2025年後期放送のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロイン・松野トキは、「髙石あかり」さんが演じます。ドラマのあらすじは、以下の通りです。
日本の怪談を世界に伝えた作家「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」と、その妻「小泉セツ」をモデルにしたオリジナル作品。
舞台は明治時代の松江。没落士族の娘・松野トキ(髙石あかり)は、外国人教師・ヘブン(トミー・バストウ)と出会い、心を通わせていく。
言葉も文化も異なるふたりは、怪談に込められた人々の想いを通じて、互いを支え合いながら、目には見えない“人の情”に寄り添って生きていく。
「ばけばけ」【第45話】では、ヘブン先生とリヨは、「島根県庁」でランデブーの待ち合わせをします。
この「島根県庁」のロケ地は、実際には京都にある「京都府庁旧本館」で撮影されました。
【ばけばけ第45話】ヘブンとリヨは島根県庁で待ち合わせ

「ばけばけ」【第45話】トキ(髙石あかり)の願いもむなしく、県知事の娘・江藤リヨ(北香那)は占いの結果に満足し、ヘブン(トミー・バストウ)にランデブーの約束をとりつけます。
もはや止められるのは、錦織(吉沢亮)ただ一人。ふたりのランデブーを、錦織は陰から見張るのでした。
石造りの重厚な外観が印象的な洋館の前で、ヘブンとリヨは待ち合わせます。リヨの案内で館内を見学する様子が描かれ、この場面で登場したのが、劇中の「島根県庁」です。
「島根県庁」のロケ地は実在の「京都府庁旧本館」
劇中に登場する「島根県庁」は、実際には京都にある「京都府庁旧本館(きょうとふちょうきゅうほんかん)」で撮影が行われました。
明治37年(1904年)に建設された「京都府庁旧本館」は、現存する官公庁建築としては日本最古級の建物です。ルネサンス様式を基調とした荘厳な外観や、ドイツ風の瓦屋根、吹き抜けの階段ホールなど、当時の洋風建築の技術と美意識が随所に見られます。
この建物は現在も京都府庁の一部として使用されており、国の重要文化財にも指定されています。映画やドラマのロケ地としても数多く利用されており、クラシカルな雰囲気を持つロケーションとして知られています。
- 住所:京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
- アクセス:地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車徒歩約10分
外部サイト:観光ガイド「そうだ 京都、いこう。」
明治時代の「島根県庁」はどんな建物だった?実在した庁舎とロケ地の関係

ドラマに登場した「島根県庁」は、ロケ地として京都府庁旧本館が使用されましたが、実際の島根県庁も明治時代には重厚な洋風建築として建てられていた記録が残っています。
明治初期には、松江城三の丸南側にあった松平直応の旧邸を改造した庁舎が使用されていました。さらに、明治7年(1874年)には、四面ガラス扉を備えた新庁舎「初代県庁舎」が建築され、近代的な官庁建築として注目されていたとされます。
その後、明治40年代に建てられた島根県庁舎「三代県庁舎」は、京都府庁旧本館と同じ設計に基づいて建設されたことが分かっています。
橋爪國臣チーフ・プロデューサーによると、「明治時代後期に建てられた県庁は、京都府庁と同じ設計なので、今回のロケ地に選んだ」とコメントしています。
※なお、ヘブンのモデルである小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が松江を訪れた1890年(明治23年)当時は、今回ロケ地のモデルとなった庁舎ではなく、もう一代前の建物「二代県庁舎」が使われていました。
まとめ

朝ドラ「ばけばけ」【第45話】に登場した「島根県庁」は、京都市内にある「京都府庁旧本館」で撮影が行われました。
明治期の雰囲気をそのままに残すこの建物は、ドラマの時代背景ともよく合い、物語の舞台に説得力を与えています。
他にも「ばけばけ」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

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