「風、薫る」環が真似る小林清親のポンチ絵とは?実在の画家が描いたのはどんな絵?
「風、薫る」【第116話】では、絵を描くことが大好きな一ノ瀬環(瀧七海)が、久しぶりにシマケン(佐野晶哉)と再会します。
シマケンと話す中で、環が「小林清親(こばやし・きよちか)のポンチ絵を真似ている」ことが分かります。
明治時代に実在した画家・小林清親と、現在の漫画にもつながる「ポンチ絵」について紹介します。
明治18年、日本初の看護婦養成所が誕生した時代。シングルマザーの一ノ瀬りん(見上愛)と、教会で育った大家直美(上坂樹里)は運命に導かれ同じ養成所へ入所する。
正反対のふたりは「看護とは何か」を問いながらぶつかり合い成長し、やがて最強のバディとして新たな時代を切り拓いていく。
「風、薫る」【第116話】環が小林清親のポンチ絵を真似ていることが判明
【第116話】では、シマケンが東京に帰ってきて、りん(見上愛)と再会を果たします。
その後、絵を描くことが好きな環がシマケンと話す中で、「小林清親のポンチ絵を真似ている」ことが分かります。
小林清親は、明治時代に活躍した実在の版画家です。環が真似する小林清親とはどんな人物で、「ポンチ絵」とはどのような絵なのでしょうか。
環の実在モデルや、演じる「瀧七海」さんについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
小林清親の「ポンチ絵」とは?明治時代の風刺・滑稽な絵
小林清親は明治時代に活躍した版画家で、東京の風景を描いた作品だけでなく、人物の表情や世の中の出来事をユーモラスに描いた「ポンチ絵」も数多く手掛けています。
小林清親とは?明治時代に活躍した版画家
小林清親(出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」)
小林清親(こばやし・きよちか)は、1847年(弘化4年)に江戸で生まれ、1915年(大正4年)に亡くなった版画家です。
明治時代になると、西洋画の表現を取り入れながら、近代化していく東京の街並みを描きました。特に知られているのが、光と影を印象的に表現した「光線画」と呼ばれる作品です。
一方で、小林清親は風景画だけを描いていたわけではありません。
1883年(明治16年)頃からは時事報道画や漫画、挿絵なども手掛けるようになり、風刺雑誌「団団珍聞(まるまるちんぶん)」などで政治風刺画も発表しています。
小林清親は光線画で知られる一方で、風刺画家として「ポンチ絵」も多く手掛けました。
代表的な滑稽画には、1882年(明治15年)の「新版三十二相」、1883年(明治16年)の「百面相」などがあります。
これらの作品では、人々が日常生活の中で見せるさまざまな表情や仕草が、コミカルに描かれています。
ポンチ絵とは?現在の漫画にもつながる風刺・滑稽画
小林清親「百面相」(出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」)
「ポンチ絵」とは、簡単に言えば、人物や世の中の出来事を、風刺やユーモアを交えて面白く描いた絵です。「ポンチ絵」は、現在の漫画や風刺漫画につながる表現の一つと考えると、分かりやすいかもしれません。
また、「ポンチ絵」という言葉の由来は、1862年(文久2年)にイギリス人画家チャールズ・ワーグマンが横浜で創刊した風刺雑誌「ジャパン・パンチ」の「パンチ」にあるといわれています。
「ジャパン・パンチ」の影響を受け、明治時代になると日本の雑誌や新聞でも風刺漫画が広まり、「ポンチ絵」と呼ばれるようになりました。
小林清親も、こうしたポンチ絵を数多く描いた画家の一人です。
特に「新版三十二相」や「百面相」では、人の驚いた顔や笑った顔など、さまざまな表情が大きく、コミカルに描かれています。
まとめ
「風、薫る」【第116話】では、絵を描くことが大好きな環がシマケンと再会。シマケンと話す中で、「小林清親のポンチ絵を真似ている」ということが分かります。
小林清親は明治時代に活躍した版画家で、東京の風景を描いた「光線画」だけでなく、人物や世の中をユーモラスに描いたポンチ絵も数多く手掛けています。
他にも「風、薫る」のキャスト・スタッフ一覧は、以下の記事でまとめています。
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