2025年1月5日(日)スタートの第64作となるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」
「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎を演じるのは「横浜流星」さんです。そして、森下佳子さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。
“江戸の出版王”と呼ばれた「蔦屋重三郎」の波乱万丈の生涯を描く。人口100万を超えた江戸、貧しい家庭に生まれた蔦重は養子として育ち、貸本屋から書籍編集・出版業へと進出。
田沼意次の時代に「黄表紙」の大ヒットで文化の中心となり、喜多川歌麿や葛飾北斎など、後の巨匠たちを世に送り出す。笑いと涙、謎が交錯する物語を通じ、蔦重の自由と文化への情熱が時代を超えて描かれるエンターテインメントドラマ。
「べらぼう」では盲目の富豪・鳥山検校(とりやま・けんぎょう)が花魁・瀬川を身請けするエピソードが描かれます。
瀬川を身請した「鳥山検校」の史実、演じる「市原隼人(いちはら・はやと)」さんのプロフィールを紹介します。
※この記事の内容は、当サイトが運営する「YouTube」で解説しています。動画でご覧になりたい方は、以下をご視聴ください。
女郎・花魁の身請けとは?

江戸時代における「身請け」とは、遊女や芸娼妓の前借り金や借金を支払い、年季が明ける前に稼業を辞めさせることを指します。
遊郭を出る手段の一つであり、多くの場合、裕福な商人や武士などが遊女を身請けし、妻や妾とすることがありました。
身請けの成立には、遊女屋の許可に加え、場合によっては親元の同意も必要でした。また、非常に高額な費用がかかるため、誰でもできるわけではありません。
さらに、身請けされた女性のその後はさまざまで、幸せな生活を送る者もいれば、不遇な運命をたどる者もいました。
鳥山検校の史実とは?5代目瀬川を身請け

「鳥山検校(とりやま・けんぎょう)」は江戸時代に実在した盲目の大富豪で、当道座という盲人組織の最高位「検校(けんぎょう)」にまで上り詰めた人物です。
鳥山検校は主に「高利貸し(金融業)」を営み、莫大な財産を築きました。
当道座(とうどうざ)は中世から近世の日本において存在した、盲人(視覚障害者)による職能組織です。琵琶法師たちが自らの芸道を当道と称したのがはじまりとされます。
当道座は幕府から公認され、高利貸し業もその一部として認められていました。

鳥山検校の最も有名なエピソードは、1775年(安永4年)に吉原の名高い花魁である五代目・瀬川を身請けしたことです。この身請けには当時の金額で1,400両(現在の価値で約1億4,000万円相当)という破格の金額を支払い、江戸中の話題となりました。
しかし、鳥山検校は高利貸しにおける取り立ての厳しさや強欲ぶりが問題視され、1778年(安永7年)に幕府から全財産没収および江戸追放の処罰を受けます。
この処罰の理由については単に取り立ての厳しさだけでなく、当道座が持つ経済的・政治的影響力を幕府が警戒した可能性もあります。
その後の「5代目瀬川」は、「武士と結婚した」「大工と暮らした」など諸説ありますが、正確な後日談は伝わっていません。

「べらぼう」では小芝風花さんが演じる「5代目瀬川」の史実については、以下で詳細をまとめています。

「市原隼人」プロフィール、「鎌倉殿の13人」に続く大河ドラマ3作目
「『おいしい給食』は、いまできる自分の全てです」
人気シリーズの劇場版第3弾「おいしい給食 Road to イカメシ」の主演を務める市原隼人さんにインタビューしました。https://t.co/qCRXtIz5a6https://t.co/ZmCakkbsSp#市原隼人 #おいしい給食 pic.twitter.com/psQgHogGFI
— amakara.jp (@amakara_jp) May 22, 2024
盲目の大富豪・鳥山検校を演じるのは「市原隼人(いちはらはやと)」さんです。プロフィールは以下の通りです。
生年月日 | 1987年2月6日 |
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出身 | 神奈川県 |
映画「リリィ・シュシュのすべて(2001年)」の主演として俳優デビュー。2003年「偶然にも最悪な少年」で日本アカデミー賞新人賞受賞。主なテレビ出演作に「ウォーターボーイズ2」「ROOKIES」など。
NHK大河ドラマは「おんな城主 直虎」「鎌倉殿の13人」に続き、「べらぼう」が3作目の出演です。
「鎌倉殿の13人」では、筋骨隆々の御家人・八田知家を演じていたのが、記憶に新しいところです。

まとめ

NHK大河ドラマ「べらぼう」盲目の大富豪・鳥山検校を演じるのは「市原隼人」さんです。
5代目・瀬川を身請けした「鳥山検校」の史実、生涯を紹介しました。
他にも「べらぼう」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。


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