「ひよっこ」乙女寮のコーラス部が歌う曲一覧|「椰子の実」など合唱曲6曲
「ひよっこ」【第25話】から、谷田部みね子(有村架純)は東京のトランジスタラジオ工場「向島電機」に就職し、女子寮「乙女寮」での生活を始めます。
乙女寮には寮生たちによるコーラス部があり、ロシア民謡の「トロイカ」や島崎藤村作詞の「椰子の実」など、昭和の時代に親しまれた名曲が登場します。
「ひよっこ」の乙女寮で歌われた合唱曲6曲について、登場する話数や歌の背景を解説します。
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「ひよっこ」乙女寮のコーラス部が歌う合唱曲一覧
「ひよっこ」の乙女寮では、仕事を終えた寮生たちがコーラス部に集まり、さまざまな歌を練習しています。
乙女寮のコーラス部や寮生たちが歌う主な6曲は、以下の通りです。
| 手のひらを太陽に | 【第25話】 |
|---|---|
| 見上げてごらん夜の星を | 【第32話】【第51話】 |
| トロイカ | 【第33話】 |
| 恋はやさし野辺の花よ | 【第35話】【第48話】 |
| 椰子の実 | 【第37話】 |
| 夏の思い出 | 【第44話】 |
乙女寮のコーラス部で歌われた6曲は、2017年に女声合唱用の楽譜集「乙女寮ア・ラ・カルト」として発売されています。
また、乙女寮で寮長を務める秋葉幸子(小島藤子)は、コーラス部を指導する高島雄大(井之脇海)と婚約しています。
幸子をはじめ、みね子と同室の女子工員を演じたキャストについては、以下の記事で解説しています。
「手のひらを太陽に」【第25話】みね子たちを歓迎する合唱曲
「ひよっこ」【第25話】では、みね子たち新入社員が乙女寮に到着すると、先輩の女子工員たちが「手のひらを太陽に」を歌って歓迎します。
「手のひらを太陽に」は、漫画家のやなせたかしさんが作詞、作曲家のいずみたくさんが作曲した童謡です。
1961年(昭和36年)に発表され、翌1962年(昭和37年)にはNHK「みんなのうた」でも放送されました。
また、2025年の朝ドラ「あんぱん」では、やなせたかしさんといずみたくさんをモデルとした人物が登場し、「手のひらを太陽に」の誕生が描かれています。
「あんぱん」に登場する、いずみたくさんをモデルとした作曲家・いせたくや(演:大森元貴)については、以下の記事で解説しています。
「見上げてごらん夜の星を」【第32話】【第51話】向島電機で最後の合唱曲
「ひよっこ」【第32話】では、乙女寮で同室のみね子たち6人が、銭湯から帰る途中で「見上げてごらん夜の星を」を歌います。
また【第51話】では、経営不振によって閉鎖されることになった向島電機で、コーラス部が最後の合唱曲として「見上げてごらん夜の星を」を披露します。
「見上げてごらん夜の星を」は、永六輔さんが作詞、いずみたくさんが作曲した名曲です。
1960年(昭和35年)に初演された同名のミュージカルで生まれ、1963年(昭和38年)には坂本九さんが歌って大ヒットしました。
2025年の朝ドラ「あんぱん」では、永六輔さんをモデルとした放送作家・六原永輔(演:藤堂日向)が登場します。
「あんぱん」で描かれたミュージカル「見上げてごらん夜の星を」と永六輔さんの史実については、以下の記事でまとめています。
「トロイカ」【第33話】コーラス部で最初に練習するロシア民謡
「ひよっこ」【第33話】では、みね子たちが初めて乙女寮のコーラス部に参加します。
最初の練習曲として歌われるのが、ロシア民謡の「トロイカ」です。
「トロイカ」とは、ロシア語で3頭立ての馬車のことです。日本でも古くから親しまれているロシア民謡で、楽団カチューシャによる日本語訳詞で知られています。
ドラマでは、歌詞の意味が分からないみね子に、豊子が説明する場面も描かれます。
「恋はやさし野辺の花よ」【第35話】【第48話】浅草オペラで親しまれた名曲
「ひよっこ」【第35話】では、乙女寮のコーラス部の練習曲として「恋はやさし野辺の花よ」が登場し、【第48話】でも再び歌われます。
「恋はやさし野辺の花よ」は、オーストリアの作曲家フランツ・フォン・スッペのオペレッタ(歌やせりふ、踊りを交えた軽い歌劇)「ボッカチオ」の中の1曲です。
日本では小林愛雄(こばやし・あいゆう)さんの訳詞で、大正時代の浅草オペラなどを通じて広く親しまれるようになりました。
「椰子の実」【第37話】島崎藤村が作詞した名曲
「ひよっこ」【第37話】では、乙女寮のコーラス部が「椰子の実」を練習します。
「椰子の実」は、詩人・小説家の島崎藤村が作詞、大中寅二(おおなか・とらじ)が作曲した日本の愛唱歌です。
伊良湖岬(現在の愛知県田原市)を訪れた民俗学者・柳田國男が、海岸に流れ着いた椰子の実を見つけた話を島崎藤村に伝えたことが、詩の誕生につながったとされています。
島崎藤村の詩は1901年(明治34年)に発表され、1936年(昭和11年)に大中寅二によって曲が付けられました。
また、2022年の朝ドラ「ちむどんどん」でも、歌子(演:上白石萌歌)が「椰子の実」を歌っています。
「ちむどんどん」に登場する沖縄民謡や懐メロなどについては、以下の記事でまとめています。
「夏の思い出」【第44話】尾瀬を歌った日本の愛唱歌
「ひよっこ」【第44話】では、乙女寮のコーラス部が「夏の思い出」を練習します。
「夏の思い出」は、江間章子(えま・しょうこ)さんが作詞、中田喜直(なかだ・よしなお)さんが作曲した日本の愛唱歌です。
1949年(昭和24年)に、NHKのラジオ番組「ラジオ歌謡」で発表されました。尾瀬の自然や、初夏に咲く水芭蕉などを歌った曲として知られています。
ドラマでは、みね子たちが楽しみにしている海水浴を前に、コーラス部で練習する曲として登場します。
まとめ
「ひよっこ」の乙女寮では、「手のひらを太陽に」「トロイカ」「椰子の実」など、昭和の日本で親しまれていた童謡や愛唱歌が登場します。
みね子たちが初めて東京で共同生活を送る乙女寮では、コーラス部の活動が寮生たちの交流の場になっています。
特に、向島電機の閉鎖を前に歌われた「見上げてごらん夜の星を」は、乙女寮で過ごした仲間たちの別れを描く印象的な合唱曲です。
また、乙女寮のコーラス部で歌われた6曲は、2017年に女声合唱用の楽譜集「乙女寮ア・ラ・カルト」として発売されています。
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