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「ばけばけ」イライザのモデルは誰?ケイト・フォックス演じる記者ビスランドの生涯

2025年後期放送のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロイン・松野トキは、「髙石あかり」さんが演じます。ドラマのあらすじは、以下の通りです。

外国人教師「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」と、その妻「セツ」をモデルにしたオリジナル作品。

舞台は明治時代の松江。没落士族の娘・松野トキ(髙石あかり)は、怪談を愛する外国人教師・ヘブン(トミー・バストウ)と出会い、心を通わせていく。

言葉も文化も異なるふたりは、怪談に込められた人々の想いを通じて、互いを支え合いながら、目には見えない“人の情”に寄り添って生きていく。

 

朝ドラ「ばけばけ」異国から来日した「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」を支える女性新聞記者が「イライザ・ベルズランド」です。

このイライザを演じているのは、朝ドラ「マッサン」のエリー役で知られる「シャーロット・ケイト・フォックス」さんです。

そして、イライザのモデルとなっているのが、アメリカの実在ジャーナリスト「エリザベス・ビスランド(Elizabeth Bisland)」です。

 

「ばけばけ」アメリカの女性新聞記者、イライザ・ベルズランド

朝ドラ「ばけばけ」に登場するイライザ・ベルズランド(演:シャーロット・ケイト・フォックス)は、アメリカで活躍する女性新聞記者です。

レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)の同僚であり、彼が憧れを抱く存在。イライザはヘブンに「日本へ行ってみてはどうか」と助言するだけでなく、ヘブンが在中の間も手紙のやり取りを続け、精神的な支えとなります。

演じるシャーロット・ケイト・フォックスさんにとっては、NHK朝ドラ「マッサン」「べっぴんさん」に続く出演となることで話題になりました。

このイライザ・ベルズランドのモデルは、実在のジャーナリスト「エリザベス・ビスランド」です。

 

エリザベス・ビスランドとは?世界を駆け抜けた女性記者

エリザベス・ビスランドとは?世界を駆け抜けた女性記者

エリザベス・ビスランド(Elizabeth Bisland, 1861–1929)は19世紀後半に活躍したアメリカの女性ジャーナリスト・編集者です。知性と美貌を兼ね備え、若くして文筆の才能を発揮しました。

 

アメリカ南部生まれの才女、作家としての原点は小泉八雲?

エリザベス・ビスランドは、1861年2月11日、アメリカ・ルイジアナ州に生まれました。

1882年(当時21歳)の冬にラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲)が新聞に掲載した短編記事『死んだ花嫁(The Dead Bride)』を読み、その文才に感銘を受けて自らも記者を志したと伝えられています。

ビスランドは小泉八雲が文芸部長を務めていたニューオーリンズの新聞「タイムズ=デモクラット」社に入社し、実際に八雲と同じ職場で働くことになります。

八雲の作品に刺激を受けながら文筆活動を続け、ニューヨークへ活動の場を移してからは「ザ・サン」紙や「コスモポリタン」誌の記者・編集者として頭角を現しました。

 

女性記者ネリー・ブライと「世界一周対決」で一躍有名に

ビスランドが歴史に名を残すきっかけとなったのが、「世界一周レース」です。

1889年、当時人気だった冒険小説『八十日間世界一周』を現実にやってみよう!という企画で、ニューヨーク・ワールド紙の女性記者ネリー・ブライが出発。その対抗馬として、コスモポリタン誌から派遣されたのが、ビスランドでした。

ビスランドは東回りで世界一周に挑戦し、わずか76日半で帰国。ネリーの記録には届きませんでしたが、これによりビスランドの名はアメリカ中に知られることとなりました。

 

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と新聞社での交流

ビスランドは文筆家として活動を続ける中で、同じく作家であり新聞記者でもあった ラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲) と交流がありました。

実際に、八雲が日本に渡る直前まで同じ新聞社で勤務しており、彼の才能や日本文化への関心に深く共感していたと伝えられています。

「ばけばけ」の劇中で描かれる「イライザがヘブンに日本行きを勧めた」という展開は事実として確認されていませんが、こうした背景をもとにしたオリジナルストーリーと考えられます。

 

小泉八雲の死後、その伝記を執筆

小泉八雲の死後、ビスランドはその功績を後世に残すために 伝記『The Life and Letters of Lafcadio Hearn』 を執筆しました。

これは八雲の人物像や思想、そして日本での生活を詳細に描いた重要な資料とされ、現在も松江の小泉八雲記念館などで紹介されています。

また、朝ドラ「ばけばけ」でトミー・バストウさんが演じるレフカダ・ヘブンの実在モデル「小泉八雲」の生涯、史実については以下の記事で解説してます。

「ばけばけ」ヘブンのモデル小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とは?経歴・代表作・史実を解説
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マッサン女優「シャーロット・ケイト・フォックス」経歴・代表作まとめ

「ばけばけ」の登場人物「イライザ・ベルズランド」を演じるのは、朝ドラ「マッサン」でヒロインを演じた「シャーロット・ケイト・フォックス」さんです。プロフィールは以下の通りです。

生年月日1985年8月14日
出身アメリカ
特技ダンス、乗馬、洞窟探検、ギター、ロッククライミング

2014年朝ドラ『マッサン』で初の外国人ヒロインを演じた。以後、日本のドラマでは『名探偵キャサリン』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』など多数のドラマに出演。舞台では『CHICAGO』などにも出演。

朝ドラは「マッサン」「べっぴんさん」に続く、「ばけばけ」が3回目の出演になります。

 

まとめ

朝ドラ「ばけばけ」シャーロット・ケイト・フォックスさん演じるイライザ・ベルズランドのモデルは、アメリカの女性記者「エリザベス・ビスランド」です。

世界一周旅行で話題となり、小泉八雲(ハーン)の同僚としてその才能を評価、八雲の伝記も執筆しました。

他にも「ばけばけ」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

「ばけばけ」キャスト&相関図まとめ、俳優・子役・スタッフ一覧
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大森拓也
放送作家、物書き、フリーライター歴20年以上です。放送作家としての仕事についてはこちらで記載しています⇒https://note.com/hearty_takin9949
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