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朝ドラ「あんぱん」朝田のぶ(今田美桜)のモデルは誰?「小松暢」の生涯を解説

朝ドラ「あんぱん」朝田のぶ(今田美桜)のモデルは誰?「小松暢」の生涯を解説

NHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶは、「今田美桜」さんが演じます。「あんぱん」のあらすじは、以下の通りです。

漫画家「やなせたかし」さんと妻「暢(のぶ)」さんをモデルとしたオリジナル作品。昭和初期、高知で明るく奔放な少女・朝田のぶと、父を亡くした少年・柳井嵩が出会う。

戦後、嵩と再会したのぶは夢を追い東京へ。彼女を追いかけた嵩と共に、六畳一間の貧しい生活を楽しみながら二人は結婚。どんな困難も笑いに変えた彼らの未来には、『アンパンマン』が誕生する希望の物語が続く。

 

朝ドラ「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶのモデルは、アンパンマンの原作者「やなせたかし」さんの妻「小松暢(こまつ・のぶ)」さんです。

「あんぱん」の実在モデル「小松暢」さんの生涯を解説、また、ヒロインを演じる「今田美桜」さんのプロフィールを紹介します。

 

小松暢とは?やなせたかしの妻で「アンパンマン」の誕生を支えた実在モデル

小松暢とは?やなせたかしの妻で「アンパンマン」の誕生を支えた実在モデル

小松暢(こまつ・のぶ)さんは、NHK連続テレビ小説『あんぱん』のヒロイン・朝田のぶ(演:今田美桜)のモデルとなった女性です。

アンパンマンの生みの親である漫画家「やなせたかし」さんの妻として知られていますが、彼女自身も芯の強い、たくましい女性でした。戦後、夫婦二人三脚で長い下積み時代を乗り越え、やがて国民的キャラクター「アンパンマン」の誕生を陰で支えた、まさに“縁の下の力持ち”の生涯でした。

 

大阪生まれ、高知育ちの「ハチキン」

小松暢さんは1918年(大正7年)、大阪府大阪市に生まれます。父は現在の高知県安芸市出身、貿易商社「鈴木商店」に勤務していて、暢さんは高等女学校を卒業するまで大阪で育ちました。

戦後すぐ高知へ移り住み、1946年に高知新聞社に入社、雑誌『月刊高知』の編集者として勤務を開始します。

当時、高知新聞社が戦後初めて採用した女性記者の一人で、生来の熱血漢、土佐弁でいう“ハチキン”(肝っ玉の据わった女性)気質の持ち主でした​。

 

やなせたかしとの出会いと結婚

この時、編集部で出会ったのが、戦後すぐに復員したばかりの、若き日の「やなせたかしさん」でした。

ふたりは自然と惹かれ合い、やがて暢さんが国会議員の秘書という職を得て先に東京へ転職・上京すると、やなせさんも1年後にその後を追って上京。1947年に結婚しました。

 

「私が食べさせるから大丈夫」支え続けた妻の言葉

結婚後、やなせさんは百貨店・三越の宣伝部でグラフィックデザイナーとして働き始めましたが、漫画家としての夢は捨てきれず、1953年に退職してフリーの創作活動に専念することに。ところが、独立後もしばらくはヒット作に恵まれず、生活は苦しいものでした。

そんな中でも暢さんは、「なんとかなるわ。収入がなければ私が働いて食べさせるから」と明るく励まし続けたといいます。彼女は洋裁や事務仕事などで家計を支え、生活面はすべて引き受け、夫が創作に集中できるような環境を整えました。

 

アンパンマン創作の原点になった“妻の言葉”

「やなせたかし」さんが悩んでいたとき、暢さんはこんな言葉を残しています。

「正義っていうのは時代によって変わるのよ。でも、お腹がすいて困っている人に食べ物をあげる。それだけは絶対に正しいことよ。」

この言葉は、のちに「自分の顔をちぎって人にあげる」ヒーロー・アンパンマンのコンセプトに大きな影響を与えたと言われています。夫の作品のテーマや哲学の原点は、暢さんの優しさと強さにあったのです。

 

アンパンマンの誕生とその後

長い下積みを経て、やなせさんがついに『アンパンマン』というキャラクターを世に送り出したのは、1973年。やなせさんが54歳のときでした。

アンパンマンは最初、絵本として発表され、その後1988年にテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』がスタート。やがて国民的な人気を集めていきます。

この成功の陰には、25年以上にもわたり夫を支え続けた暢さんの存在がありました。やなせさんも「アンパンマンは、僕ひとりの力で生まれたわけではない。妻がいてこそだった」と語っています。

 

夫婦二人三脚の生涯

暢さんは、晩年になってもやなせさんの活動を見守り続けました。自宅では料理・掃除・経理・健康管理まで、すべて暢さんが担当。夫は創作に専念する“専業作家”として活動できたのは、暢さんの存在あってこそです。

そして、暢さんは1993年11月、75歳で病気により逝去されました。ふたりに子どもはいませんでしたが、やなせさんにとって暢さんは「伴侶であり、友であり、理解者であり、人生の支柱だった」といえる存在でした。

 

ヒロイン・朝田のぶを演じる「今田美桜」プロフィール

 

ヒロイン・朝田のぶは、「今田美桜(いまだ・みお)」さんが演じます。プロフィールは以下の通りです。

生年月日1997年3月5日
出身福岡県

高校2年生の時に地元・福岡でスカウトされ、芸能活動を開始。​2018年のドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』で注目を集め、その後『3年A組-今から皆さんは、人質です-』や映画『東京リベンジャーズ』などの話題作に出演。​

2022年にはドラマ『悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜』で連続ドラマ初主演。

「今田美桜」さんは、オーディションで3365人の中から「あんぱん」のヒロインに選ばれました。「あんぱん」では、後の夫・柳井嵩を演じる「北村匠海」さんとは、過去に6度の共演経験があります。

また、「今田美桜」さんの朝ドラ出演は、2021年「おかえりモネ」に続く、「あんぱん」が2回目の出演。

「おかえりモネ」では、ヒロイン・百音(清原果耶)の同僚気象予報士「神野マリアンナ莉子」を演じており、明るく快活なキャラクターで視聴者に印象を残しました。

 

まとめ


朝ドラ「あんぱん」の実在モデル「小松暢」さんの生涯、ヒロインを演じる「今田美桜」さんのプロフィールを紹介しました。

他にも「あんぱん」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

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