2025年1月5日(日)スタートの第64作となるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」
「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎を演じるのは「横浜流星」さんです。そして、森下佳子さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。
“江戸の出版王”と呼ばれた「蔦屋重三郎」の波乱万丈の生涯を描く。人口100万を超えた江戸、貧しい家庭に生まれた蔦重は養子として育ち、貸本屋から書籍編集・出版業へと進出。
田沼意次の時代に「黄表紙」の大ヒットで文化の中心となり、喜多川歌麿や葛飾北斎など、後の巨匠たちを世に送り出す。笑いと涙、謎が交錯する物語を通じ、蔦重の自由と文化への情熱が時代を超えて描かれるエンターテインメントドラマ。
「べらぼう」【第33話】では、江戸の精鋭部隊「御先手組(おさきてぐみ)」と、そこで活躍する長谷川平蔵宣以(演:中村隼人)が登場します。
平蔵は、池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』で広く知られる“鬼の平蔵”のモデルとなった人物です。
江戸の治安を担った「御先手組」と、“鬼平”で知られる「長谷川平蔵」について解説します。
【べらぼう第33話あらすじ】「打ちこわし」騒動に御先手組が出動!

天明7年5月(1787年)、江戸の町で「打ちこわし(=米屋などへの集団襲撃)」が発生。
新之助(井之脇海)たちが、米を売り惜しみしていた米屋を次々に襲い、町は一気に騒然となります。
そんな中、田沼意次(渡辺謙)は混乱する老中たちの中で冷静な提言をし、蔦重(横浜流星)は庶民への金銭配布を進言するなど、独自の策を講じます。

そして、この大混乱に出動したのが江戸の精鋭武力部隊「御先手組(おさきてぐみ)」。ここで登場するのが、「鬼平」こと長谷川平蔵宣以(演:中村隼人)です。
打ちこわしの原因となった「天明の大飢饉」の史実については、以下の記事でまとめています。

御先手組(おさきてぐみ)とは?江戸の治安を守る精鋭部隊

御先手組とは、江戸幕府の直属の武装警備部隊です。主に将軍の警護や江戸城内外の警備、非常時の鎮圧などを担っていました。
御先手組とは?「先陣」から治安部隊へ変化
「御先手」とは「先陣部隊」の意味。将軍が外出する際に道を先導して守る役割が元になっていますが、江戸後期になると町の治安維持にも関わるようになります。
たとえば…
- 江戸の大火での消火活動の先導
- 打ちこわし・暴動の鎮圧
- 大名行列の警備
など、今で言うと「機動隊+SP」のような存在。まさに武装した精鋭たちでした。
「御先手組」と「火付盗賊改方」の違い
長谷川平蔵は後に抜擢される「火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)」は、江戸の火事や盗賊などを取り締まる治安担当の特命職。一方、御先手組は常設の警備部隊です。
両者は別組織ですが、火盗改役に任命されるのは御先手組の幹部から選ばれることが多く、捜査の際に御先手組を動員することもありました。
『鬼平犯科帳』のモデル・長谷川平蔵は「御先手組」から「火付盗賊改方」へ

長谷川平蔵宣以(はせがわへいぞう・のぶため)は、江戸時代の武士で、後に池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』の主人公“鬼平”のモデルとなった人です。
火付盗賊改方という、火事や盗賊といった江戸の大事件を専門に取り締まる役職に就き、“鬼の平蔵”と呼ばれ庶民からも信頼されていました。
長谷川平蔵は「御先手組」から「火付盗賊改方」へ抜擢
平蔵は天明6年(1786年)、御先手組という将軍の護衛や江戸城警備を担う組織で「先手弓之丞(さきて・ゆみのじょう)」に任じられます。
そして天明8年(1788年)、43歳で「火付盗賊改方」に抜擢。この役職は、現代の“警察トップ”に相当し、平蔵は放火犯や大盗賊を次々と捕まえる実績を残しました。
治安への貢献、鬼平と呼ばれる理由
長谷川平蔵は、「火付盗賊改方」として犯人の検挙だけでなく、元盗賊を密偵(スパイ)に雇用したり、犯罪者に更生の機会を与えるなど、犯罪の未然防止や社会改革にも尽力しました。
ただし、現代で広く知られる「鬼平」という異名や、その情に厚く厳しい“刑事”的イメージは、後世における池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』やその映像化作品の影響により生まれたものです。
江戸時代当時に「鬼平」と本当に呼ばれていたという史料は確認できず、この呼び方やイメージは主にフィクションや後世の創作によって定着しました。
まとめ

「べらぼう」【第33話】に登場した御先手組(おさきてぐみ)は、江戸の治安や将軍の警護、打ちこわしなどの騒乱時に出動する幕府直属の武装部隊です。
他にも「べらぼう」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。


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