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「あんぱん最終週」アニメ化へ!TVプロデューサー武山恵三(前原滉)のモデル・武井英彦とは?

「あんぱん最終週」アニメ化へ!TVプロデューサー武山恵三(前原滉)のモデル・武井英彦とは?

NHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶは、「今田美桜」さんが演じます。「あんぱん」のあらすじは、以下の通りです。

漫画家「やなせたかし」さんと妻「暢(のぶ)」さんをモデルにしたオリジナル作品。昭和初期、高知で明るく奔放な少女・朝田のぶと、父を亡くした少年・柳井嵩が出会う。

戦後、嵩と再会したのぶは夢を追い東京へ。彼女を追いかけた嵩と共に、六畳一間の貧しい生活を楽しみながら二人は結婚。どんな困難も笑いに変えた彼らの未来には、『アンパンマン』が誕生する希望の物語が続く。

朝ドラ「あんぱん」もいよいよクライマックスへ。最終週【第26週】では、ついに『アンパンマン』がアニメ化されるまでの道のりが描かれます。

テレビプロデューサー・武山恵三(前原滉)は、実在の人物がモデルとなっており、実際の『それいけ!アンパンマン』のアニメ化に重要な役割を果たした人物です。

武山恵三のモデルとされる「武井英彦」さんについても紹介します。

 

第26週あらすじ「アンパンマン」アニメ化への挑戦

ある日、のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)のもとに、テレビプロデューサー・武山恵三(前原滉)が訪れます。

武山は「アンパンマンをテレビアニメにしたい」と熱烈に提案。しかし、嵩はその申し出を最初は断ります。ところが、何度も通っては情熱を語る武山の姿、そして妻・のぶの後押しもあって、嵩は最終的にアニメ化を承諾。

嵩は、アニメの主題歌「アンパンマンのマーチ」の作詞も手がけることに。その歌に込めた想いとは——?

こうして始まったテレビアニメ『アンパンマン』は、日本全国に知られる存在となり、やないたかし(嵩のモデル)の人生も大きく変わっていく。

 

『それいけ!アンパンマン』アニメ化の実話とは?放送までの歴史を解説

『それいけ!アンパンマン』アニメ化の実話とは?放送までの歴史を解説

『アンパンマン』がテレビアニメとして放送を開始したのは、1988年(昭和63年)10月3日のこと。日本テレビ系列での放送で、「やなせたかし」さんが69歳のときでした。

もともと「アンパンマン」は、やなせさんが1973年に絵本として発表した作品であり、アニメ化までには15年以上もの歳月がかかっています。その道のりは決して平坦ではなく、多くの苦労と情熱によって実現されたものでした。

アニメ化までの道のりは険しかった

昭和59年ごろから、アニメ化の企画が始まります。NHK、日本テレビ、東京ムービー新社から話がありましたが、内容や対象年齢が曖昧だとして難色を示され、実現には至りませんでした。

NHKの話はキャンセル、日本テレビも反対が強く話は進みませんでした。その中で、何度も粘り強く企画書を提出し続けたのが、当時の日本テレビのプロデューサー・武井英彦さんでした。

 

武井英彦の尽力で実現!『アンパンマン』アニメ化成功の裏側

「TVアニメとしてはインパクトがない」など反対意見の多かった社内で、粘り強く説得を続けた武井英彦さんの努力が実を結び、1988年に『それいけ!アンパンマン』はついに日本テレビで放送が開始されました。

最初の放送枠は月曜の夕方5時という時間帯です。再放送が多く視聴率は「2%も取れないだろう」と言われていましたが、ふたを開けてみると初回から「7%」という予想を大きく上回る結果を記録しました。

放送開始直後から、幼児層を中心に絶大な人気を集め、原作の絵本も飛ぶように売れる大ヒットとなりました。

 

やなせたかし、71歳で「日本漫画家協会賞大賞」を受賞

「やなせたかし」さんは1990年、71歳にして「日本漫画家協会賞大賞」を受賞。長年の苦労の末に、ようやく国民的ヒーローを世に送り出したその功績は、多くの人々に讃えられました。「やなせたかし」さんの“遅咲きの成功”を象徴する出来事でした。

朝ドラ「あんぱん」の主人公・嵩のモデル「やなせたかし」さんの生涯については、以下の記事で詳しく紹介しています。

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武山恵三(前原滉)のモデルは誰?実在の人物・武井英彦

ドラマ「あんぱん」に登場するテレビプロデューサー・武山恵三(前原滉)のモデルとされるのが、日本テレビの元プロデューサー・武井英彦さんです。

武井さんはもともとドラマ畑のプロデューサーで、吉永小百合主演の『花は花よめ』や、萩原健一主演の『前略おふくろ様』など、数々のヒット作を手がけてきた人物です。

武井さんが初めてアニメ制作に関わったのは、1978年8月27日に放送された、24時間テレビ内のスペシャルアニメ『100万年地球の旅 バンダーブック』(手塚治虫原作)でした。

 

その後、『アンパンマン』のアニメ化を進める中で、なかなか企画が通らず難航していた時期、やなせたかしさんが「どうしてそんなに熱心なの?」と尋ねると、武井さんは以下のように答えます。

「息子の通っている幼稚園で、手垢まみれのアンパンマンの絵本を見たんです」

出典:梯 久美子著『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』P220

 

子どもたちがとにかく絵本『アンパンマン』を大好きで、幼児に高い人気があることを知った武井さんは、アニメ化すればきっと成功すると確信していたそうです。

参考文献:梯 久美子著『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』

 

前原滉プロフィール「まんぷく」「らんまん」に続く朝ドラ出演

テレビプロデューサー・武山恵三を演じるのは若手俳優「前原滉(まえはら・こう)」さんです。プロフィールは以下の通りです。

生年月日1992年11月20日
出身地宮城県
趣味銭湯巡り
特技サッカー(中学時代、市の優秀選手賞受賞)

主な出演ドラマは「あなたの番です」「ユニコーンに乗って」、2021年の映画「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」では初主演を務める。朝ドラは「まんぷく」「らんまん」に続き、「あんぱん」が3作目の出演。

「まんぷく」では塩軍団の一人・小松原完二役、「らんまん」では万太郎と同じ植物学教室に所属する東大生・波多野泰久役を演じていました。

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まとめ

朝ドラ「あんぱん」最終週では、ついに「アンパンマン」のアニメ化が描かれ、テレビプロデューサー・武山恵三(前原滉)がその実現に向けて尽力します。

この武山のモデルとされるのが日本テレビプロデューサー「武井英彦」さんです。

また、「あんぱん」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

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大森拓也
放送作家、物書き、フリーライター歴20年以上です。放送作家としての仕事についてはこちらで記載しています⇒https://note.com/hearty_takin9949
朝ドラ【再放送/見逃し】動画を見る方法
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