ちむどんどん沖縄戦・遺骨収集の老人、嘉手刈源次は「津嘉山正種」が演じる

2022年4月11日放送スタートの第106作となるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」

ヒロイン・比嘉暢子（ひがのぶこ）は、黒島結菜(くろしまゆいな)さんが演じています。

2022年の沖縄本土復帰50年を記念した、沖縄本島北部「やんばる」と呼ばれる地方を中心にしたドラマ。沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子と、強い絆で結ばれた四人兄妹の「家族」と「ふるさと」のストーリーです。

姉・良子（川口春奈）から電話あり、母・優子（仲間由紀恵）の再婚話を聞いた暢子は、沖縄の山原村に緊急帰郷！

第15週（2022/07/18～）から登場するのが、沖縄戦の遺骨や遺品を収集している人物・嘉手苅源次（かでかるげんじ）です。

嘉手苅源次を演じるのは俳優・津嘉山正種（つかやままさね）さんです。

和彦が取材、嘉手苅源次（かでかるげんじ）の役どころは？
津嘉山正種（つかやままさね）プロフィール、沖縄出身
まとめ

和彦が取材、嘉手苅源次（かでかるげんじ）の役どころは？

嘉手刈が遺骨収集をしているという、沖縄本島南部のガマ(洞窟)に来た和彦。

そこにはなぜか優子の姿が…。#ちむどんどん #朝ドラ #仲間由紀恵 #宮沢氷魚 pic.twitter.com/u2LCs9bIGo

— 連続テレビ小説「ちむどんどん」 (@asadora_nhk) July 18, 2022

第15週「ウークイの夜」（2022/07/18～）から登場するのが、「津嘉山正種」さんが演じる嘉手苅源次（かでかるげんじ）です。

ちなみにサブタイトルの「ウークイ」とは、沖縄の旧盆に行われる先祖を送り出す儀式です。詳細は以下でまとめています。

「ちむどんどん」ウークイとは？沖縄の旧盆儀式、最終日に先祖を送り出すNHK朝ドラ「ちむどんどん」沖縄の伝統行事「ウークイ」は、旧盆の最終日に家族・親族が集まり、先祖を送り出す儀式です。「ちむどんどん」に登場するウークイについて解説します。...

NHKの番組表に以下の記述があります。

第72話　「ウークイの夜」

お盆の頃、ひさしぶりにやんばるに帰省した暢子（黒島結菜）と賢秀（竜星涼）。良子（川口春奈）と歌子（上白石萌歌）と四人そろったきょうだいは、優子（仲間由紀恵）に向かって、自分たちに何か隠していることがあるのかと問いただす。その頃、和彦（宮沢氷魚）は取材で沖縄に入り、嘉手刈（津嘉山正種）という老人の取材に挑戦していた。だが、気難しそうな嘉手刈は、和彦に何も語ろうとはせず…。

出典：NHK番組表

嘉手苅源次は、沖縄戦の遺骨や遺品を収集し、家族のもとに返す活動を行っています。

新聞記者の青柳和彦（宮沢氷魚）は、沖縄戦での遺骨収集をしている嘉手苅源次を取材することになります。

青柳和彦は、父親の意思を受け継ぎ、沖縄の取材をライフワークにしています。ドラマ内でも和彦が、沖縄の遺骨収集に関する取材メモをするシーンが出てきます。

和彦の取材に対して、最初はなかなか対応してくれない気難しい嘉手刈でした。

ところが、和彦は父親・青柳史彦（戸次重幸）が沖縄戦の直前まで従軍していたこと、小さい頃に父親と一緒に住んでいたこと、沖縄をライフワークにしていることを嘉手刈に語り・・・

嘉手刈は、最終的にはすべてのことを和彦に話すようになるのでした。

津嘉山正種（つかやままさね）プロフィール、沖縄出身

『ある王妃の死』
無事初日を終えました。

30（日）まで
劇場でお待ちしています。 pic.twitter.com/cngtHqc3HQ

— 津嘉山正種 (@e9wL48E5FAtQD2d) January 21, 2022

嘉手刈源次を演じるのは、俳優「津嘉山正種（つかやままさね）」さんです。嘉手刈源次と同じく沖縄出身で、プロフィールは以下の通りです。

生年月日	1944年2月6日
出身地	沖縄県

1965年劇団青年座入団、舞台を中心に活躍。主なテレビドラマは「救命病棟24時」「踊る大捜査線」などに出演。映画「男はつらいよ」シリーズにも多数出演。映画の吹き替えも数多く担当、ケビン・コスナー、リチャード・ギアなど。

津嘉山正種さんは、「ちむどんどん」に出演するにあたり、以下のコメントを出しています。

明るい声調の冒頭の絵…。白い波頭を立てて打ち寄せる海に向かって、走り去る主人公。彼方に見えるのは、真っ青な水平線…。南国、沖縄…。

しかし、80年近い昔、その水平線が見えない程、海を埋め尽くしていた軍艦の群れ…。そしてあの戦争。思い起こされる歴史は重く暗い。繰り広げられるドラマの裏には、その歴史がある事を、避けて通る訳にはいかない。かいま見えるその歴史を感じさせる…。

そして、今現代に通じさせる…役。無心に…が、懸命に演じたい。いや、真摯に務めたい…と、思いました。

津嘉山正種さんは沖縄県出身でもあり、沖縄戦の遺骨収集する登場人物「嘉手刈源次」には、並々ならぬ思いがあるのかもしれません。

NHK朝ドラは「チョッちゃん」「ひまわり」「梅ちゃん先生」に続く、「ちむどんどん」が４作目の出演になります。