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ミセス大森元貴は”いせたくや”役「あんぱん」モデルは作詞家・いずみたく「手のひらを太陽に」誕生秘話

ミセス大森元貴は"いせたくや"役「あんぱん」モデルは作詞家・いずみたく「手のひらを太陽に」誕生秘話

NHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶは、「今田美桜」さんが演じます。「あんぱん」のあらすじは、以下の通りです。

漫画家「やなせたかし」さんと妻「暢(のぶ)」さんをモデルにしたオリジナル作品。昭和初期、高知で明るく奔放な少女・朝田のぶと、父を亡くした少年・柳井嵩が出会う。

戦後、嵩と再会したのぶは夢を追い東京へ。彼女を追いかけた嵩と共に、六畳一間の貧しい生活を楽しみながら二人は結婚。どんな困難も笑いに変えた彼らの未来には、『アンパンマン』が誕生する希望の物語が続く。

朝ドラ「あんぱん」に、Mrs. GREEN APPLE「大森元貴」さんが演じる作曲家「いせたくや」が登場します。

「いせたくや」のモデルは、「手のひらを太陽に」「見上げてごらん夜の星を」など、数々の名曲を世に送り出した「いずみたく」さんです。

柳井嵩(北村匠海)のモデル「やなせたかし」さんと「いずみたく」さんの関係性、史実を紹介します。

 

朝ドラ「あんぱん」大森元貴が“いせたくや”役で出演|実在モデルは”いずみたく”

朝ドラ「あんぱん」大森元貴が“いせたくや”役で出演|実在モデルは"いずみたく"

「いせたくや」は、テレビ・映画・CM・舞台などジャンルを問わず音楽を作り続ける情熱的な作曲家。

物語では、柳井嵩(やなせたかしがモデル)が舞台美術を手がけるミュージカル「見上げてごらん夜の星を」で音楽を担当し、さらに嵩が作詞した「手のひらを太陽に」の作曲を手がけることになります。

「いせたくや」のモデルは、作曲家・いずみたくさん(本名:今泉隆雄)です。CMソング、童謡、アニメ主題歌、ミュージカルなど、幅広いジャンルの音楽を手がけました。

代表曲には「いい湯だな」「見上げてごらん夜の星を」「夜明けのスキャット」などがあり、生涯に作った楽曲は1万5000曲以上といわれています。

 

また、「いずみたく」を演じる大森元貴さんは、以下のコメントを発表しています。

<大森元貴さん コメント>

この度 いせたくや役を演じさせていただく運びとなりました。大森元貴です。
朝ドラチームからのご丁寧な愛あるお声がけ、とても嬉しく光栄に思います。
後世に名を残す「名曲」たちを数多く作曲された音楽家いずみたくさんがモデルとなっている役だと伺い、最大のリスペクトを込めて、僕が持ち合わせる心の底から精一杯演じさせていただきます。

いち視聴者としても「あんぱん」がすでに放っているワクワクするエネルギー、早く観たいです!

出典:NHK公式サイト

 

“やなせたかし”と”いずみたく”の関係性は?「手のひらを太陽に」誕生エピソード

"やなせたかし"と"いずみたく"の関係性は?「手のひらを太陽に」誕生エピソード

作詞家としての「やなせたかし」さんと、作曲家「いずみたく」さんは、それぞれの分野で昭和の日本を代表するクリエイターです。

2人の出会いや関係性を紹介していきます。

 

出会いは1960年、永六輔さんの舞台「見上げてごらん夜の星を」がきっかけ

2人の出会いは、1960年のミュージカル「見上げてごらん夜の星を」です。脚本・演出は放送作家の永六輔さん。

舞台美術を「やなせたかし」さん、音楽を「いずみたく」さんが担当することで、初のタッグが実現します。

「あんぱん」では永六輔さんをモデルとして新進気鋭の放送作家・六原永輔は「藤堂日向」さんが演じています。

 

「手のひらを太陽に」自分を励ますために生まれた希望の歌

当時、「やなせたかし」さんはテレビの構成作家として順調に働いていましたが、漫画家としての将来には不安を感じていました。

ある夜、冷えた手を電気スタンドで温めていたとき、指の間が赤く透けて見え、子どもの頃に懐中電灯で遊んだ記憶がよみがえります。

「こんなに落ち込んでいても、血は元気に流れている」

そう感じた瞬間、「手のひらを太陽にすかしてみれば」のフレーズが浮かび、知人の「いずみたく」さんに作曲を依頼。

1961年(昭和36年)、NETテレビ(現在のテレビ朝日)の朝のニュースショーの構成を担当していた「やなせたかし」さんは、その番組内の今月の歌として「手のひらを太陽に」が発表されます。

最初に歌ったのは、番組の司会を担当していた「宮城まり子」さん。発表当初は大きな注目を集めませんでしたが、翌年にNHK「みんなのうた」で放送。1965年に男声コーラスグループ・ボニージャックスがカバーし、紅白歌合戦でも披露されるなど、徐々に広く知られるようになりました。

この歌は、嵩がもっともつらい時期に、自分をはげますために書いたものだった。

出典:梯 久美子著『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』P154

「あんぱん」では宮城まり子さんをモデルとして歌手・白鳥玉恵は乃木坂46「久保史緒里」さんが演じています。

「宮城まり子」さんと「やなせたかし」さんの史実については、以下の記事で詳細をまとめています。

「あんぱん」久保史緒里(乃木坂46)演じる「白鳥玉恵」モデルは宮城まり子
「あんぱん」久保史緒里(乃木坂46)演じる「白鳥玉恵」モデルは宮城まり子朝ドラ「あんぱん」嵩が作詞した「手のひらを太陽に」を歌う人気歌手が、乃木坂46の久保史緒里さんが演じる「白鳥玉恵」です。その実在のモデルとされる人物・宮城まり子さんについて紹介します。...

 

アニメ「それいけ!アンパンマン」でも再タッグ

ふたりの縁はその後も続きます。1988年、アニメ「それいけ!アンパンマン」が放送開始。音楽は「いずみたく」さんが担当しました。

この頃、「やなせたかし」さんはすでに70歳近く。長年ヒットに恵まれなかった彼にとって、「アンパンマン」の大ヒットはまさに“遅咲きの大ブレイク”でした。そしてその成功を支えたひとりが、盟友・いずみたくさんだったのです。

1992年、体調を崩していたいずみたくさんは、遺作となる「すすめ!アンパンマン号」の作曲を病床で完成。妻の庸子さんに口述筆記を頼み、命を削るようにして曲を仕上げたと伝えられています。

このラストソングは、やなせさんの“勇気”と“やさしさ”の世界観に寄り添う、まさにふたりの集大成といえる一曲です。

 

Mrs. GREEN APPLE「大森元貴」プロフィール、朝ドラ初出演


「いせたくや」を演じるのは、Mrs. GREEN APPLEのフロントマン「大森元貴(おおもり もとき)」さんです。プロフィールは以下の通りです。

生年月日1996年9月14日
出身東京都

日本のロックバンド・Mrs. GREEN APPLEのボーカル&ギタリスト、ソングライター。中学生の頃から楽曲制作を始め、2013年にバンドを結成。圧倒的な歌唱力と独創的な音楽性で注目を集め「青と夏」「インフェルノ」など多数のヒット曲を生む。2021年にはソロ名義でも活動開始。

俳優としては2025年の映画「#真相をお話しします」に出演、大森元貴さんにとって朝ドラは「あんぱん」が初出演になります。

 

まとめ

朝ドラ「あんぱん」に作曲家・いずみたくさんをモデルにした人物「いせたくや」が登場。演じるのは、Mrs. GREEN APPLEの「大森元貴」さんです。

嵩のモデル「やなせたかし」さんと「いせたくや」さんとの関係性について紹介しました。

また、「あんぱん」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。

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大森拓也
放送作家、物書き、フリーライター歴20年以上です。放送作家としての仕事についてはこちらで記載しています⇒https://note.com/hearty_takin9949
朝ドラ【再放送/見逃し】動画を見る方法
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