2021年11月1日(月)スタートの第105作となるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」
朝ドラとしては初となる祖母・母・娘のヒロイン3人が登場します。「ラジオ英語講座」と共に生きた3世代のヒロインが紡ぐストーリーです。
3人のヒロイン、安子(上白石萌音)、るい(深津絵里)、ひなた(川栄李奈)と三世代の女性たちの100年に渡るファミリーストーリー。
安子(上白石萌音)の物語は日本でラジオ放送が始まった日1925(大正14)年から。るい(深津絵里)の物語は、昭和30年代の大阪。ひなた(川栄李奈)の物語は、昭和40年代の京都から始まります。
3人のそばにはいつも「ラジオ英語講座」があり、ラジオと共に生きた家族の物語です。
朝ドラ第105作となる「カムカムエヴリバディ」のタイトルには、どんな意味、由来があるのでしょうか?
タイトルの意味・由来は「カムカム英語」のオープニング曲【証城寺の狸囃子】から
「カムカムエブリバディ」という少し変わったタイトルの意味についてですが、NHK公式サイトに「タイトルに込めた想い」という以下の文章があります。
かつて終戦直後の日本を席けんした平川唯一(ひらかわ・ただいち)講師のNHKラジオ英語講座・通称「カムカム英語」のオープニング曲のタイトルです。「証城寺(しょうじょうじ)の狸囃子(たぬきばやし)」のメロディーにのって、「カム♪カム♪エヴリバディ♪~」の歌が始まると日本中の子どもからお年寄りまでくぎづけになり、明るい声に励まされました。
出典:NHK公式HP
「カムカムエヴリバディ」というタイトルは「証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)」のメロディに英語歌詞を付けた、NHKラジオ英語講座のオープニングで流れる「カム♪カム♪エヴリバディ♪~」の歌が由来です。
NHKラジオ英語講座OP曲「カムカムエヴリボディ」とは?作詞・平川唯一
「カムカムエヴリバディ」は脚本家「藤本有紀(ふじもとゆき)」さんによるオリジナルストーリーです。そのためヒロイン3人の実在モデルはいません。
ただし、ヒロイン3人のストーリーをつなぐ「ラジオ英語講座」には実在モデルがあり、それがNHKラジオ英語講座「英語会話」を担当していた「平川唯一(ひらかわただいち)」さんです。
ラジオ英語講座は通称「カムカム英語」と呼ばれ、平川唯一さんは「カムカムおじさん」として戦後人気となります。
「カムカム英語」のオープニングに使われたのが、「証城寺の狸囃子」に英語歌詞を付けた「カムカムエヴリボディ」です。
当時の日本語表記は”バディ”ではなく”ボディ”と表記されたようです。作詞は「平川唯一」さんが担当されてます。
- 作詞:平川唯一
- 作曲:中山晋平
- 編曲:飯田信夫
実在の人物・平川唯一さんは朝ドラ内では「さだまさし」さんが演じています。平川唯一さんについては以下でまとめています。

タイトル回収は第97話、ドラマタイトルの意味が明かされる
カムカムエヴリバディのタイトル回収は第97話(2022/03/18放送)です。岡山の雉真家に初めて里帰りした”ひなた(川栄李奈)”は、カムカム英語のテキストを見つけます。
窓の外から声をかけて来たのが、さだまさしさん演じる「平川唯一」さんです。※ひなたが幻を見ているシーン
平川唯一さんは、ひなたに話しかけ「ラジオを通して英語を通して、日本を明るくしたかった」と伝えます。
そして、ラジオ英語講座のオープニングは「証城寺の狸囃子」に合わせて、英語の歌詞「カムカムエヴリバディ」が流れたことが分かります。
※いわゆるタイトル回収と呼ばれるエピソードになります。
まとめ
NHK朝ドラ第105作「カムカムエヴリバディ」のタイトルは、NHKラジオ英語講座のオープニング曲「カム♪カム♪エヴリバディ♪~」の歌が由来となっています。
また、実在の人物・平川唯一さんは朝ドラ内では「さだまさし」さんが演じています。
他にも岡山が舞台の初代ヒロインの安子編(上白石萌音)に出演する役者は、以下でまとめています。


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