2024年4月1日(月)放送スタートの、第110作となるNHK連続テレビ小説「虎に翼」
ヒロイン・猪爪寅子は、「伊藤沙莉(いとう・さいり)」さんが演じます。「虎に翼」のあらすじは、以下の通りです。
寅子は戦前に日本初の女性弁護士となり、日本中から注目され憧れの的に。ところが、戦争へと突き進んでいく日本では法学を使える場は急速に消えてしまう。
戦後、寅子は裁判官になることを決意。寅子は困難な時代に道なき道を切り開き、弱者を救っていくリーガルエンターテインメント。
ヒロイン寅子は法律家の道を志し、戦前に「明律大学女子部法科」に入学、その後、初の女性弁護士となります。
寅子は、女学生時代、弁護士時代、戦後に裁判官になっても「風呂敷包み」を持っています。
寅子が持つ「風呂敷包み」には何が入っている?
寅子が持つ「風呂敷包み」を開けるシーンがあったかは不明なのですが、基本的には女学生時代人は「勉強道具」「教科書」「弁当」
そして、法律家時代などは「仕事道具」「法廷資料」などが入っていたのかと思います。
戦前・戦後のドラマで、「虎に翼」ほど「風呂敷包み」が印象的だったドラマはないように思います。
以下からは、実際に戦前・戦後に「風呂敷包み」で利用されていたのか、調べてみました。
実在モデル「三淵嘉子」さんも「風呂敷包み」を使っていた
ヒロイン寅子の実在モデル「三淵嘉子」さんも、実際「風呂敷包み」を使っていました。
神野潔 (著)「三淵嘉子 先駆者であり続けた女性法曹の物語」P62に、以下の記載があります。
この頃の嘉子は、いつも大きな風呂敷包みを持って通勤していました。
この頃というのは、「三淵嘉子」さんが1947年「裁判官採用願い」を司法省に提出、家庭裁判所に尽力したいた、戦後の時期です。
検察官(検事)は現在も「風呂敷」を使っている?
調べていると「検察官」の方は今でも、「風呂敷」を使っているという記述がありました。
検察官が「風呂敷包み」を使う理由として、以下があるそうです。
- 検察庁と裁判所が近い
- 分厚い記録も包める
- 帰りの荷物が無い
ツイッター(X)上でも、検察官が「風呂敷」を持っているという目撃情報が多くあるため、真意は高そうです。
ただ、弁護士の方が「風呂敷包み」を使うことはないようです。
「風呂敷包み」の歴史は?
朝ドラ「虎に翼」で描かれるているように、戦前の日本において「風呂敷包み」を持って歩くことは一般的だったようです。簡単に風呂敷の歴史を紹介します。
物を包む布としては、奈良時代に誕生したとされます。平安時代には「平包(ひらつつみ)」と呼ばれ、庶民が衣類を包んで頭に乗せ、運んでいる様子が描かれています。
江戸時代にには銭湯に通う際に衣類を包むために用いられ、「平包」から「風呂敷」と呼ばれるようになったとされます。
明治時代からは西洋のカバン、昭和の戦後以降はビニール袋や紙袋が普及し、風呂敷の使用は減少。
現在では利用する人はほとんど見かけませんが、環境問題への意識の高まりとともに、風呂敷が再評価されています。
エコバッグとしての利用や、デザイン性の高い「風呂敷」がファッションアイテムとしても注目されています。
まとめ
NHK朝ドラ「虎に翼」寅子は、女学生時代、弁護士時代、戦後に裁判官になっても「風呂敷包み」を持っています。
寅子の実在モデル「三淵嘉子」さんも、実際に「風呂敷包み」を使っていました。
他にも「虎に翼」の登場人物・キャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。
無料の「NHKプラス」なら、放送後1週間分の朝ドラ「おむすび」が視聴可能です。ただし、過去1週間以上前の朝ドラを見るためには、有料の「NHKオンデマンド」の契約が必要です。
動画配信サービス「U-NEXT」経由なら「31日間無料トライアル」、初月1,000ポイントもらえるので、「NHKオンデマンド」のお試し視聴が可能です。「おむすび」から過去作「虎に翼」「ブギウギ」「らんまん」「おしん」なども見放題です。
\ お試し視聴可能 /
※「U-NEXT」は2024/11/10時点の情報です。最新情報は「U-NEXT」公式サイトで、ご確認ください。
また、「U-NEXT」をオススメしている理由、注意点などは以下で解説しています。