2021年5月17日スタートの第104作となるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」
ヒロイン・永浦百音(ながうらももね)を演じるのは「清原果耶(きよはらかや)」さんです。
「おかえりモネ」は宮城・登米で育ったヒロインが、気象予報士を目指して上京し、やがて故郷の島(亀島)へ戻り地域に貢献する姿を描くオリジナルストーリーです。
百音はある理由で実家の離島・亀島を離れ、宮城県登米にある新田サヤカ(夏木マリ)の家に下宿します。そこで生活しながら、米麻町森林組合で働き初めます。
新田サヤカの家には家訓のような文言が掲げられていますが、それが「貞山政宗公遺訓(五常訓)」です。この五常訓を唱えるのが、毎朝の日課になっています。
新田サヤカで毎朝唱えている貞山政宗公遺訓(五常訓)
モネが下宿しているサヤカの家では #五常訓 を唱えるのが朝の日課です。
ぜひみなさんも声に出して読んでみてください🌄#おかえりモネ #朝ドラ#清原果耶 #夏木マリ pic.twitter.com/vidzV4KuBp
— 「おかえりモネ」5/17スタート! (@asadora_nhk) May 17, 2021
貞山(ていざん)とは伊達政宗の法名です。「貞山政宗公遺訓(五常訓)」とは、独眼竜正宗が残した有名な遺訓です。
新田サヤカと百音が以下の「貞山政宗公遺訓」を唱えているシーンがありました。
- 仁に過ぐれば弱くなる
- 義に過ぐれば固くなる
- 礼に過ぐればへつらいとなる
- 智に過ぐればうそをつく
- 信に過ぐれば損をする
新田サヤカはドラマ内では「姫」の愛称で呼ばれ、伊達家の家老の子孫と噂される登米の資産家です。
そのため、伊達政宗を尊敬して「貞山政宗公遺訓(五常訓)」を読み上げているようです。
伊達政宗「伊達政宗五常訓」の意味とは?
「貞山政宗公遺訓」は調べると、伊達政宗五常訓と呼ばれることが多いようです。
伊達政宗は「仁・義・礼・智・信」という五徳を踏まえて、以下のように表現しています。
- 仁に過ぎれば 弱くなる(人を大切にし過ぎれば、相手のためになりませんよ)
- 義に過ぎれば 固くなる(正義わ振りかざすと、融通がきかなくなりますよ)
- 礼に過ぎれば へつらいとなる(礼儀正しさも過ぎれば、相手に対する嫌味になりますよ)
- 智に過ぎれば 嘘をつく(頭が良すぎると 平気で嘘をつくようになる)
- 信に過ぎれば 損をする(他人を信じ過ぎると 損をしますよ)
出典:吉村外喜雄のなんだかんだ
【まとめ】伊達政宗が本当に作ったか真意は不明
伊達家の家老の子孫と噂される登米の資産家・新田サヤカが毎朝唱えているのは「貞山政宗公遺訓」です。
ただし、本当にこの「貞山政宗公遺訓」を伊達政宗が残したかの真意は不明で、明治時代以降、伊達政宗の遺訓とされるものが俗説として流布したとされています。
ヒロイン・百音は登米で働く間は、この五常訓を毎朝唱えることになるでしょう。
新田サヤカを演じる夏木マリさんや、百音が登米で働く「米麻町森林組合」の人々を演じる役者さんは、以下でまとめています。
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