NHK連続テレビ小説「オードリー」は、2000年10月2日にスタートして2001年3月31日まで全149回放送された朝ドラです。
朝ドラ63作目となる「オードリー」のヒロイン・佐々木美月役は「岡本綾」さんが演じています。「オードリー」の脚本を手掛けたのは「大石静」さんです。
「オードリー」のあらすじは以下の通りです。
日本映画の聖地・京都の「太秦」を舞台に、産みの親と育ての親、2人の母に育てられたヒロイン・佐々木美月。
アメリカ帰りの父からは“オードリー”と呼ばれた美月は、映画に興味を持ち、両親の反対を押し切って大部屋女優に。 その後、さまざまな挫折を経験しながら、ヒロインが映画に人生をささげていく姿を描いた物語。
朝ドラ「オードリー」の、ドラマ内に出てくる「大京映画」は実在の映画会社「大映」を参考にしている部分があると推測します。(※あくまで推測なのでご了承ください)
ヒロイン美月が通う「大京」の映画撮影所のモデルは「大映京都撮影所」か?
ヒロイン美月(岡本綾)は幼少期に「大京」の映画撮影所に足を運び、エキストラとして映画に出演します。
これがキッカケで、助監督・杉本英記(堺雅人)や「大京」の新鋭スター・幹幸太郎(佐々木蔵之介)と顔見知りになります。
やがて、美月は映画の道に進むことを決意、女優になるため大京映画の社長・黒田茂光(國村隼)に直訴します。
美月が通う大京の映画撮影所のモデルは、「大映京都撮影所」を参考にしていると推測しています。
ドラマの中で「大映は倒産」という会話やナレーションがありますが、歴史的な背景や登場人物から「大映」を参考にしている部分はあるかと思います。(※あくまで推測です)
特にドラマに出てくる大京映画の黒田茂光(國村隼)は、「大映」の「永田ラッパ」の愛称で呼ばれたワンマン社長「永田雅一」さんをモデルにしているのでは?・・・と推測しています。
「大映」の社長、「永田雅一」さんについては、以下でまとめています。
「大映」とは?かつて存在した映画会社
「大映」は、「1942年から1971年」、そして「1974年から2003年」にわたって存在した日本の映画会社です。
1942年(昭和17年)、第二次世界大戦中の映画会社の統合により、「日活製作部門」「新興キネマ」「大都映画」の3社が合併し、「大日本映画製作株式会社(大映)」が設立されます。
戦後の1950~60年代は「松竹」「東宝」「東映」「日活」と並び、「大映」は日本映画の黄金時代を築きます。
ところが、映画は1958年をピークに斜陽産業へと転じ、1971年に「大映」は事業を停止。1974年からは徳間書店の子会社として再建を図るものの、2000年代初頭には再び経営難に陥り、2003年に「大映」としての事業を停止しています。
「大映」は2002年に角川書店へ営業権を譲渡、新たに「角川大映映画」が設立、後に「角川映画」に名前を変更しています。(※「大映」の名前がなくなる)
「大映」の人気映画「ガメラシーズ」などは、「KADOKAWA(角川映画)」として制作されています。
まとめ
NHK朝ドラ「オードリー」の、ドラマ内に出てくる「大京映画」は映画会社「大映」を参考にしている部分があると推測しています。(※あくまで推測なので、ご了承ください)
また、「大京映画」の大部屋俳優を演じる役者については、以下でまとめています。
ちなみに、2021年度放送の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」には、「条映太秦映画村」が出てきました。
3代目ヒロイン・大月ひなた(川栄李奈)は「時代劇」好きで、「条映太秦映画村」に通い、最終的に「条映」に就職しています。「カムカムエヴリバディ」に出てきた「条映」のモデルは「東映」です。
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