NHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶは、「今田美桜」さんが演じます。「あんぱん」のあらすじは、以下の通りです。
漫画家「やなせたかし」さんと妻「暢(のぶ)」さんをモデルにしたオリジナル作品。昭和初期、高知で明るく奔放な少女・朝田のぶと、父を亡くした少年・柳井嵩が出会う。
戦後、嵩と再会したのぶは夢を追い東京へ。彼女を追いかけた嵩と共に、六畳一間の貧しい生活を楽しみながら二人は結婚。どんな困難も笑いに変えた彼らの未来には、『アンパンマン』が誕生する希望の物語が続く。
「あんぱん」の主人公・柳井嵩(北村匠海)は、童謡「手のひらを太陽に」の作詞を手掛けます。
その「手のひらを太陽に」を歌う人気歌手として登場するのが、乃木坂46・久保史緒里さんが演じる「白鳥玉恵」です。
「白鳥玉恵」のキャラクター、その実在のモデルされる人物について紹介します。
朝ドラ「あんぱん」白鳥玉恵とは?久保史緒里さん演じる人気歌手

久保史緒里さんが演じる「白鳥玉恵(しらとり・たまえ)」はのぶ(今田美桜)の夫・嵩(北村匠海)が作詞した童謡「手のひらを太陽に」を歌う人気歌手です。
そして物語の中で玉恵は、自身のリサイタル(コンサート)を構成などを、次々と嵩に頼み事をしていく、パワフルで魅力的な女性として描かれています。
また、「白鳥玉恵」を演じる「久保史緒里」さんは、以下のコメントを発表しています。
<久保史緒里さん コメント>
白鳥玉恵役を務めます、久保史緒里です。
今回、朝ドラに初めて参加させていただきます。
ずっと追いかけていた夢だったため、現場では常に心臓の音を感じながら挑みましたが、やわらかい太陽のようなあんぱんチームのみなさまが包み込んでくださる現場は、本当にあたたかな場所でした。
玉恵の周囲を巻き込むパワフルさ、たくましさ、そして天真爛漫な人物像が、今後のぶさんや嵩さんにどんな影響を与えるのか…。
生きているから、歌い、かなしみ、笑い。
時が流れても決して変わることのない、
『生きる』ことへの尊さを歌に乗せ、みなさまのもとへ届けられますように。
よろしくお願いいたします。出典:NHK公式サイト
また、嵩が作詞を担当した「手のひらを太陽に」の作曲を手がける「いせたくや」は、Mrs. GREEN APPLE「大森元貴」さんが演じます。
白鳥玉恵の実在モデルは誰?歌手・宮城まり子と「やなせたかし」の接点

朝ドラ「あんぱん」に登場する白鳥玉恵はフィクションの登場人物ですが、その実在モデルとされているのは、昭和を代表する歌手・女優であり、後に福祉活動家としても知られる「宮城まり子(みやぎ・まりこ)」さんです。
宮城まり子さんの波乱に満ちた生涯や、漫画家・作詞家「やなせたかし」さんとの関わりを通じて、白鳥玉恵というキャラクターが作られていると考えられます。
宮城まり子の生涯と多彩な活動
宮城まり子さん(1927年~2020年)は、戦後の昭和歌謡を代表する国民的歌手・女優です。1950年代に「ガード下の靴みがき」「トンコ節」「私は泣いています」などのヒット曲で一世を風靡し、NHK紅白歌合戦には通算8回出場しています。
また、舞台や映画に多数出演し、1958年に公開された日本初のカラー長編アニメ映画『白蛇伝』では、ヒロインの声優を務めるなど、歌以外でもマルチな才能を発揮。
晩年には肢体不自由児のための福祉施設「ねむの木学園」を設立するなど、社会的にも大きな足跡を残しました。
やなせたかしとの出会い、リサイタルの構成を突然依頼
「やなせたかし」さんは、雑誌『漫画読売』で一度宮城まり子さんにインタビューを行ったことがありました。その後、宮城さんは「やなせ」さんに突然電話し、自身のリサイタルの構成を依頼します。
1958年「やなせ」さんはこの依頼を受け、リサイタルの舞台構成だけでなく、衣装デザインまで任されることに。
衣装デザインの方はさっぱり解らないので、そのへんの映画雑誌をひっくりかえして盗用した。たしかオードリー・ヘップバーンのもので、ジバンシーのデザインだったような気がする。もちろん、そっくりそのままではない。
出典:やなせたかし著「アンパマンの遺書」P136
「やなせ」さんは、見よう見まねでデザイン画を描きながら、その役割をこなしていきました。
「手のひらを太陽に」の誕生とその後の影響
1961年、「やなせたかし」さんが作詞を手がけた「手のひらを太陽に」は、まず宮城まり子さんの歌唱によって世に出ました。
当初は大きな話題にはならなかったものの、1965年に男声コーラスグループ・ボニージャックスがカバーすることで人気に火がつき、次第に子どもたちの愛唱歌として広まりました。
「手のひらを太陽に」は現在に至るまで、小学校の音楽教材にも掲載されるなど、誰でもが知る名曲となっています。
乃木坂46・久保史緒里プロフィール、朝ドラ初出演
本日6月25日(水)25:00〜、ニッポン放送「#乃木坂46のオールナイトニッポン」に、#久保史緒里 が生出演します!
今夜は、「乃木坂46のオールナイトニッポン presents 久保史緒里の青春文化祭 in 横浜アリーナ」でご一緒した、wacciのみなさんをゲストにお迎えします🥳🎵
ぜひ、お聴きください!!… pic.twitter.com/JyYhYiRoQ4
— 乃木坂46 (@nogizaka46) June 25, 2025
人気歌手・白鳥玉恵を演じる「久保史緒里(くぼしおり)」さんは、アイドルグループ・乃木坂46のメンバーでもあります。プロフィールは以下の通りです。
生年月日 | 2001年7月14日 |
---|---|
出身地 | 宮城県 |
「乃木坂46」の3期生として2016年に加入。32枚目のシングル「人は夢を二度見る」で、同期の山下美月と共にWセンターを務める。アイドル活動だけでなく、モデルは俳優としても活躍。2021年「クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術」で連続ドラマ初主演。
久保史緒里さんの朝ドラ出演は「あんぱん」が初になります。
NHKでは2023年大河ドラマは「どうする家康」で、織田信長の娘で松平信康の正室・五徳を好演していました。

まとめ

朝ドラ「あんぱん」嵩が作詞した「手のひらを太陽に」を歌う人気歌手が、乃木坂46の久保史緒里さんが演じる「白鳥玉恵」です。
その実在モデルとされる歌手・宮城まり子さんについて紹介しました。
また、「あんぱん」のキャスト・スタッフ一覧は、以下でまとめています。


無料の「NHKプラス」なら、放送後1週間分の朝ドラ「あんぱん」が視聴可能です。ただし、過去1週間以上前の朝ドラを見るためには、有料の「NHKオンデマンド」の契約が必要です。
動画配信サービス「U-NEXT」経由なら「31日間無料トライアル」、初月1,000ポイントもらえるので、「NHKオンデマンド」のお試し視聴が可能です。「あんぱん」から過去作「虎に翼」「ブギウギ」「らんまん」「おしん」なども見放題です。
\ お試し視聴可能 /
※2025/06/02時点の情報です。最新情報は「U-NEXT」公式サイトで、ご確認ください。
また、「U-NEXT」をオススメしている理由、注意点などは以下で解説しています。