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「べらぼう」浮世絵師・北尾重政の生涯は?「橋本淳」が演じる

「べらぼう」浮世絵師・北尾重政の生涯は?「橋本淳」が演じる

2025年1月5日(日)スタートの第64作となるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」

「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎を演じるのは「横浜流星」さんです。そして、森下佳子さんが脚本を担当、あらすじは以下の通りです。

江戸の出版王と称された「蔦屋重三郎」の波乱万丈の生涯を描く。人口100万を超えた江戸、貧しい家庭に生まれた蔦重は養子として育ち、貸本屋から書籍編集・出版業へと進出。

田沼意次の時代に「黄表紙本」の大ヒットで文化の中心となり、喜多川歌麿や葛飾北斎ら後の巨匠たちを世に送り出す。笑いと涙、謎が交錯する物語を通じ、蔦重の自由と文化への情熱が時代を超えて描かれるエンターテインメントドラマ。

 

「北尾重政(きたお・しげまさ)」は、江戸時代中期から活躍した浮世絵師です。「べらぼう」では、北尾重政を俳優「橋本淳(はしもと・あつし)」さんが演じます。

北尾重政の史実、演じる「橋本淳」さんのプロフィールを紹介します。

 

浮世絵師「北尾重政(きたお・しげまさ)」の史実・生涯とは?

「青楼美人合姿鏡」安永5年(1776)北尾重政/勝川春章

↑「青楼美人合姿鏡」安永5年(1776)北尾重政/勝川春章
出典:国書データベース(https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100406052/3?ln=ja)

「北尾重政(1739年~1820年)」は、江戸時代中期から後期に活躍した浮世絵師です。

「北尾重政」の本名は「北畠」で、鎌倉時代から続く大名家・北畠氏の末裔であるという説もあります。「北尾重政」の史実・生涯は以下の通りです。

「北尾重政(きたお・しげまさ)」は1739年(元文4年)、江戸の小伝馬町(現在の東京都中央区)で本屋を営む須原屋三郎兵衛の長男として生まれます。

幼少期から本に囲まれた環境で育ち、独学で絵の技術を習得。主に絵本や黄表紙の挿絵を中心に活動。錦絵(多色刷り木版画)も制作しましたが、一枚絵の浮世絵よりも挿絵や絵本の分野で多くの作品を残します。

黄表紙の挿絵は100点以上を書いたとされ、俳諧や書道にも秀でた多才な文化人でした。代表作に「青楼美人合姿鏡(せいろうびじんあわせすがたかがみ)」や「芸者と箱屋」など。北尾派を創始し、鍬形蕙斎(北尾政美)や山東京伝(北尾政演)など優れた弟子を育てました。

82歳で亡くなりましたが、その画業と指導は後世の浮世絵文化に大きな影響を与えました。

 

大河ドラマ「べらぼう」では、北尾重政は俳優「橋本淳」が演じる

大河ドラマ「べらぼう」では、北尾重政を俳優「橋本淳」さんが演じます。

第3話では、蔦屋重三郎(横浜流星)が初プロデュースした遊女評判記「一目千本」の挿絵を書いています。

蔦重が初出版、初プロデュースした「一目千本」の詳細については、以下でまとめています。

「べらぼう」入銀本「一目千本(ひとめせんぼん)」とは?蔦重の初出版
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その後、蔦重は1776年(安永5年)、浮世絵師・北尾重政と勝川春章(前野朋哉)の競作の、吉原の遊女を描いた錦絵本「青楼美人合姿鏡」を出版します。

 

「北尾重政」の弟子、北尾派とは?

「北尾重政」の弟子、北尾派とは?

北尾重政は、北尾派の創始者として知られ、多くの優れた弟子を育てました。

北尾派は江戸時代の浮世絵師・北尾重政を祖とする一派で、民衆の生活や時代の風俗を生き生きと描写。錦絵技法(多色刷りの木版画)を活用し、風景画、美人画、役者絵など幅広い作品を制作しました。

北尾重政の代表的な門下生、弟子には以下のような人物がいます。

 

北尾政演(山東京伝)

北尾政演(山東京伝)は、浮世絵師としてだけでなく、戯作者としても名を馳せました。

「べらぼう」では、俳優「古川雄大」さんが演じます。

 

北尾政美(鍬形蕙斎)

北尾政美(鍬形蕙斎)は江戸後期を代表する絵師であり、後に津山藩のお抱え絵師として活躍しました。

 

窪俊満(くぼ・しゅんまん)

窪俊満は、肉筆画(手描きの浮世絵作品)の名手として知られ、高い評価を得ました。

これらの弟子たちはそれぞれの分野で活躍し、北尾派の名を広めていきました。

 

北尾重政を演じる「橋本淳」プロフィール


「北尾重政」を演じるのは、俳優「橋本淳(はしもと・あつし)」さんです。プロフィールは以下の通りです。

生年月日 1987年1月14日
出身 東京都
特技 殺陣、サッカー、水泳、阿波踊り
趣味 弓道、カメラ、読書、映画鑑賞、スポーツ

2004年、ドラマ「WATER BOYS2」でデビュー、2005年の「魔法戦隊マジレンジャー」で初演を務める。

主な出演作には映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」など。ドラマや映画だけでなく多くの舞台にも出演し、幅広いジャンルで活躍。

NHK朝ドラは「ちりとてちん」「エール」、大河ドラマは「軍師官兵衛」に続く、「べらぼう」が2作目の出演になります。

 

まとめ

NHK大河ドラマ「べらぼう」、江戸時代中期から活躍した浮世絵師・北尾重政は俳優「橋本淳」さんが演じます。

「べらぼう」第3話、北尾重政は蔦重が初プロデュースした遊女評判記「一目千本」の挿絵を書いています。

他にも「べらぼう」のキャスト・登場人物・スタッフ一覧は、以下をチェックしてください。

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