NHK連続テレビ小説「風、薫る」のダブルヒロインは、「見上愛」さんと「上坂樹里」さんです。ドラマのあらすじは、以下の通りです。

明治18年、日本初の看護婦養成所が誕生した時代。シングルマザーの一ノ瀬りん(見上愛)と、教会で育った大家直美(上坂樹里)は運命に導かれ同じ養成所へ入所する。

正反対のふたりは「看護とは何か」を問いながらぶつかり合い成長し、やがて最強のバディとして新たな時代を切り拓いていく。

 

北村一輝さんが演じているのが、一ノ瀬りんの父である「一ノ瀬信右衛門(いちのせ・しんえもん)」です。

ドラマ内ではすでに「コレラ(コロリ)」が重要なキーワードとして登場しており、第4話(4月2日放送)では、信右衛門が病に伏します。

【第4話】の流れとあわせて、信右衛門の実在モデル「大関弾右衛門増虎(おおぜき・だんえもん・ますとら)」の最期をわかりやすく解説します。

 

「風、薫る」第4話で信右衛門が病に伏す|コレラとの関係は?

「風、薫る」第4話で信右衛門が病に伏す|コレラとの関係は?

【第4話】では、父・信右衛門が病に倒れ、りん(見上愛)が看病しようとするも、信右衛門が拒絶する姿が描かれます。

一方、村の外も落ち着かない状況です。東京へ出ていた母・美津(水野美紀)と妹・安(早坂美海)は、村が封鎖されてしまったため、すぐには戻れなくなります。

史実に照らし合わせると、信右衛門のモデルとなった大関弾右衛門は、明治9(1876)年に50歳でこの世を去っています。

 

信右衛門(北村一輝)の史実モデル「大関弾右衛門増虎」はどんな人物?

信右衛門(北村一輝)の史実モデル「大関弾右衛門増虎」はどんな人物?

信右衛門の史実モデルとされるのが、「大関弾右衛門増虎(おおぜき・だんえもん・ますとら)」です。

 

大関弾右衛門増虎とはどんな人物?黒羽藩の重臣として活躍

大関弾右衛門増虎は、黒羽藩(現在の栃木県大田原市黒羽周辺)の重臣で、ヒロインのモデル・大関和の父にあたる人物です。

石高200石の家柄に生まれ、元治元年(1864年)には家老に就任。藩主・大関増裕のもとで進められた藩政改革に関わり、硫黄採掘などにも携わりました。史実では明治9年(1876年)に50歳で亡くなっています。

 

大関弾右衛門の死因はコレラ?史実では「流行り病」

結論から言うと、コレラだったと断定はできません。原案の田中ひかるさんの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』では、弾右衛門は「流行り病」で亡くなったと描かれています。

 

妻の哲(テツ)は、なけなしのお金で拝み屋(まじない師)を呼び、疫病退散のお札を貼るなどしましたが、弾右衛門は帰らぬ人となりました。

ただ、史実資料では死因の病名までははっきりしておらず、コレラと断定することはできません。

明治の日本ではコレラなどの感染症がたびたび流行していたため、弾右衛門がこうした流行り病の一つで亡くなった可能性はあると考えられます。

 

父・大関弾右衛門の死は娘・和の人生にも大きな影響を与えた

弾右衛門が亡くなったのは、娘・和の縁談をまとめた直後でした。

家の大黒柱を失った母・哲は、和を嫁ぎ先へ送り出し、残された子どもたちを育てていくことになります。父の死は、和の人生の大きな転機になりました。

また、弾右衛門は子どもたちに「どんな時も学問だけは怠るな」と教えていたとされます。この言葉は、のちに大関和が困難に負けず、自分の道を切り開いていく支えになったと考えられます。

「風、薫る」のヒロイン・一ノ瀬りんの実在モデル「大関和」さんについては、以下の記事で解説しています。

「風、薫る」一ノ瀬りん(見上愛)の実在モデル・大関和とは?明治のナイチンゲールの生涯
「風、薫る」一ノ瀬りん(見上愛)の実在モデル・大関和とは?明治のナイチンゲールの生涯朝ドラ「風、薫る」で見上愛さんが演じる一ノ瀬りんの実在モデル・大関和とは?「明治のナイチンゲール」と呼ばれた近代看護の先駆者の生涯や、見上愛さんのプロフィールをわかりやすく紹介します。...

 

明治時代の「コロリ」とは?コレラの意味と死者数を解説

朝ドラに登場する「コロリ」は、「コレラ」のことです。当時のコレラは、激しい下痢や嘔吐、脱水を引き起こし、短時間で命を落とすこともある恐ろしい感染症でした。あまりに急激に悪化することから、人々は強い恐怖を込めて「コロリ」と呼んでいました。

明治時代には何度も大流行があり、明治12年(1879年)には死者が10万人を超え、明治19年(1886年)にも死者10万8405人を出したとされています。

今のような治療法がなかった時代には、まじないや祈祷に頼る人も少なくありませんでした。弾右衛門の最期にまつわる話からも、当時の人々が感染症をどれほど恐れていたかが伝わってきます。

 

まとめ

「風、薫る」第4話では、北村一輝さん演じる一ノ瀬信右衛門が病に伏します。

史実モデルの大関弾右衛門増虎も、1876年(明治9年)に50歳で死去しています。ただし、死因は「流行り病」とされており、コレラだったと断定はできません。

他にも「風、薫る」のキャスト・スタッフ一覧は、以下の記事でまとめています。

「風、薫る」キャスト&相関図まとめ、俳優・子役・スタッフ一覧
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大森拓也
放送作家、物書き、フリーライター歴20年以上です。放送作家としての仕事については、以下のブログに記載しています。
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