2023年4月3日放送スタートの第108作となるNHK連続テレビ小説「らんまん」
主人公の植物学者・槙野万太郎(まきのまんたろう)は「神木隆之介」さん、ヒロイン・寿恵子(すえこ)は「浜辺美波」さんが演じます。あらすじは、以下の通りです。
江戸時代末期の高知県、酒造業を営む商家に待望の男の子・槙野万太郎が誕生。虚弱な子どもだが、植物のことが大好き。両親を早くに亡くした万太郎は祖母・タキの手で育てられる。幕末から昭和にかけ、愛する植物のため「日本独自の植物図鑑を編纂する」夢へと邁進する。
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「らんまん」の主人公・万太郎の実在モデルは植物学者「牧野富太郎(まきのとみたろう)」さんです。
朝ドラ「らんまん」の実在モデル・牧野富太郎さん、そして原作本についても紹介していきます。
また、ノベライズ小説「らんまん 上 (1)」は発売中、「らんまん 下 (2)」は2023年9月8日発売です。
主人公・槙野万太郎のモデルは植物学の父「牧野富太郎」
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— 平凡社 (@heibonshatoday) March 20, 2023
主人公・槙野万太郎(神木隆之介)の実在モデルは、近代植物分類学の権威で「日本の植物学の父」と言われる「牧野富太郎(まきのとみたろう)」さんです。
「らんまん」は、牧野富太郎さんの人生がモデルとなっています。
※朝ドラ「らんまん」はモデルの実話をエピソードにしている場合もありますが、フィクションとして制作されたオリジナル作品です。
牧野富太郎(まきのとみたろう)のプロフィール
牧野富太郎さんのプロフィールは、以下の通りです。
1862年5月22日、土佐(高知県)に生まれる。裕福な商家に生まれ、幼い頃から植物に親しむ。小学校を2年で自主退学し、好きな植物採集に明け暮れる生活を送る。
学歴はないが東京大学の植物学教室への出入りを許され、助手・講師を務めながら研究を進める。その生涯で50万点ともいわれる標本の採集、1500種類以上の植物を命名。江戸、明治、大正、昭和を通し、一生涯を植物に捧げた植物学者。
牧野富太郎の略歴(1862-1957)
- 1862年5月22日 土佐の裕福な商家に生まれる
- 1874年 佐川小学校に入学
- 1876年 自主退学して、植物採集に明け暮れる
- 1877年 佐川小学校の臨時教員となる
- 1888年 四度目の上京を果たし「日本植物志図篇」刊行を自費で始める
- 1899年 「新撰日本植物図説」を刊行
- 1912年 東京帝国大学理科大学講師を勤める
- 1939年 東京帝国大学理科大学講師を辞める
- 1940年 諸傀儡研究の集大成「牧野日本植物図鑑」を刊行
- 1953年 「東京都名誉都民」が贈られる
- 1957年1月18日 永眠(94歳)
牧野富太郎の著書
「植物学雑誌」「日本植物志図篇」や代表作「牧野日本植物図鑑」など植物に関する数多くの出版物があります。
初心者にオススメなのは、牧野富太郎さんが書いた植物図で足跡をたどるビジュアルブックです。
他にも、牧野富太郎さんの自伝的エッセイの文庫版などもあります。
「らんまん」の原作本はなし
NHKの公式HPに以下の記述があります。
実在の人物である牧野富太郎(1862―1957)をモデルとしますが、激動の時代の渦中で、ただひたすらに愛する草花と向き合い続けた、ある植物学者の波乱万丈の物語として大胆に再構成します。
登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描きます。原作はありません。出典:NHK公式HP
「らんまん」には原作本はありません。牧野富太郎さんの人生を元に、脚本家・長田育恵(おさだいくえ)さんが脚色した物語です。
牧野富太郎さんの自伝や関連する書物などは、「らんまん」の脚本を書くときに参考にしているかと思います。
また、朝ドラのテーマとして植物学者「牧野富太郎」さんの物語を提案したのは長田育恵さんです。
脚本家・長田育恵さんのプロフィール、朝ドラのテーマとして提案した詳細は以下をチェックしてください。
「らんまん」ノベライズ小説がドラマに先駆け発売
「らんまん」には前述の通り原作本はありません。ただし、長田育恵さんの脚本をもとにノベライズ化された小説は出版されています。
ノベライズとは長田育恵さんの「らんまん」の脚本をもとに、小説として本が出版されることです。
ノベライズ小説「らんまん 上 (1)」は発売中、「らんまん 下 (2)」は2023年9月8日発売です。
まとめ
朝ドラ「らんまん」神木隆之介さん演じる主人公・槙野万太郎の実在モデルは植物学者「牧野富太郎」さんです。
原作本はありませんが、長田育恵さんの脚本を元に、ノベライズ本が発売中です。
NHK連続テレビ小説「らんまん 下 (2)」は、2023年9月8日に販売です。
また、「らんまん」の登場人物・キャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。
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