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「べらぼう」雀踊りとは?吉原俄で大文字屋(伊藤淳史)と若木屋(本宮泰風)が対決

「べらぼう」雀踊りとは?吉原俄で大文字屋(伊藤淳史)と若木屋(本宮泰風)が対決

2025年1月5日(日)スタートの第64作となるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」

「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎を演じるのは「横浜流星」さんです。そして、森下佳子さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。

“江戸の出版王”と呼ばれた「蔦屋重三郎」の波乱万丈の生涯を描く。人口100万を超えた江戸、貧しい家庭に生まれた蔦重は養子として育ち、貸本屋から書籍編集・出版業へと進出。

田沼意次の時代に「黄表紙」の大ヒットで文化の中心となり、喜多川歌麿や葛飾北斎など、後の巨匠たちを世に送り出す。笑いと涙、謎が交錯する物語を通じ、蔦重の自由と文化への情熱が時代を超えて描かれるエンターテインメントドラマ。

 

【第12話】吉原で行われる祭り「俄(にわか)」で、女郎屋の大文字屋(伊藤淳史)と若木屋(本宮泰風)が「雀踊り」で対決します。

江戸時代の吉原で踊られていた「雀踊り(すずめおどり)」について解説します。

 

べらぼう【第12話】雀踊りで大文字屋(伊藤淳史)と若木屋(本宮泰風)が対決

べらぼう【第12話】のあらすじは以下の通りです。

べらぼう【第12話】(2025/03/23)あらすじ

昨年に続き吉原で行われる『俄(にわか)』祭り。その企画の覇権を巡り、大文字屋(伊藤淳史)と若木屋(本宮泰風)らの間で戦いの火ぶたが切られた。蔦重(横浜流星)は、30日間かけて行われる俄祭りの内情を面白おかしく書いてほしいと平賀源内(安田顕)に執筆を依頼すると、朋誠堂喜三二はどうかと勧められる。喜三二の正体は、かつて蔦重も会っていた、宝暦の色男とも呼ばれている秋田佐竹家留守居役のあの男だった…。

出典:NHK公式サイト

 

蔦重に味方する女郎屋の大文字屋(伊藤淳史)と、

 

鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)など、江戸市中の地本問屋に味方する若木屋(本宮泰風)はライバル関係にあります。

2人が覇権を争う中、吉原で行われる祭り「俄」で、女郎屋の大文字屋(伊藤淳史)と若木屋(本宮泰風)が「雀踊り」で対決。「雀踊り」は「俄」で連日、大盛り上がりになります。

「雀踊り」は当時の吉原で大人気で、この描写には史実に基づいた部分も多く含まれており、江戸時代の華やかな文化を伝える内容となっています。

 

雀踊り(すずめおどり)とは?由来と背景

雀踊り(すずめおどり)とは?由来と背景

江戸時代の吉原で踊られていた「雀踊り(すずめおどり)」は、遊郭で毎年行われたお祭り「俄(にわか)」の中で披露された人気の踊りです。「俄」とは、吉原で毎年旧暦8月に行われていた即興芸の祭りです。

同名の仙台の「すずめ踊り」とは別の踊りで、吉原独自の風俗から生まれたものです。

「雀踊り」は、吉原の冷やかし客を指す言葉「吉原雀」に由来します。「吉原雀」は、葦原に生息する鳥「よしきり」から転じたもので、格子越しに騒ぐ客たちを籠の中の雀に見立てた洒落が込められています。

「俄」など、吉原の年中行事の詳細は以下でまとめています。

「べらぼう」吉原の祭・行事とは?俄(にわか)玉菊燈籠(たまぎくどうろう)酉の市など
「べらぼう」吉原の祭・行事とは?俄(にわか)玉菊燈籠(たまぎくどうろう)酉の市などNHK大河ドラマ「べらぼう」江戸時代の吉原における代表的な年中行事を紹介します。...

 

「雀踊り」は、どんな踊りだった?

「べらぼう」のドラマ内でも描かれますが、「雀踊り」は鳥売りの夫婦に扮した男女が、鳥籠や扇子を使って雀のような動きをしながら踊ります。

ついばむような所作や羽ばたきを模した動きが特徴で、軽快で愛らしい雰囲気です。着物や小道具にも工夫があり、町人風の装いに編笠、天秤棒などで雰囲気を演出していました。

歌詞には廓での恋模様や遊女の境遇も込められ、洒落と風刺に富んだ内容になっています。

 

「雀踊り」は浮世絵や歌舞伎に描かれるほど人気

「雀踊り」は庶民にもわかりやすく、見て楽しい内容だったため、「俄」の目玉として大人気でした。

江戸中から訪れた人々は、この華やかな踊りと吉原の艶やかな風景を楽しみました。その魅力は浮世絵や歌舞伎などにも描かれ、多くの人々に愛され続けました。

喜多川歌麿の「当世踊子揃・吉原雀」

↑喜多川歌麿の「当世踊子揃・吉原雀」
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10569-541?locale=ja)

江戸後期の浮世絵師・喜多川歌麿による錦絵「当世踊子揃・吉原雀」では、扇子を手に踊る雀踊りの舞台姿が描かれています。衣装に小鳥の意匠が散りばめられている点にも注目​です。

歌麿のような人気絵師が題材にするほど、当時この踊りが広く知られ魅力的な踊りだったことがうかがえます。

 

まとめ

NHK大河ドラマ「べらぼう」、江戸時代の吉原で踊られた「雀踊り」は、毎年の祭り「俄」で披露された人気の踊りです。

庶民にも親しまれ、華やかな吉原文化を象徴する演目として、歌舞伎や浮世絵にも描かれました。

他にも「べらぼう」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。

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