どんな困難も笑いに変えた彼らの未来には、『アンパンマン』が誕生する希望の物語が続く。
物語が終盤に差しかかる中、”のぶ”の茶道教室の弟子・中尾星子(なかお・せいこ)という新たなキャラクターが登場。
星子を演じるのは、朝ドラ出演2作目となる実力派女優「古川琴音(ふるかわ・ことね)」さんです。
そして星子のモデルは、現「やなせスタジオ」代表・越尾正子(こしお・まさこ)さんと推測されます。
朝ドラ「あんぱん」終盤に登場! “のぶ”の茶道の教室の生徒・中尾星子とは?

女優・古川琴音さんが演じる「中尾星子」は、のぶ(今田美桜)が自宅の茶室で開いた小さなお茶教室に通う生徒のひとり。まだ若く、ドラマの中で“アンパンマン”の世界に魅了されていく女性です。
のぶに「嵩に似ている」と言われる場面もあり、物語のラストを支える重要な役どころとなっています。星子の登場によって、“のぶ”と“嵩”の志が、次世代へと受け継がれていく姿が描かれていきます。
プロデューサーのコメントでも、星子というキャラクターが「アンパンマンの精神を次の時代に引き継ぐ存在」として位置づけられていることが語られています。
中尾星子のモデルは越尾正子?やなせスタジオ代表の実在人物を紹介

朝ドラ「あんぱん」に登場する中尾星子(古川琴音)は、実在の人物「越尾正子(こしお・まさこ)」さんをモデルにしたキャラクターと推測されます。
越尾さんは「やなせたかし」さんの秘書として20年以上にわたり活動し、現在は「やなせスタジオ」代表を務める人物。
ドラマの中で星子が“のぶ”や“嵩”の意志を受け継ぐ存在として描かれているのと同様に、現実の越尾さんもまた、やなせ夫妻の志を現代に伝え続けています。
名前が「中尾星子」と「越尾正子」と類似、越尾さんが“のぶ”のモデルである小松暢さんの茶道教室に通っていたという事実からも、モデル説は非常に有力です。
「越尾正子」さんはどのような人物で、やなせ夫妻とどのような関係だったのか、紹介していきます。
茶道で出会った小松暢さんとの関係とは?越尾正子との運命的な出会い
1970年代半ば、当時20代だった越尾さんは、茶道の稽古場で50代の小松暢さんと出会います。
稽古場で補佐的な立場にあった暢さんの指導に感銘を受け、そこから親交がスタート。約10年後、越尾さんは改めて暢さんの教室に通い始め、信頼関係を深めていきました。
この出会いが、やなせスタジオで働くことになる最初のきっかけとなりました。
越尾正子が「やなせスタジオ」に入社、秘書就任のきっかけとは?
しばらくして越尾さんは前職を辞めることに。そのことを相談した暢さんから「うちに来ない?」と声をかけられ、1992年にやなせスタジオへ入社します。
当時、事務を担当していた暢さんの妹が体調を崩していたため、越尾さんがその後任として採用される形になったそうです。入社をきっかけに、越尾さんは「やなせたかし」さんの秘書として仕事をサポートしていきます。
また、入社間もない越尾さんに、会社の通帳や金庫の鍵、実印などを託したというエピソードは、暢さんの信頼の深さを物語っています。
「もし私が悪い人だったら?」という越尾さんの問いに、「そのときは、私に見る目がなかったと思って諦める」と答えたといいます。このやりとりからも、暢さんの人を信じる強さと懐の深さがうかがえます。
現在は「やなせスタジオ」代表として活動中

「やなせたかし」さんの死後、越尾さんは2014年に「やなせスタジオ」の代表取締役に就任します。
現在もなお、やなせ作品の著作権管理や展覧会の運営、関連事業などを通じて、やなせ夫妻の思いを社会に届け続けています。
古川琴音プロフィール|大河ドラマ「どうする家康」千代役でも話題の女優
古川琴音、7年ぶり写真集
『CHIPIE』発売記念会見🎊お気に入りカットは
“疲労のピーク”捉えた1枚📸
「撮られた瞬間はなにも覚えていない」https://t.co/hXcizcHofo#古川琴音 pic.twitter.com/h6a8379M6N
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) July 6, 2025
「中尾星子」を演じるのは、「古川琴音(ふるかわ・ことね)」さんです。プロフィールは以下の通りです。
生年月日 | 1996年10月25日 |
---|---|
出身 | 神奈川県 |
特技 | ダンス(バレエ、ヒップホップなど) |
2018年、沖縄市のPR動画「チムドンドンゴザ」の主演オーディションに合格、女優デビュー。主な出演作は映画「春」「偶然と想像」「みなに幸あれ」、テレビドラマ「この恋あたためますか」など。
2020年の朝ドラでは「エール」主人公・古山裕一の娘・古山華を演じていました。「あんぱん」が2回目の出演になります。
また、2023年の大河ドラマ「どうする家康」では歩き巫女・千代を演じていたのが、記憶に新しいところです。

まとめ

朝ドラ「あんぱん」終盤に登場する中尾星子(古川琴音)は、単なる”のぶ”の弟子ではなく、夫妻の志を次世代へ引き継ぐ、重要な存在です。
そのモデルと考えられているのが、現在「やなせスタジオ」代表の越尾正子さんです。
また、「あんぱん」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。


無料の「NHKプラス」なら、放送後1週間分の朝ドラ「あんぱん」が視聴可能です。ただし、過去1週間以上前の朝ドラを見るためには、有料の「NHKオンデマンド」の契約が必要です。
動画配信サービス「U-NEXT」経由なら「31日間無料トライアル」、初月1,000ポイントもらえるので、「NHKオンデマンド」のお試し視聴が可能です。「あんぱん」から過去作「虎に翼」「ブギウギ」「らんまん」「おしん」なども見放題です。
\ お試し視聴可能 /
※2025/09/04時点の情報です。最新情報は「U-NEXT」公式サイトで、ご確認ください。
また、「U-NEXT」をオススメしている理由、注意点などは以下で解説しています。